2008年6月30日月曜日

消えたドイツ人

職場のドイツ人が何人が消えてる。私のグループのドイツ人はセミナーの予習?があるとか。隣のグループの若者は出先から遅れて出社とか。でも、私は知っている、みんな夜中にEURO見てたのだ。

ここ一週間、ドイツは盛り上がっていた。日本にいるドイツ人もしかり、でも彼らは盛り上がっていても沈着冷静に見える。ドイツ語というのはたいしたこと言ってないのに、あの言葉のヒビキ、あたかもアカデミックな戦略でも語っているように錯覚してしまう。例えば”哲学的”な表現を一つ。

”Der Schiedsrichter hat Tomaten auf den Augen.”
(デア シーズリヒター ハット トマテン アウフ デン アウゲン)

直訳: 審判は目の上にトマトを載せている。
意味: あの審判は見えてない。

ん~、昔日本にも野菜系の例えがあったなぁ、”あいつの頭はピーマンだ”っていうの・・・。
さて、ドイツ一お堅い新聞でさえ、週末には”後、たった3日!!”なんて一面に写真入りの記事。国民一丸となって期待していたんだろう。ああ、それなのに・・・。会社のドイツ人の皆さん、消えたのは許す、だからお願い、八つ当たりしないで欲しいのだ。それともショックで今日は休暇かな。

2008年6月28日土曜日

オットのこだわり

ケータイにこだわりを見せたオット。実はかなり広範囲にわたってこだわりがある。

金曜日、先に帰宅しているオットに駅から電話を入れたとき。
私「トイレットペーパー切れそうだったよね。」
オ「XX(指定銘柄)を買ってきてください。あ、OO(指定商店)にしか売ってないからね。」
私「遠いからヤです。何でもいいでしょ、次に好きなの自分で買ってくれば?」
オ「じゃ、あと1ロールあるから、XX以外は買わないで~。あした自分で買いに行くから。」
私「でも、何かあって沢山使っちゃったらどうするの?オシリ拭けなくなっちゃうでしょ?困るでしょ?何でもいいよね!」
オ「え、えっ~、だめだ、XXじゃないと拭いた気がしな~い。」

・・・・、今までわたしがテキトーに調達してきたのが気に入らなかったのだなぁ。そういわれてみれば最近もっぱらオットが買ってたなぁ。・・・と思いつつ、とぼとぼと家路とは反対方向にトイレットペーパーを求めて歩いて行く私であった。

2008年6月27日金曜日

ケータイ

共稼ぎ家族の連絡用以外に、携帯をあんまり利用していない私。家に帰ったらかばんに入れっぱなし、週末は家族と一緒にいるから携帯を持って歩く必要もなく、月曜日に電話やらメールがあったことに気が付いたりしてる。といっても、携帯のメール、一週間に2,3回来れば多いほうなんだけどね。オットはもっとすごくて、普段は電源を入れていない。これは正直困る、何度もお願いしたけれどバッテリーがもったいないとか言って改善の余地なし。自分が電話する時だけ電源を入れる。メールも使わない。興味もない。なんで持っているかっていうと、・・・何でだろう。

ところが、突然ソフトバンクヘ行こうという。どうやらiPhone が欲しいらしい。電話もしないし、iPodも持ってるし、なんでこの期に及んでこの携帯が欲しいのか。返事は「カッコいいから」。これで携帯の電源入れてくれるようになるといいのだけれど。それより7月11日に手に入るのか?Wii版スマッシュブラザーズの時みたいに、また大騒ぎしちゃうのかしら。

2008年6月25日水曜日

JUNO

映画オフィシャルサイトは題名をクリック

フ~ム、ここまで徹底的に普通の会話を賢くピンポンさせるのか・・、まさに脚本の勝利!
人生哲学はお金や年齢や学歴では語れない。そこらに転がっているものを一つ一つ拾い上げて、それを洞察する力なのだな、と。それを自然体で見事に演じたエレン・ペイジに拍手。
実は主役に隠れて、ジェニファー・ガーナーがとてもよいのだ。

