2011年8月26日金曜日

シラーの住んだ家@ライプツィヒ

この家は1717年に建てられ、1785年の夏、シラーが滞在した。ドイツにおいてオリジナルが現存する一番古い文学記念館だそう。

シュトゥットガルトから亡命して困窮生活を送っていたシラーは、友人ケルナーの文学サークルの青年たちを頼ってライプツィヒにやってくる。ケルナーは不在だったものの、青年たちに旧知の友人であったかのような厚遇を受け、いたく感激したそうだ。その後シラーはケルナーを頼ってドレスデンに赴き、あの第九の「歓喜の歌」を書く。

たったひと夏すごした家が記念として残っているということは、その滞在がシラーにとってもライプツィヒの人にとっても大きな意味合いがあったのであろうと想像に難くない。この小さな優しい空間の中、階段をミシミシいわせてシラーが上がったり降りたりしたのかなぁ、と思いをはせる。

玄関先にはシラーが住んだ家としての表札

この窓から見た風景は同じだったのかしらん

当時はこんな門構え

床がかしいでいたけれどなんともオーガニックな部屋

こんな小窓が何ともいい

中庭にはピンクの花とつたのはう壁

中庭から見た家、にっこり笑っているような

左の建物は事務所

2 件のコメント:

  1. グリム童話に出てきそうな家ですね。300年近くたった家とは思えないくらいにきれいに管理,保存されているんですね。中庭から見た家の表情!かわいいです。

    返信削除
  2. 300年前の風情を残しながら、中も外もピカピカです。床が斜めになっているので家具はおけなさそうですが、小柄な人であれば十分生活できそうです。朝一番に行ったので、私たち家族以外は誰もおらず、ゆっくり空気に浸ることができました。

    返信削除