2010年5月31日月曜日

いいまつがい

ワカ 「お向かいのワンちゃん、フリーターからもらったんだって!」
私 「????」

どうやら全部濁点が抜けているようだ。

2010年5月27日木曜日

セキセイインコもかわいい

インコのおしゃべりにはハマる。大声で笑いながら見たいけれど、自分の声で小さな囁きを聞き逃してしまうので、一回目は奥歯で笑いを噛み殺し二回目から大声で笑おう。

童謡が上手なおしゃべりインコ ピーちゃん

昔話が上手なセキセイインコ「ピノコ」のおしゃべり

2010年5月25日火曜日

小学生のじゃんけん

午後3時過ぎの地下鉄。大手町から小学生が2人乗ってきた。車内は空いていたけれどスーツ姿の大人ばかり、私立の制服を着た子どもは見かけても、私服にランドセルは珍しい。しかもぴちぴちに元気な様子は結構目立つ。

小学生は2人でじゃんけんを始めた。4、5回もするとつまらなくなったらしく、「あっち向いてホイ」を追加。このあまりにもシンプルなゲームに周りの大人の目が集まる。最初は「あっち向いて、ほ~~~~い」と、”ほ”を伸ばしている間に指先をあっちこっち動かして、相手の子はそれに合わせて頭をあっちこっち向ける低速バージョン。ゆっくりやると先を読まれてしまうとわかると、次は高速バージョン。「あっちほい、あっちほい、あっちほい」と指先を高速で上下右左めちゃくちゃに振り回す。相手の子は指なんぞゼンゼン見ずに頭をぶんぶん振っている。

さすがにアホらしくなったのか、高速バージョンは早々に終了。しかし、じゃんけんは続く。次は勝った方が負けたほうから何かもらう、という取り決めをしたようだ。はじめはかぶっていた帽子。手はじゃんけんで急がしいのでもらった子はぼうしを二つかぶる。次はポケットからハンカチを取り出す。ひとりは”パー”しか出さず、もうひとりは”グー”しか出さないので、パーの小学生にどんどんモノが集まる。小物が尽きたらしく、ついに大物ランドセルを渡す。この辺りから”パー”専門の小学生は勝っているけれど、重たい思いをしているのは自分だ、ということにやっと気づく。”チョキ”に作戦変更。相手の子は相変わらずグーを出し続けている。

私はそこで電車を降りたけど、なんだか面白かった。

2010年5月23日日曜日

ローラーガールズ・ダイアリー

ドリュー・バリモアの監督デビュー作。
17歳の女子高校生ブリス(エレン・ペイジ)は、テキサスの田舎町ボディーンで生まれ育った。母親ブルック(マーシャ・ゲイ・ハーデ ン)はかつて自分が出場したミス・ブルーボンネット大会で優勝する夢を娘に託して、それが女の子の幸せと思いこんでいる。そんな生活になんとなく退屈なブリスは親友パシュ(アリア・ショウカット)と、ボディーンよりは都会のオースティンにローラーゲームを見に行き、すっかりハマってしまう。

家族にはもちろん内緒、22歳と年齢を偽り、目下”勝ち知らず”のチーム”スカウツ”のオーディションに参加する。ルールも知らないけれど、俊足がコーチの目にとまり入団。学校、ダイナーでのウェイトレスの バイト、ローラーゲームの練習と大忙しの青春が始まる。内気だったブリスは”ベイブ・ルースレス(非情)”というシコ名(?)ももらいどんどんたくましくなっていく。強豪チーム”ホリー・ローラーズ”のアイアン・メイビン(ジュリエット・ルイ ス)にガンつけられても負けない、ミュージシャンのオリヴァー(ランドン・ピッグ)とデートもする。しかし、内緒にしていた家族にローラーゲームのことがバレたころから、学校も友達も恋も全てが暗転・・・。