2008年6月24日火曜日

エアコン洗浄

先々週の金曜日、超暑がりのオットが今年初エアコンを”ピッ”した(私はその場にいなかった)。さわやかな冷風で至福の時を過ごそうと思ったのに、”目が痛くなるほどかび臭かった”、そうだ(いなくてよかった)。オットは普段から大げさなので話半分にしても、そろそろ洗浄しなくちゃなぁ、とは思っていた。それに、夏の暑いのはがまんできるけど、暑いと沸点が下がりちょっとしたことで青い火花が飛ぶオット。それを見ているほうがよっぽど暑苦しい。

まずメーカーに電話すると、ナ、ナ、なんと壁掛け一台よんまんえんもするという。「お高いですけどね、部品を一つ一つ全部外して奥の奥まで洗浄するので、よくあるクリーニングサービスとは違うんですよ。あれはね、表をチョコチョコって感じですからね。」・・・そう説明されると”チョコチョコ”に1万何がしを払うのもなんだかなぁ、と思えてくる。

しかし、調べれば調べるほど、どれもこれも大差ないような・・。面倒くさくなってしまい、結局クリーニングに関しては、一番妖しげなヤXダ電気にネット特別価格で申し込んでしまった。新規参入だし、想像だけどどこかの業者さんに外注しているだろうから、ヤXダの名前に傷がつくような人には頼まないだろうし、と一応シロウトなりに考えてみたのだけど(ウダウダ)。

そしたら結構早くヤXダ電気から予約確認の電話、しかも時間の融通利かせてくれて3日後に作業員が2人で洗浄に来てくれる。所要時間は一時間半、オヨヨ~~~!目も覆いたくなる程ばっちかった、ほんとに。そして翌日、またヤXダ電気から電話。今度は作業員の態度とかエアコンの調子を聞いてきた。あまり期待していなかっただけに、なかなかのサービスで今回は良い選択だったかな。それに、この夏の家内平和も一応保たれたし。ほっ。

2008年6月23日月曜日

家定様

昨日の”篤姫”。家定様が大奥の廊下をたったったっと歩いて篤姫の元に向かうところ、私、盛り上がった。パタンと寝返りを打つ家定様にも照れたが、その手に触れようとする篤姫の手の動きにも照れた。あおいちゃんの手の美しいこと。どのシーンでも今を咲き誇る花ように美しいお姫様なのだ。こういうプラトニックといいますか、奥ゆかしい恋心にはぶら~ん、ぶら~んと揺さぶられるものがある。

大久保さん、”鬼”になるのか。お母上「金棒になります。」と言うのかと思った。ネプリーグのファイブボンバーでいつも爆弾爆発の原田泰造君、こんなに芸達者だったとは・・・。見直した。

2008年6月21日土曜日

鹿男 あおによし、歌もよし

なんとワカが学校の音楽会で鹿男のエンディングを演奏することになった。本人は張り切っているので、水を差すわけにもいかなかったが、実を言うとあの名曲がまったく別の曲になりそうでコワイ。
ワカはやる気マンマンで目指す楽器をゲットすべく、わざわざ学校で楽譜のコピーをもらい、オーディション???目指して、家で練習するっていう。CD買う前にとりあえずYOUTUBEでさがしていたら・・・。

すごいもの、見つけた。 
おたさん、ありがとう。

2008年6月20日金曜日

徳一の恋 (ただし猫版)

(タイトルをクリックしてくださいね。)

私もぜひお願いしたい。いくらでも払います。
それにしてもこのワンちゃん、息してるのか?まさか、蘇生マッサージじゃ・・・。

2008年6月18日水曜日

ブロークン・フラワーズ

劇場へ行けず、やっとDVDで。

例のごとくつまんな~いお顔がすっかり定着してしまった感のビル・マーレイ。”グランド・ホッグ・デイ”とか”クイック・チェンジ”などが好きだったのだけど、あの頃はもちっと表情があったような気がする。とはいえ、あの動かない顔でいろいろな感情を表現できるところがすごい。

