ウィリアム・ハート主演 (2004年カナダ/イギリス)。
脳腫瘍をわずらって余命いくばくもない10歳の少年が、赤の他人の憧れの昆虫学者に幻の蝶”ブルーモルフォー”を見に連れて行ってくれと頼み込み、お母さんと3人でジャングルに向かう。題名に”天国の”って付いているから涙のエンディングになるかと思いきや、ドラマティックに騒がないミラクルな結末になっている。実際にあったことというから、事実は小説より奇なり。
植物、ムシ、鳥、ワニ、カエル、サル、ナマケモノ、アリクイなどなど、が生き生きと美しい。ブルーモルフォーだけはうそっぽいのだが。動画動物図鑑のような映画。ムシさん大好きにはたまらないだろうなあ。人の意志や優しさみたいなものが前面に出ず、自然に生かされている人間がさらリと描かれていることが心地よい。
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