2011年8月31日水曜日

オランウータンのおしぼり

オランウータンかおじさんか? あ、でも、もしこの方が♀だったらゴメンナサイ。
上手に絞って、机まで拭いちゃって、すごいなぁ・・。

2011年8月30日火曜日

ハンナ   HANNA


ハンナ(シアーシャ・ローナン)は16歳。フィンランドの人里離れた山小屋で父エリック(エリック・バナ)と二人、文明の利器を全く使わないサバイバル生活を送っている。父は、狩り、武術、語学などあらゆる知識を容赦なくハンナに仕込む。
父親の教えを習得したハンナは「用意が出来たと」して、父に森を出ることをせがむ。父は隠し持っていた装置のスイッチを押せば外の世界へ出られること、そしてそれが戦いのはじめであることを告げる。目的はただ一つ、米国CIAエージェントのマリッサ・ウィーグラー(ケイト・ブランシェット)への復讐。
ハンナがスイッチを押した瞬間から、マリッサは2人を抹殺するために大量の部下を差し向ける。1日もあれば完了する仕事と思っていたが、ハンナもエリックも簡単には捕まらない。焦るマリッサ。ハンナは逃走を続けるうち、自分がどうも他の人とは違う(アブノーマル)、ということに気がつき始める。その裏にはCIAのある実験が絡んでいた。

シアーシャ・ローナンは「つぐない」で見ていたけれども(「ラブリー・ボーン」はパス)、今回のハンナ役は新鮮で、「レオン」のナタリー・ポートマンが登場した時のような印象。根性と感性とそれを表現する身体能力を兼ね備え、ハンナになりきっている。超人的な身体能力でバッタバッタと追っ手をなぎ倒す姿は、「ボーン」や「ソルト」のように爽快感がある。何をやってもこなしてしまうケイト・ブランシェットのマリッサは怖さ爆発。ここまでワルモノが徹底すると、これもまた爽快。

子供が主人公だし、後半に登場する「グリムの家」などは少々キッチュ、しかし大人子供の垣根を超えた硬派な流れは、「グロリア」「レオン」の系統かな。特に、音楽や効果音が最高。荒涼とした雪原、殺伐とした都会、ポーカーフェイスの少女、容赦ないCIAという冷めた世界に潜んだ熱いエネルギーを、ケミカルブラザーズの音楽が十二分に聞かせてくれる。
予告編でもちらりと聞ける。

2011年8月29日月曜日

ヨルダン原子力協定採決、キャンセル

ドレスデンを歩いていて見つけた旗
ドイツで旅行中、TVニュースは経済問題一色で、もう福島の話題を見ることはなかった。鉄道に乗れば車窓からは風力発電の大きな風車が目に付く。町を歩けば、「原子力発電? 結構です」の旗。旅行でのんびりしようと思っても、原発のことが気にかかる。

帰国して、8月18日のエネシフの勉強会に参加。東京新聞の野呂デスクは「内戦だと思って記事に取り組んでいる」と言い、ジャーナリストの今井一さんは「政治家などあてにせず、もう自分たちの力でやろう!」と力説。
まだ、ジャーナリズムは死んでない。大手メディアが忘れさせよう(?)としても、そう簡単には忘れられない。

8月上旬、原発輸出は当面継続方針と報道があった。その後、8月24日の「ヨルダン原子力協定の採決」についての参考人質疑が行われた。冒頭参考人の発言から、「福島原発事故の収束も事故究明も終わらぬうちから、協定を承認すべきでない」との意見が相次ぐ。日本原子力研究所の青柳長紀元研究員のとつとつとした答弁、頷くところ多々。青柳氏は、「(米国の)ワールドウオッチ研究所の報告も原発は収れん・終息、再生可能エネルギーの流れが明確に出ていることを指摘」と説明。そしてこの世界的トレンドを見ながら日本の将来の姿を決めるべき、と言う。最終処理問題を考えると、再生可能エネルギーへのシフトは当然だと素人の私は思うのだが。


そして25日、今国会での審議・採択が正式にキャンセルされ、継続審議されることになった。
大手メディアがまたまた無視したけれど、世の中は少しづつでも誠実に動き、後戻りしていないことを切に願う。
少々長いけれども添付の録画を見てほしい。