あらすじは、主人公のドン(ビル・マーレイ)が、元ガールフレンドらしき人からピンクの封筒と便箋にタイプライターで書かれた手紙を受け取る。彼との間に19歳になる息子がいると書いてあるが、差出人の名前がない。これといって行動を起こすわけでもなく煮え切らない彼に、友人が昔の4人のガールフレンドの居場所を探し当て、彼女らを訪ねることを勧める。乗り気ではないがピンク色とタイプライターを手がかりに、手土産の花束を持ち元ガールフレンド達を訪ねる旅に出る。

ジム・ジャームッシュのロードムービー・乗り物がちょっいと豪華版(”ストレンジャー~”よりもね)。面白い音楽をバックに私達はドンと一緒に自動車に乗り、飛行機に乗り、ガールフレンドをたずねる旅に出る。いい感じ。ガールフレンド達は彼と別れてからそれぞれの人生を歩み、それはどこか微妙に”壊れている”ように見える。ところどころにピンク色の物が現れ、彼の意識に念を押していく。しかし、ブロークンなのは彼女達ではなさそうだ・・・。シャロン・ストーンとか、ティルダ・スィントンとか気になる女性が登場する中、アニマル・コミュニケーターという不思議な職業に就いたカルメン役のジェシカ・ラングはトシを召されたけれどもとても魅力的。

そして、やっぱり、ジム・ジャームッシュは映画オタクだ、と思った。

2008年6月17日火曜日

テニス

ワカ、近所のテニススクールに通い始めて約1年。コツもつかめてここのところ楽しいらしい。
「昨日の練習どうだった。」
「うん、楽しかったよ。・・・だけどね、相手の子がヘタで困っちゃったんだよ。」
「(おっ、エラソ~!)ラリーにならないの?」
「そうなんだよ、バシッって打ってくるから打ち返せないんだよね。」
「(それってもしかして・・・・?)・・・。」
「あれじゃ、先生も打ち返せないと思うよ。」
「ボールがOUTになっちゃうわけ?」
「っていうか、バーンってうってくるだけじゃなくって、すぐネットまで近づいてきてポンって。」
「・・・。」

そういうのを”上手”というのではないだろうか・・・。

2008年6月15日日曜日

覚えられない

ワカはハリソン・フォードとリチャード・ギアがごっちゃになっていたが、私にもそういうことが、ある。なぜか記憶の回路に入らない顔がある。好きキライではないことは確か、覚えられない顔のパターンがあるわけでもないようだ。

例えば、パフィーのアミとユミがどっちがどっちかどうしても覚えられない。SMAPの吾郎ちゃんが変装すると誰だかわからない(他の4人ではないと思うので多分吾郎ちゃんと思ったが、もしかしたらゲストかもしれない。)。美人なのにナオミ・ワッツの顔が覚えられない。”花より男子”の4人のうち1人も覚えられない。加齢が理由ということでもない、と思う。なぜならピチピチの時もこういうことがあったのだ。今は大丈夫だけれど、十朱 幸代さんと丘みつこさん、ボブ・ホスキンズとダニー・デビードの区別がつかなかったり、”炎のランナー”のランナー達が覚えられなかったり(2回目にどうにか分かった)。

この方々とはお付き合いがあるわけではないので日常生活に支障はないが、たとえば学校の教頭先生とか、ワカの友達のご父兄とか、隣のご主人とか、やっぱりちゃんとインプットしておかなければ、とっても失礼になるとは思っているものの・・・。ああ、だめだ。近眼のセイにして逃げていられるのもはじめのうちだけ、と反省。