・・・映画見ながらこっから先どうなるのかな?とわくわくしたので、これから見る人のためにあらすじはここでおしまい。17歳は自分が何を考えているのか、どうしたいのか、もやもやしている。
「青春時代が~、ゆ~め~なんて~、
あとから~、ほのぼの~、おもう~もの~」
悩みや不満はあるけれど将来は明るく輝いている。怖いもの知らずだから、親がなくても生きていける気もする。バスで隣町に行くとき自分の住む田舎町を、車窓から一歩離れてみる彼女の目線が面白い。でも傍観しているだけではなく、その中に潔く突っ込んでいく若さがすがすがしい。何かに熱中できること、自分の大好きな空間を作ることにおいては、つまるところ17歳でも47歳でも結局おんなじ。美人コンテストでもローラーゲームでも 車の中でのフットボール観戦でもなんでもいい。

タイトルロールからドリュー・バリモアが、とってもこの映画を大切に思っている気持がズンズン伝わってきた。俗っぽくって平凡なテーマが重すぎず軽すぎず、深さもそこそこなところがいい。彼女が早くから監督という仕事を始めてくれたこと、これはわたしたちにとって大変ラッキーなことだと思う。映画で「体当たりの演技」って表現があるけれど、女優、監督自らもみんなまさに「体当たりの演技」。ますますドリュー・バリモアのファンになった。

2010年5月21日金曜日

ゲゲゲの女房

篤姫様御養育係の2人を前に、何人の人が朝から泣かされたことだろう。私もその一人、正確に言うと化粧が終わったあとだったので、グググっと涙を下まつ毛の縁で我慢。そしたらハナミズが出てきた・・・(やっぱりつながってるんだ)。

私の伯父が戦争中にジフテリアで5歳で亡くなったことは、祖母や母から聞かされていた。子どものころにその話を聞いたときは、「伯父さんがいたんだな、会いたかったな」と思うくらい。でも自分の子が5歳になった時その話がふと頭をよぎり、とどれほどつらい経験だっただろうと考えると言葉も出なかった。ミチコさんともう亡くなった祖母が重なり、ますますボーボー。
子どもの心配でストレスがたまることも多々あるけれど、それも生きているからと朝からしょっぱい幸せを味わった。

2010年5月18日火曜日

マラーホフの贈り物

Aプログラム鑑賞。
マラーホフは現在ベルリン国立歌劇場バレエ団の芸術監督で、自らも現役ダンサーで振付もしている。ベルリン、シュトットガルト、ボリショイから最高のダンサーを連れてきてくれた。
第一部、第三部は全てがゆめの中にいるような舞台ばかり。

どれも素晴らしくて、たくさん言いたいことあるのだけれど、特に ”Jewels Diamonds Scene”のセミオノワの完ぺきな踊りには舌を巻く。マラーホフのエスコートが彼女の踊りを二倍も三倍も引き立てる。ルルべからアテール(つま先立ちからかかとを下ろす)だけでため息。タンジュの動きだけでもため息。足首からつま先はなにやら別の生き物のようだ。ため込んで、しなやかなで、床を包み込むような甲の動き、あんなタンジュができたらいいなぁ(来世で)。アダージオは本当に難しい。ただのポーズの繰り返しになるかその緩やかな動きにオーラを放つか否かは、振付や身体能力だけでなくダンサーの個性(性格や生き方)にかかってくる。

”Alexander the Great”には完全に参った。日本人ダンサーもかなりレベルが上がり素晴らしい技術を持った人もたくさんいる。しかし、こうなると何かが違う。おそらく精神的なものを肉体から解き放つときの表現方法が根本的に違っているのではないか。日本人が同じものを追いかけるならば、肉体的訓練以外になにか別の環境が必要なのではないかと考える。もっと息をのんだのが第2部の”Caravaggio”。こうなるとただ西洋人、というだけでもダメそう。

最後のマラーホフによる”瀕死の白鳥”は圧巻。考えてみれば何も白鳥は雌である必要もないわけで、雄の白鳥がいたってゼンゼン構わない。 マシュー・ボーンの”白鳥の湖”は記憶に新しいが、あのようなドラマチックな振り付けではなく、舞踏を思わせる静かな動き。40を超えたとは思えない鍛え抜かれた柔軟な筋肉と関節が、ひとりの人間を暗闇の中に大きく浮かび上がらせる。東京文化会館の大きな舞台が、半分くらいに感じるほど存在が大きく見える。頭の中で思い出してみると、ズームレンズで拡大したマラーホフの姿が頭に浮かぶ。2階からで結構遠かったにも関わらず、である。


