2010年6月30日水曜日

杉X太X

「ゲゲゲの女房」を毎日楽しみに見ている母との会話。

私 「日曜日に渋谷駅前で杉村太蔵くんがいたのよ。」
母 「ええっ? NHKの仕事かしら」
私 「いや~、そんな風には見えなかった。たった一人でさみしそうな感じだったし。」
母 「ま、普段はそうなのかもね。」
私 「彼がグググっと平均年齢下げているよねぇ。」
母 「そうなのよまだ20代なのよ、彼。」
私 「もう30越えたと思うよ。」
母 「この前29って言ってたわよ。」
私 「(いやに詳しいと思いつつ)政治家続けるのねぇ。」
母 「???」

私が杉村太蔵と言った瞬間に、母の頭には杉浦太陽くんがにこっと立っていたようだ。

2010年6月29日火曜日

イエローハンカチーフ

監督:ウダヤン・プラサッド。2008年のサンダンスで上映されてからやっとこさ日本でも公開。

東京では銀座の東劇だけ。よく覚えていないけれど15年以上前、「東京物語」の英語字幕版をオットと見て以来だ。その間にすっかりシネコンが浸透してしまったが、東劇は時が止まったよう。切符売り場のお姉さんはとっても丁寧だし、コンセッションの従業員もきちっとしている。さすが松竹さんだ。何よりもその内装、ロビーは床から壁まで懐かしいにおいがいっぱい。なんとなくうら悲しい黄色いハンカチのディスプレイとロビーの一角を占拠しているマッサージチェアー(写真左奥)が何やら不思議な雰囲気を盛りあげる。観客の平均年齢も高そうだ。おそらく65、いや70歳は超えている、おおげさじゃなく。(ワカを除き)もしかしたら私たちでさえ一番若いかも・・・。

さて映画はすでによく知られた内容なのであらすじには触れないけれども、 一言で言って期待以上だった。まず特筆すべきはカメラ、映像が美しい。「キリングフィールド」と「ミッション」でアカデミー賞を受賞したクリス・メンゲスが撮影。うらぶれて、殺風景で、でもどこかやさしいアメリカ南部の風景は、登場人物の心情が投影されたように見える。貧しくて古いものが愛情深くうつされ、そこに愛すべきふつうの人間が一生懸命立っている。次々に映し出される美しい映像にため息。

花まるはゴーディ役のエディ・レッドメイン。またまたすごい英国人俳優登場。今年舞台では「Red」でローレンス・オリヴィエ賞とトニー賞を英米で受賞。名門イートン校でウィリアム王子と同級生、ケンブリッジを卒業というおぼっちゃまにはとても見えない。一つ間違えればタダのうっとうしい若者で終わりそうなところを、その人となりをまるまる理解させるだけの説得力を持った演技。オリジナルバージョンを見たときは、この青年役はうっとうしいままだった・・。ごめんなさい!オリジナルと言えば忘れてはいけない人、桃井かおりがモーテルの店番の役で登場。堂々としてる。 リメイク版での娘役マーティーンのクリスティン・スチュワートはちょっとすねた女の子を好演している。「トワイライト」のベラとあんまり変わらないけど。

主演のウィリアム・ハートには難しくない役柄だったであろうが、さすがと息をのんだのは、黄色いハンカチを見たときの表情。沈黙でセリフを語る、円熟の極みであった。

レトロな東劇で静かな物語。お勧め。

2010年6月25日金曜日

絵本かディズニーの世界のような・・・

Pit Bull Sharky with Chicks and Cat
まずは↑をクリック。いや~、こんな夢のような世界があるんだなぁ~。
そして一年後は・・・。
このシリーズたくさんあるので、ゆっくり他のも見てね。

よい週末を。

2010年6月24日木曜日

中間テスト

ワカ、いよいよ初めての中間テスト。振替休日でテスト前日はお休み。
「振替休日、何しようかな~って言ったら、友達に勉強しないの?って言われたんだよ。」
私もそう思う。

で、何したかっていうと、皇居⇒東京タワー⇒六本木⇒渋谷ルートをこの蒸し暑い中、散歩したって言うのだから恐れ入る。そして嬉しそうな顔をして、「テスト中は毎日3時間授業なんだって。どこまで歩けるかなぁ♪」