2008年6月14日土曜日

インディー・ジョーンズ 

あー面白かった。やっぱりスピルバーグという人は一味違う。個人的には彼の撮った”問題作”といわれるものは進んで見る気がしない。でも”娯楽作品”は別。他の追随を許さないと思う。カーチェイスだとか、殴り合いだとか他愛もないアクションを、次から次へと遠くから近くから上から下からと迫力満点でつなげていく。次から次へとアイディアが泉のように湧着あがってくるのだろう。例のごとく、どう考えてもありえませんのシーンもますます健在。それを期待しているのは私だけではないだろう。

それからなくてはならないジョン・ウィリアムスのテーマ曲。あちこちでもう結構、というほど聞いているが、映画の中であの前奏が「タン タタタン、タン タタタン、、、、」と始まるとワクワクしてくる。この曲あってこそのインディー・ジョーンズだし、インディー・ジョーンズがいてこその曲。名曲だわ・・・。

さて、ワカは我々以上に楽しんだようだ。劇場から出る時も電車に乗っているときも、「面白かった」の連発。あれこれお気に入りのシーンを思い出してはニヤニヤしている。しかし、大きな勘違いが。
「ねえねえ、あの主役の人、Shall We Dance?の人でしょ?」
・・・間違えてる、役所広司と、もとい、リチャード・ギアと。年齢も顔も違うけれど、10歳から見たらみんな同じ顔に見えるのかもしれない。

前作から19年、待望のシリーズ4作目。19年前私はインディーのようにワイルドではないけれど、マイルドな放浪の旅に出ていたのでシリーズ3作目を見ていない。オットはこの3作目が一番好きだといっている。来週あたりDVDが到着する予定。楽しみ。素直に笑って楽しめる、是非大きな劇場で。

2008年6月13日金曜日

アラウンド40

腹筋運動を始めてからかれこれ3週間が過ぎた。なんと、続いている、しかも20回できるようになった。はじめは勢いにのっていたから、今頃は30回位できるようになっているはずだったのだけれど、疲れるのだ、このところ。でもがんばる。

で、今日は金曜日。なんとなく見始めて、結局皆勤で見ている”アラウンド40”。竹内まりあの日記風テーマソングもちゃんと歌える。いつまでもいい、竹内まりあ。

天海さんは何に出ても天海さんなんだけど、さっぱりしていてきれい。いい人なんだろう、きっと。そして相手役の藤木直人君、こちらもさっぱりタイプ。彼はカッコイイ、と友人に言ったら、「甘い」と一言。私の好みが甘いのか、それとも彼のマスクが甘いのか。ま、それ以上追求しなかったけどね。さえない人の役でぼよよ~んと台所に立つ筒井道隆君、この役はもう一押しってところだけれど、彼は良い。
それから、大場久美子さん。「私このごろプリンプリンちゃ~んと言われます。私のプリンは~・・・」というCMがまぶたに浮かんでくる。長い間この世界でがんばっているのだ、と感心。

来週は最終回、予告編をみるとパタパタパタと話がたたまれていきそうな雰囲気で楽しみ。もう3ヶ月たっちゃったのね。

2008年6月12日木曜日

ベンジャミン

18年ほど前に買ったベンジャミン、毎日声をかけたりして大切にしている。我が家の守り神である。買ってきた時すでに1.5メートルくらいあったから、樹齢は20年を越えていると思う。剪定するとなんだか痛そうなので、はさみを入れずに好き放題にさせたあげたら、枝も葉もボーボーに伸びて、アダムスファミリーの髪の毛のオバケみたくなってしまった。ワイルドでステキ。そして、今年初めて”実”がなった。驚いて調べてみると、これは「隠頭花序」と言い正確には”花”らしい。その実の中で花が咲いているそうだ。