東京バレエ団の男性ダンサーは難しいステップなどではなく、ジャンプの着地や走り方を是非是非見習ってほしい。

2010年5月16日日曜日

グリーン・ゾーン

ポール・グリーングラス監督。
イラク攻撃の原因といわれるWMD(大量破壊兵器)は、MET部隊の必死の捜索にもかかわらず見つからない。ロイ・ミラー(マット・デイモン)は国防総省の情報に不審を抱き始める。そして同じ疑念を抱いていたCIA調査官ブラウン(ブレンダン・グリーソン)と調査を始める。「グリーン・ゾーン」とは、かつて連合国暫定当局があったバクダッド市内10km²にわたる安全地帯のこと。期待通りの作品で★5つ。
 
マット・デイモンさまには、またまたシビレタ、目下ダントツで私のアイドル。 彼のヌーボーとした風貌は(ごめんなさい!)、アメリカ的な正義感をマイルドにし、風景にうまく溶け込み画面をドキュメンタリー風に見せる威力がある。言葉数が少なくまた反応が遅いように見えるのだが、危険な状況では本能的に速く行動する、そのギャップが見ていてたまらない。もしトム・クルーズだったら主人公が目立ちすぎ、シルベスター・スタローン(年取りすぎちゃってるけど)だったら単独行動が激しすぎ、ダニエル・グレイグ様だったら美女同伴になってしまいそうだ。この作品をいろんな意味での境界線をぎりぎりで上質に保っているのは、彼の持つ役割が大きい。

またカメラもすごい。夜のバクダッドはほとんど白黒映像、ポツポツと光る街灯や車のライトがぼんやりと闇を深緑色に染める。手持ちカメラがテンポを上げ、カットの多いカメラワークは心理的緊張感を高める。グリーングラス監督、本領発揮。 ”ボーン”シリーズのときのように誰がどうなっているかわからないけれど、デイモン様が強いことだけはわかるワ。

原作はワシントン・ポスト紙のジャーナリスト、ラジャフ・チャンドラセカランの『インペリアル・ライフ・イン・ザ・エメラルド・シティ』。アメ リカの一部の人にはには大変な反米映画に映るだろう(早々とアメリカに追随したどこかの国にとっても耳の痛い話であるはずである)。一方、アメリカ軍には正義感ある人間が動いてますよ!、CIAも頭と経験で動いてますよ!と忘れることなく描かれている。とはいっても軍は単独行動を肯定されてしまったら困ってしまうだろう。マイケル・ムーア監督は「この映画が作られたことが信じられない。愚かにもアクション映画として公開されてし まった。ハリウッドで作られたイラク戦争映画では最も まっとうである」とツィートしたそうだけど、アクション映画として公開するしかなかったかもしれない。いずれにせよ現在進行中でありながら、”アクション映画”としてでもこのような映画を作ることができる自由があることに少なからず驚いた。是非劇場へ。

2010年5月14日金曜日

オウムはかわいい

ルリインコや文鳥を買ったことがあるけれど、あんなにちっちゃな脳みそなのにいろいろとよくわかっている。遊ぶのも好きだし、マッサージされるとコックリと寝てしまったりとってもかわいい。

laughing parrotは何がおかしいんだか2羽のインコが郵便ポストで笑い転げる。でも顔の表情が変わるわけではないので福笑いのようだ。でもこれだけは言える、飼い主はイッツも朗らかに笑い転げている人なんだろう。その他の動画も見て是非福を呼び寄せてほしい。

スグロシロハラのルイ君、サンタさんが大嫌い。このルイ君の動画はどれを見ても本当にかわいい。たくさんあるからゆっくり見てね。

2010年5月12日水曜日

逃亡クジャク

千代署で保護されていたクジャクが逃げ出し、再び約40時間後に市内で捕獲された。
同署によると、クジャクはオスで体長約90センチ。誰かに飼われていたとみられる。6日午前、八千代市大和田新田の民家の敷地内にいたのを、住人が見つけ て同署に通報。署員がビニールシート(1)で覆うようにして捕まえた。クジャクは特に暴れる様子もなく(2)捕まり、同署で犬用のおり入れてえさを与えていた。とこ ろが8日午後、テレビ局の取材を受け(3)、おりを移動した際に逃げ出し、署員が追ったが、約50メートル先で見失った(4)。再び発見されたのは10日午前7時前。 最初に保護された現場から約4キロ東の民家から「畑にいる」(5)と同署に連絡があり、署員がビニールハウス内で羽休め(6)しているところを網で(7)捕まえた。この際に は、クジャクはバタバタと“抵抗”(8)したため、警察官が4人がかり(9)で取り押さえたという。同署は「大切な拾得物(10)なので、見失わないよう(11)にしたい」。 (朝日新聞)

