2011年8月29日月曜日

ヨルダン原子力協定採決、キャンセル

ドレスデンを歩いていて見つけた旗
ドイツで旅行中、TVニュースは経済問題一色で、もう福島の話題を見ることはなかった。鉄道に乗れば車窓からは風力発電の大きな風車が目に付く。町を歩けば、「原子力発電? 結構です」の旗。旅行でのんびりしようと思っても、原発のことが気にかかる。

帰国して、8月18日のエネシフの勉強会に参加。東京新聞の野呂デスクは「内戦だと思って記事に取り組んでいる」と言い、ジャーナリストの今井一さんは「政治家などあてにせず、もう自分たちの力でやろう!」と力説。
まだ、ジャーナリズムは死んでない。大手メディアが忘れさせよう(?)としても、そう簡単には忘れられない。

8月上旬、原発輸出は当面継続方針と報道があった。その後、8月24日の「ヨルダン原子力協定の採決」についての参考人質疑が行われた。冒頭参考人の発言から、「福島原発事故の収束も事故究明も終わらぬうちから、協定を承認すべきでない」との意見が相次ぐ。日本原子力研究所の青柳長紀元研究員のとつとつとした答弁、頷くところ多々。青柳氏は、「(米国の)ワールドウオッチ研究所の報告も原発は収れん・終息、再生可能エネルギーの流れが明確に出ていることを指摘」と説明。そしてこの世界的トレンドを見ながら日本の将来の姿を決めるべき、と言う。最終処理問題を考えると、再生可能エネルギーへのシフトは当然だと素人の私は思うのだが。


そして25日、今国会での審議・採択が正式にキャンセルされ、継続審議されることになった。
大手メディアがまたまた無視したけれど、世の中は少しづつでも誠実に動き、後戻りしていないことを切に願う。
少々長いけれども添付の録画を見てほしい。

衆議院TV
http://www.shugiintv.go.jp/jp/video_lib3.php?deli_id=41222

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