クラクラ・・(暑さじゃないくて)。出港せずに撃沈しそうな予感。

2010年6月23日水曜日

ドリームガールズ

2006年、監督ビル・コンドン。”コーラスライン”のマイケル・ベネット演出振り付け、1981年初演のブロードウェイミュージカルを映画化。

あらすじ
エフィー(ジェニファー・ハドソン)、ディーナ(ビヨンセ、ダイアナ・ロスがモデル)、ローレル(アニカ・ノニ・ローズ)の3人組は、コーラスグループ“ドリーメッツ”(シュープリームスがモデル)結成しオーディションに参加。そこで昼は中古車ディーラーを生業にし夜は(趣味で?)音楽マネージャーのカーティス(ジェイミー・フォックス)に見出される。スターだけれど女癖の悪いジェームズ・“サンダー”・アー リー(エディ・マーフィ)のバックコーラスとしてデビュー。

エフィの兄CC(キース・ロビンソン:ハンサムです)の作曲した"Cadillac Car"を”カーティスの創設したレーベル”レインボー・レコード”(モータウンがモデル)から売り出す。しかし黒人局ではヒットするもまだ差別が色濃く残る時代、白人が別バージョンにして曲を奪ってしまう。R&Bは白人局では流さないので、曲をパクッっても白人の視聴者にはわからないのだ。そこでおしりに火のついたカーティスは、音楽プロデューサーに本腰を入れる決心をする。中古車を全部売り払いさらにそのお金をギャンブルで増やし、白人のDJにワイロを渡して自分たちのプロデュースした曲を白人局から流すことに成功する。

この戦略は功を奏して彼らの曲は大当たり。さらなる白人社会への売り込みを考えるカーティスは、”ドリーメッツ”が白人受けする作戦に。声が軽くルックス抜群のディーナをリードに据え、 声&ボディともド迫力のエフィをコーラスにしたあたりからグループ内に亀裂が入り始める。スターだったジェームスもカーティスのもとでは本来好きだった歌が歌わせてもらえず、ストレスから麻薬に手を出してしまう・・・。

エフィを演じたジェニファー・ハドソンは圧巻。エフィが並外れた歌唱力であることが大事。なぜ彼女がリードボーカルを外されて腐ってしまったのか、どうして誰もが彼女にもう一度歌を歌わせたがったのか。歌がうまくなくっちゃ、すねた女の子の人情物語になってしまう。”Love You I Do” を聞いたときは涙が出てしまった。演技もよくって、素直になれないけど歌が大好きで何かを追い求める姿がタイトルに重なる。

ディーナが人気者にのし上がった理由も、あの超キュートなビヨンセを見れば十分に納得。ジェニファー・ハドソンがビヨンセをくってしまったようなことを言う批評があるけれど、私はそうは思わない。子どもと動物にはかなわないというけれど、新人相手にも時にはそうなる。出演者全員がそれぞれの持ち歌を忠実に解釈し、それぞれの卓越した表現力で歌うことにより、エフィとディーナがそのキャラクターにしっかり納まったのだ。

もちろん男性陣も分厚い演技力。ジェイミー・フォックスはもちろんのこと、エディ・マーフィは持ち味全開。ダニー・グローヴァー(プレイス・イン・ザ・ハート)もいい味出している。ジョン・リスゴーが怪しげな映画監督役でちらり。

抑圧された黒人社会の中でこそ生まれた”レインボー・レコード”であったかもしれないけれど、音楽と商売の間に横たわる本質的な問題は今も昔も変わらない。ショービジネスは過酷、数々の名曲がそんなテーマを彩る。半端でない強さに満ちた70年代のソウルがよみがえる。ジャクソン・ファイブらしきグループも登場、モータウン好きにはたまらない。亡きマイケル・ベネットにささげられたこの映画、劇中”コーラスライン”に出てくる鏡の舞台装置が登場、しびれた。

2010年6月16日水曜日

はやぶさ

「はやぶさ」の7年間の旅がおわった。研究者の方々にとっては、ただの飛行物体ではなくまるで生き物のよう。話を聞くうちに、「はやぶさ」は1人で旅するうちにもしかしたら人口知能を備えつけてしまったのじゃないかしら、と思ってしまう。