今年も青葉かプチプチと沢山目を出してとっても元気なんだけど、心配事が一つ。”実(花)”は成熟した時と、老齢に達した時または環境悪化で生命の危険を感じた時に子孫を残すために付けるらしい。要するに後者は声無き訴え、断末魔の叫び、って言うことか?実は買ってきてから植替えを一度もやっていない。結構大きくなっているので植替えも簡単ではなさそうだし、私がしたらかえって根を痛めそうでコワイ・・・。植木屋さんとか花屋さんって植替えとかやってくれるのかしら。6月の宿題なのだ。

2008年6月11日水曜日

未知の部族

(記事はタイトルをクリック)

未知の部族に現代人が驚くのと同時に、この人たちも航空機に驚いちゃったことと思う。(もしかしたら写真用のポーズ?「どうだ、かっこいいだろう」って)。私たちがネットで彼らの写真を見ている頃、彼らも洞窟に飛行物体を書きながら部族会議をしているかもしれない。

遠い将来、天然エネルギーが枯渇して、食料も底をつき、戦争やら何やらで文明社会が滅んじゃったとする。世界には文明とつながりのない部族が100ほど存在しているそうだけど、この人たちが人類の生き残りになるのだろうか。そしてまた文明が生まれ、洞窟の飛行物体の絵が発見される。それを見た未来の文明人は「昔、宇宙人が地球に来たのかもしれない・・・」なんて想像するのかも・・。手塚さんの”火の鳥”、思い出した。

2008年6月10日火曜日

ナルニア国物語 カスピアン王子の角笛

前作の子供たち4人がニョキニョキと大きくなって登場。”魔女とライオン”ではオリジナルの本に軍配上げた。今回は本を読んでないせいかも知れないけど、映画は楽しめた。オットには宗教的な教えが鼻についたようだけど、仏教国に無宗教で育った私、問題なし。かえってそういう前知識がなかったので、ナルニア=自然 VS テルマール=人間、と自分勝手に解釈して(いつもだけど)観賞していた。

さて、カスピアン王子の人気がうなぎ上りだそう。ベン・バーンズというイギリスの俳優。そういえば映画館には子供連れだけじゃなくって、若い女の子も沢山いた。ちょいと長めの額にかかる黒髪に黒い瞳のエキゾチックであってノーブルなお顔立ち、2008年の王子様はこの人でよいわ、賛成。

さて、”白い魔女”の吹き替えをした大地真央さん。NYでのプレミアに出席した模様がディズニーのサイトに出ていた。
”(前略)薄紫色のウンガロのロングドレスに、ドレスと同系色のブルガリのアクセサリーをつけた大地さんがレッドカーペットに現れると、その凛とした美しさに海外マ スコミのカメラの放列から一斉にフラッシュが浴びせられました。中には、「皇室の方ですか?」と海外のテレビメディアから質問されるなど、出演者に負けず 劣らずの注目を集めていました。”
・・・・なんと返事したのかなぁ。

2008年6月9日月曜日

胸が張り裂けるほどの悲しい出来事が起きる。

私は子供に伝えたい。それでも、人生は素晴らしくて、楽しいもの。つまらなくなったり、絶望したりしてもまたいつか幸せがやってくる。でも、魔法のような幸せが天から降ってくることは普通はないの。君達が夢描いている希望の未来は人間である限り、寝て、起きて、働いて、食べての繰り返し。

幸せって何?暖かいお布団があったり、家族の笑顔があったり、美味しいご飯が食べられたり、そんな当たり前のことなの。簡単に思えるかもしれないけれど、それは毎日の積み重なる努力の上に成り立っていて、実はどんな人も結構がけっぷちを歩いている。だから、そういう生活は平凡ではなくて、有難いということ。誰にも頼らず、誰も傷つけない、雑草のような人になってね。自分の力で幸せを見つけられるまで、お父さんもお母さんも君を支えていくから。

心からご冥福をお祈りします。

2008年6月6日金曜日

オバマ氏ゆかりの地 沸く

6月5日(日経 夕刊)