衆議院TV
http://www.shugiintv.go.jp/jp/video_lib3.php?deli_id=41222

2011年8月26日金曜日

シラーの住んだ家@ライプツィヒ

この家は1717年に建てられ、1785年の夏、シラーが滞在した。ドイツにおいてオリジナルが現存する一番古い文学記念館だそう。

シュトゥットガルトから亡命して困窮生活を送っていたシラーは、友人ケルナーの文学サークルの青年たちを頼ってライプツィヒにやってくる。ケルナーは不在だったものの、青年たちに旧知の友人であったかのような厚遇を受け、いたく感激したそうだ。その後シラーはケルナーを頼ってドレスデンに赴き、あの第九の「歓喜の歌」を書く。

たったひと夏すごした家が記念として残っているということは、その滞在がシラーにとってもライプツィヒの人にとっても大きな意味合いがあったのであろうと想像に難くない。この小さな優しい空間の中、階段をミシミシいわせてシラーが上がったり降りたりしたのかなぁ、と思いをはせる。

玄関先にはシラーが住んだ家としての表札

この窓から見た風景は同じだったのかしらん

当時はこんな門構え

床がかしいでいたけれどなんともオーガニックな部屋

こんな小窓が何ともいい

中庭にはピンクの花とつたのはう壁

中庭から見た家、にっこり笑っているような

左の建物は事務所

2011年8月25日木曜日

ワンデルング Wanderung

 ドイツ中央西部に位置するヘッセン州。その州都フランクフルトから車で30分ほどの、のどかな田園風景が広がる村にある友人宅を訪れた。古くからその土地に住む農家と、都市に職場のある新しい住人が、小さな集落を作っている。馬や羊や牛は楽しそうに草を食み、ウサギも鹿もキツネもアライグマもいる。赤ずきんちゃんだっているかもしれない。因みに、アライグマは外来種なので猟師に撃ってもいいとお達しが出ており、お友達は酷過ぎると怒っていた。

友人が地域の人たちでつくっているワンデルング・サークルのイベントに連れて行ってくれた。 Wanderung、ドイツ語で発音するとヴァンダールング、日本語ではワンデルングで認知されているかな。ドイツ青少年の野外活動を率先して行おうとする”ワンダーフォーゲル(Wandervogel)”と言う活動は聞いたことがあると思う。日本では略して”ワンゲル”とも言われている。ワンデルングは野山を歩き回ること。はっきりした定義は分からないけれど、ニュアンスとしては登山ほど重装備でなく、しかし散歩ほど軽くはないって感じかなぁ。違っていたらゴメン。

私たちが参加したワルデルングも軽装備でOK、山ガールらしきファッションのオバサマもいれば、ジーパンでちょっとそこまでって感じのオジサマもいる。約3時間近所の森を歩くという、ちょっと長めの散歩といったところだ。気温は8月なのに15度、時折雨も降ったけれど、歩くにはばっちり。前日に到着したばかりであんまり眠っていなかったのだけど、気分爽快、快調に飛ばしていた。しかし、やっぱり、ランチでビールを飲んだら突然の睡魔に襲われる。ワカはさすが若者、睡眠より食欲、マスタードをたっぷりつけてソーセージ爆食。言葉も通じないのにソーセージのオカワリをもらいに行ってしまった。

Flickrからコピペしたのでイマイチの写真だけど、とりあえず、見てみてね。

友人宅を出るとすぐこんなお花畑が
約30人&2匹で歩く
赤ずきんちゃん気をつけて
たっぷり歩いた後は休憩所でランチ
ソーセージを焼いてます
ワカはソーセージとカルトフェルン(ポテト)サラダ
オットと私は焼きマス
今朝まで泳いでいたらしい
ごめんね、でも美味しかった

たっぷり食べた後、麦畑のなかを歩く
実がたわわになっているリンゴの木
遠くにはフランクフルトの摩天楼と風力発電機

2011年8月17日水曜日

LADY GAGA "You and I"

Gaga様の新曲。今度は青年にも人魚にもなっちゃう。いつもながらのシンプルなメロディーはどこかノスタルジーを感じさせ、一見関連性のない映像のつながりはまたも完璧なミスマッチを見せてくれる。