この記事、久しぶりに大笑いさせてもらったワ。動物の逃亡記事はツボにはまる。
(1)これは花見のときに使うようなあの青いシートなのか?
(2)お縄ちょうだいします
(3)一瞬、クジャクがインタビューに答えている姿を想像
(4)具体的だけど現場検証みたく巻尺が出てきたのかなぁ
(5)クジャクと畑、合わない
(6)畑にいたんじゃ?羽休めって、あら素敵なサンルーム!って?
(7)わっかにして首にかけたのかなぁ、あ、縄じゃなくって網か・・
(8)ビニールシートをだせ!ビニールシート!と叫ぶ
(9)4人で迫られると人間でもつぶれてしまいそうだ
(10)せめて”迷子”ぐらい言ってくれないかな
(11)「逃がさないように」では?見失った時の無念さが伝わる(4)参照

で、持ち主らしき人が2人現れた。どちらかがニセモノなのではなく、お二人ともちゃんとクジャクを飼育されていて、他の一羽は茨城の警察で監禁中(?)だったらしい。 民家でクジャクを飼っていること自体驚くのに、同時に逃亡していたというのもびっくり。
因みに写真は逃走の後に保護されたときの雄姿。

2010年5月10日月曜日

仕事

GWが終わりワカは「学校に行きたくない」と言う。これは登校拒否とかそういうたぐいのものではなく、家でもっと好き勝手遊んでいたい、ということだそうだ。

私 「私だって、会社行かなきゃいけないし。ま、お互い頑張ろう。」
ワカ 「でも大人はいいよね。自分でやりたい仕事を見つけてそれをしにいくんだから、楽しいよね。」
私 「・・・・・。」

なんだかあまりにも純粋な意見に、何かになろうと思ってなった結果じゃないのよ、と言えなかった私。確かに大人も学校も、ナントカになりたいんだったら勉強しようとか、毎日練習しなくちゃだめだとか、そんなことを子どもには言う。マスメディアは夢を実現するための情報を流す。
でも働くために身につけることって、そういうスキルみたいなものだけではないのじゃないか。うまく言えないけれど”生きる力”がなきゃ、どうにもならないんじゃないかなぁ、と思う。石にかじりついても食べていく、とか、与えられた環境の中で楽しみや驚きを見つける才能とか。・・・などなど、とりとめもないことを考えながら、明日も”楽しく”会社に行こっと。

2010年5月9日日曜日

アリス・イン・ワンダーランド

物語はアリスが19歳になってから、と設定が変わっているけれど、登場人物、登場動物、登場品物はルイス・キャロル原作の世界がそのまま、且つディズニーのアニメの世界もそこかしこに息づいている。バートン監督はカルフォルニア芸術大学時代、ピクサーのジョン・ラセターとクラスメートだった。ラセターは今やディスニーではエライ人になっているので、何か作品への影響があったのかな?アニメの世界を踏襲しながらのCGと実写の融合は見事だ。実物をカバーするためにCGを使うのではなく、CGそのものが生きていて、それでいてアナログな部分を感じさせてくれる。ココが最近のSF映画 のCGと一線を画している。

ディズニーアニメとピクサーはどんなところにでてくるかというと、たとえば白の女王(アン・ハサウェイ)のぶりっこな手の動き、 これはもうシンデレラやオーロラ姫や白雪姫そのもの。チャシャ猫も色や毛並みは変わってるけどアニメの面影はそのまま。最後に出てくるジャバウォックはルイスキャロルの作った怪物だけど、戦いのシーンは”眠れる森の美女”を思い出す。 オットに言うと「え~?」って反応だったけど、バンダースナッチ(カイジュウ)は、”モンスターズ・インク”のサリーを思い出した。etc. etc...... あ、青虫は(ディズニーとピクサー関係ないけど)ちょっとETが入ってたかな?