左は「はやぶさが」大気圏突入の直前に撮影した太陽に照らされて輝く地球の写真。撮影を担当した宇宙機構の橋本樹明教授によると、2時間ほどかけて「はやぶさ」の姿勢を整えて5、6枚を撮影。ほとんどが真っ黒な画面だったが、時間 ぎりぎりの最後の1枚に地球の姿が残っていた。途中で交信が途絶えたため下半分は映っていない。この後大気圏に突入して本体は燃え尽きた。

この写真を見たとき、なんだか悲しくなってしまったのは私だけではないらしい。突入の時の流れ星のように輝く「はやぶさ」の動画を探していて、「はやぶさおかえりなさい」(タイトルをクリック)を見つける。ウルウル・・・。「はやぶさ」は初めてのお使いを頼まれた小さな女の子。「はやぶさ」は最先端の技術であるとともに、現代の童話であると、思う。

2010年6月15日火曜日

Glee 番外

6月13日、トニー賞授賞式で"Glee"のシュースター先生ことマシュー・モリソンとレイチェルことリア・ミッシェルが登場(タイトルをクリック)。リアは"Don't Rain On My Parade"を熱唱。ちょっと張り切りすぎちゃったかな?

9歳の時から"レ・ミゼラブル"でブロードウェイの舞台立ち、「春のめざめ」では大好評を博す(2007年のトニー賞授賞式でも歌ってる)。"Glee"では、自己中心的でCoolでなく、かと言ってぜんぜんHotでもない負け犬代表。オーバーアクティングな歌はTVで見るとお腹一杯になる時があるけど、舞台でのミュージカルにはあのくらいでなくちゃいけない。アイルランド、イタリア、ユダヤの血を引く彼女、もしかしたらバーブラ・ストライザンドみたいになるかも。

2010年6月14日月曜日

アイアンマン2

キャスティングの段階で老け過ぎていると却下され、根性でトニー・スターク役を勝ち取ったロバート・ダウニー・Jr.。撮影が終わっても制作者の不安材料だった老けたトニース・タークのアイアンマン第1作は蓋を開けてみれば大ヒット。おそらく成功したのは主人公が”老けていた”からだったと思う。スルメのように噛めば噛むほど味のある主人公に仕上げたロバート・ダウニー・Jr. はかっこいい。左は夕日(朝日だったけか?)を背にうけてドーナッツ店の屋根の上でドーナッツを食べるアイアンマンの雄姿だけど、自他ともに認める”ナルちゃん”である。相変わらず心臓に埋め込んだペースメーカーがイタソウ・・・。

今回はスカーレット・ヨハンソンが花、それも大きな花輪を添えている。クールなお顔とキュッとしまったウエストに少々大きめのヒップがコミックから抜け出てきたよう。相手はたった一人のこむすめ、束になってくればいいものを、なぜか1人づつ(たまに2人づつ)出てくる敵。飛び道具も使わず、必要以上に技を駆使してバッタバッタとなぎ倒す。かっこいい。技の最中はどこからどこまでが本人なのかよくわからないけれど、とにかく最後のポーズばっちり。

ちょっと間抜けな軽めの悪役、ジャスティン・ハマーは注目の(私が、勝手にだけど)サム・ロックウェル。彼もいいなぁ、あそこまで上手にイヤミだと(シェ~!)キライになれない。どことなくゲイリー・オールドマンにアイロンかけたような・・・(オールドマンさんスミマセン)。

で、アイロンかけても元には戻らなそうなミッキー・ローク。以前からたまに見かけるお姿に「あらら」と思っていたけれど、昨年一線に復帰してからもただただ、どうしたらこんなになっちゃうのだろうと写真を見るたびにため息が。今更心配してもしょうがないけど。もしかしたらスターウォーズなみに特殊メイクしているんじゃないかと思ってみたり。今回も地で十分行けそうなのに銀歯をかぶせ、英語まで意味不明にし、脂っぽく、その上に薄汚れて登場。それにしてもすごい迫力だ。今だったら国技館でボクシングやっても、黄色い歓声やヒョウ柄のボクサーパンツにヤキモチ焼く輩もおらず、誰にも”猫パンチ”などと言わせないだろう。たまに見せる目の表情に、昔の色っぽさがかすかに読み取れる。