<前略>・・・、オバマ氏と同じ読みの福井県小浜市では、村上利夫市長が「市民の支援の気持ちが通じたのではないかと喜んでいる。これからも同じ「オバマ」の縁を大事に健闘を祈ります。」とのコメントを発表。市民団体では、女性フラダンスチーム「おばまガールズ」が六日から、(オバマ氏の)出身地ハワイを訪問し地元のイベントに参加。「オバマ候補を勝手に応援する会」も八月下旬に訪米する予定だ。

ちなみにゆかりの地とは出生地のハワイ、少年時代を過ごしたインドネシア、ここまでは分かる。ここに小浜市が入るのはよく考えると強引だとおもう。でも、ウケた。「おばまガールズ」もすごい。本場ハワイまで行ってしまうのか・・。「”勝手に”応援する会」は、自分たちの立場をわきまえた命名に好感が持てる。 しかし、アメリカに行って一体何をするのか、興味ある。くれぐれも間違って共和党の陣地に「OBAMA」Tシャツ着て降り立たないようにね。

天国の青い蝶

ウィリアム・ハート主演 (2004年カナダ/イギリス)。
脳腫瘍をわずらって余命いくばくもない10歳の少年が、赤の他人の憧れの昆虫学者に幻の蝶”ブルーモルフォー”を見に連れて行ってくれと頼み込み、お母さんと3人でジャングルに向かう。題名に”天国の”って付いているから涙のエンディングになるかと思いきや、ドラマティックに騒がないミラクルな結末になっている。実際にあったことというから、事実は小説より奇なり。

植物、ムシ、鳥、ワニ、カエル、サル、ナマケモノ、アリクイなどなど、が生き生きと美しい。ブルーモルフォーだけはうそっぽいのだが。動画動物図鑑のような映画。ムシさん大好きにはたまらないだろうなあ。人の意志や優しさみたいなものが前面に出ず、自然に生かされている人間がさらリと描かれていることが心地よい。

2008年6月4日水曜日

“逃避行”のペリカン戻る 鳥羽水族館に1カ月ぶり

中日新聞 6月3日

行方不明になっていた鳥羽水族館のコシベニペリカンの「ピー」が約一ヶ月ぶりに戻り2日、恒例のお散歩ショーに出演した。同館に3羽いるコシベニペリカンの名はピー、ター、パン。ピーの逃避行で飼育担当者は、トリオ存続をあきらめかけていただけに、やや汚れて黄ばんでいるものの「野性味を帯びた」雄姿目を細めていた。

(名前の付け方がいい。)

 ピーが逃げ出したのは4月28日の閉館後。1・5メートルほどの柵に上っているのを担当者が発見、餌で降りるよう誘導したがそのまま飛んで逃げた。もと もと羽の一部を切ってあり飼育エリアの天井部分は何も覆われておらず総出で周辺の海などを捜索したが見つからなかった。

(実はペリカン君羽を切られたから飛ばなかったのではなくて、ほんとは飛べるけど飛ばないだけだったのだ。水族館の職員さんがみんなで「ピーちゃ~~ん!」と大声で探す姿が目に浮かぶ。)

 
その後、目撃情報はあっても捕獲できずにいたが、1日「(同市堅神町付近の)池の浦にペリカンがいる」との通報で出動。岩場にウに交じって留まっているのを発見した。捕物劇は数時間に及んだが、羽も切られていて長く飛べず、海上で取り押さえられた。

(うに混じっていたのか・・・、さすが伊賀上野の三重県だ。しかし海上でって・・。船で追っかけたのか?)