そういえばWally Bの店長さんの話によると、7月公開の”トイストーリー3”には、”エドワード・シザーハンズ”に出てきたキャラクターが、ちらりと姿を現すそうだ。いいなぁ、こういうクリエイティブなつながりは。映画鑑賞の楽しみを2倍にも3倍にもしてくれる。

2010年5月6日木曜日

glee

今年のAmerican Idolには今一つ熱が入らず、目下の楽しみはFoxのglee。
チアーリーディングの顧問をしているスー、初めのころはただ意地悪い先生かと思っていたら回を追うごとに味わいが出てきて、今では彼女が出てくるのが楽しみ。

スーを演じるジェーン・リンチは1960年生まれ。TV出見る限りには顔の皺を引き延ばしているようには見えず、ヘレン・ミレン系のナチュラルな表情がいい。思いっきり意地悪で偏屈な顔をしても崩れ切らず、端正なところを保っている。それどころか第9話でダウン症の姉を見舞った時の笑顔はキラキラ輝いて、本当はこの人は大変な美人なのではないかと思わされた。180㎝以上あるらしいその体型で、野暮ったさと清潔感を出しながらのジャージの着こなしは絶妙。ほんの5秒ほどの出番でもしっかり笑わせてくれるセリフや身のこなし、ゴールデングローブ賞も頷ける。

さて、 gleeの顧問をしているシュー先生の奥さん、ず~っと偽装妊娠しっぱなし。私はこのエピソードがあんまし好きでない。それからクインの妊娠でフィンが父親だとだまされているのもちょっと・・・。「2人で温水プールに入っていたとき(!水着着用!)妊娠した」って。あの説明で自分が父親だと信じてしまったフィン、もしかしたら優しさから騙されてるふりをしてるのかと思ったら、本当に騙されているようだ。

このドラマのいいところは、くら~くなりかかった話題が些細なことをきっかけに、オセロのようにパタパタパタと明るく好転していくところ。だから妊娠騒動もきっとスッキリした形で終わってくれると思う、けど・・・。

2010年5月5日水曜日

Tuck and Patti

去年に引き続き今年もタック・アンド・パティのコンサート@コットンクラブに行ってきた。一緒に仕事を始めて31年、結婚して28年だって。

今年も未成年連れなので昼の公演。12時開場、演奏まではビュッフェスタイルのランチをゆっくり楽しむ。去年はちょいと食べ過ぎてお腹がパンパンになってしまったので、今年は抑え目にするように気をつけた。いよいよ開演の1時半、パティは"Good Morning !"と現れる。彼らにとってはまだ朝だって。なんとなくわかる、このお仕事は12時間くらい時差がありそう。

さて、パティのハスキーな落ち着いた声と、タックのやさしいギターの音色はいつもと変わらず、第一フレーズで私たちの心をわしづかみ。タックのギターソロはウェス・モンゴメリー(Wes Montgomery)の曲。ウェス・モンゴメリーはギターに一切目を向けず笑顔で観客を見ながら難曲を演奏したそうだ。タックはギターを見ずに演奏などとても自分には出来ないし、演奏中は幸せだけれど笑いながらなんてことも出来ないと言う。しかし、彼の真似をして一回だけ皆さんのほうを向いて笑ってみます、と言って大変難しそうな曲(私はギターを弾かないので全部難しそうには見えるのだが)の途中、満面の笑い顔を約束どおり一度だけ見せてくれた。

今年はネットでリクエスト曲を募っていたらしく、それを知らなかった我が家3人に「しまった・・・!」の空気が流れる。しか~したまには飛び切り良いこともあるもの、演奏が終わって会場の熱いアンコールに再び登場。そして「曲は何がいい?最初に言ったもの勝ちよ」とのパティの声に、すばやく反応するオット(こういうときは役に立つ)。リクエストの"Up on the roof"を歌ってくれて、オットは大喜びの大満足。

ありがとう、Tuck and Patti。又、来年。