 浅野四郎副館長は「漁師によると1週間ほど前から、池の浦に姿を見せ、干潮時に藻場で何かをつまんでいたようだ。薄汚れたものの元気そうで安心した」と話す。
 ターとパン、ほかの種のペリカン5羽とともに出演したショーでは、疲れも考慮され3往復するところを1往復で免除された。食欲も旺盛で、飼育担当者は「目が鋭くなった」「たくましくなった」と安堵(あんど)している。(遠藤健司) 


(疲れてるのかなぁ、まあ、休暇明けの出勤って言うのは辛いからね。目が鋭くなったって言う表現が飼育担当者らしい。遠藤さんこれからも宜しく。)

ワカが泣く時

昨年の6年生受験率90%の公立小学校、当然みんな放課後は進学塾に行っている。勉強することは良いことだと思うが、我が家は進学塾には通わせない、と決めた。

でも勉強の習慣づけと読み書きそろばんは必要ということで、小学校3年生からKUXXNを始めた。速く正確にということなのだが、時間を測ったことはない。継続は力なり、で細々と続けている。一見つまらなそうに見える算数、お経のような計算の羅列と思いきや、大変よく計算された並び方をしている。で、計算もクライマックスを迎えると、ちょうど良い頃合に文章問題が出てくる。さてこれがワカを悩ませる。

初めての問題には1人でも出来るように、とっても親切なヒントが付いている。そのヒントで手順はわかっても、完全に理解して文章を数字に変換するのはワカには難しい。教えてもらっても分かった気がして終わりになるのが子供、クチを出さずほっておく。・・・・すると泣くのだ、分からない、と。助け舟を出すとどうにか解ける。でも「なんとなく」解けたってフウなので、どうしてそうなったのか説明を求めてみる。適切な説明の言葉が口から出ないぃぃ・・・、そして、また泣く。説明を求めただけなのに、これではいじめているようではないか・・。

友達とケンカしても、親にこっぴどくしかられても、かけっこで負けても泣かないワカが、算数を目の前に涙。それだけに、やっと解けたときのあの解放感と満足が入り混じった笑顔はいい。算数から数学、もっとすごいのよ、学問に王道はないのだよ、ワカ、人に頼らず微分のことは積分でしよう(あ、凍りつきましたか?)。

2008年6月2日月曜日

太陽を盗んだ男

1979年のジュリー主演の映画。(詳細やストーリーはタイトルをクリック)
懐かしい70年代終わりの東京の風景。当時はイカしていただろうけど今はイケてないセリフの連発。でも分かる、これがあの時代だったのだ。

新宿の高層ビルの壁を押さえるジュリー。DJ役の池上季実子にこうしていないとビルが倒れてくる、みたいなことを言うと、季実子さんも一緒に壁を押さえる。壁押さえで意気投合したのか、あちこちデートしたあと、二人は突然木場の材木置き場で、水に浮かんだ丸太の上を歩いている。丸太の上は危ないので(かどうか分からないが)桟橋に移ったふたり。いきなり噛んでいたガムをペッと吐き出すと季実子さんの唇を奪うジュリー、ガムが甘いわ、と季実子さん、今度はジュリーに自らクチヅケ。あのガム結構長い間噛んでようだけど。すると何を思ったかジュリーは季実子さんを抱き上げ、木場の海に放り込んだ。よく分からない。季実子さんはそれでも投げ込まれる間際に、放射能で汚染されて抜けやすくなっていたジュリーの髪を掴み抜いたようだ。後日銃撃に巻き込まれ死の間際、その髪の毛が36本あったとジュリーに報告する。シュールだ。

70年代を彷彿とさせるのが”トラック野郎”の菅原文太さん。ジュリーを追っかける刑事役。なんだか別の意味でコワイ。この刑事さんが出てくると、刑事ものTV番組にしか見えなくて正直引いてしまった。彼がパトカー引き連れてジュリーを追いかけるシーンはまるで西武警察。ジュリーとの最終決戦でのドンパチ打たれまくっている文太さんは”ケープフィアー”のロバート・デ・ニーロはたまた”ミザリー”のキャシーベイツのようにタフ。このシーンはほとんど”太陽にほえろ”(もっとコワイ版だけど)。映画に必要だったのかなぁ。ま、このごちゃ混ぜ感も含めての作品なのかも。

突っ込みどころ満載なんだけど、何かそれだけではない時代のノスタルジーのようなものを大いに感じる一本であった。