映画館にはアメリカ人が多かった。登場人物の何気ないセリフにいちいち大ウケし、映画が終わった後もずーっと熱いコメント(評論に近い)が続いている。オット曰く、コミック版のオタクだそうだ。なるほど。セリフのひとつひとつ、衣装や小道具にまでフカ~クのめりこんでいるようだ。大人、それもアラフィフが楽しめる映画。現在ロバート・ダウニーJr.に外れなし。

2010年6月9日水曜日

MIKA

ワカ様、念願のMIKAのライブ@Zepp東京に行って来た。
開演前、Zepp会場前のせま~い”盆地”に続々人が集まってくる。チケットに印刷された整理番号のアルファベットA~C順に入場するのだけれど、それぞれのアルファベットに1000番ぐらいまであることが分かった。1階立見席に2500人くらい入る計算になる。結構デカイ。かかりの人がのんびり誘導するので、開演時間に間に合うのかと心配になる。

売り出し当日に買ったにもかかわらず、すでにBだった私たち。それでも前よりのほぼ中央に陣取ることができてまずまず。案の定7時に開演するはずもなく、10分が過ぎ、15分が過ぎ、30分過ぎたころには気分が下向きに。”プリンス”のコンサートを思い出す。周りの若者はそんなの誤差の内と思っている様子。35分過ぎ、ついにMIKAが登場。「わ"~」っていう 歓声で、持っていたドリンクのプラスチックコップがビ~ンと振動したのにはたまげた。

1曲目からみなさん総立ち、っていうか立見席だからもともと総立ちなんだけど、総跳びとでもいいましょうか曲に合わせてジャンプ。モグラたたきだったらたたき放題状態。30分以上待たされたオバサンはすんなり気持ちの切り替えがきかない。それよりもずっと踊ってられる自信ないから、冒頭からのコーフンの渦に乗りそこなう。しかし2曲、3曲と聞くうちに、おっと、私の腕が上に上がり、確かに自分の口から「ヒュ~、ヒュ~」の声まで出てる(ワカにびっくりされる)。さすがぴょんぴょんはできないのでせめてもの足踏み。

彼の歌は歌詞の内容のわりに曲が明るい。サビがキイテいていい加減な英語でも一緒に歌えるから、ほぼ全曲観客とSing Along。 小さな舞台ながら趣向が凝らされていて楽しく、なにより元気になる。ナマで見たMIKAご本人は映像の姿そのままで、長身、スリム、ハンサム、そしてアクがないので見ていて胸やけしない。何よりも声が、いつも聞いているCDの曲に生きたアレンジがほどこされ、ナマの方がだんぜんいい。パワー全開だけど”カーニバラス”ではなくかと言って”ハービバラス”というのでもなく、食べる側というより食べられる側の元気な”植物”といった印象。
ね、ステキでしょ?お父さんがアメリカ人でお母さんがレバノン人のハーフで、ロンドン育ち。いろいろ経験しているから明るいだけではない彼の魅力が音楽に凝縮されている。
公式サイトはタイトルをクリックしてね。

2010年6月8日火曜日

モロー反応

「ゲゲゲの女房」の赤ちゃん、かわいい~。生後数週間にしてはちょっと大きいしあんな風に笑うことはないと思いつつ、TVだからこういうのもありと、かわいい赤ちゃんで朝から映像ビタミン吸収。
大抵の仕事には訓練期間があるのに、お母さんとお父さんにはない。茂さんのように当たり前のことを言ってくれるお父さんがいてくれたら、お母さんはとっても助かる。私はもっぱら松田道雄先生にお世話になったけど。あ、オットにもね、もちろん。美智子さんが言っていたことはまさしくその通りで、特に一歳までの赤ちゃんは”生命”そのものを見ているようで、面白かったし楽しかった。

さて、今日の番組の中でお父ちゃんが襖をバタッとあけたときに、モロー反応らしきしぐさをした赤ちゃんのおててがちらりとうつっていた。本当にちらりと。モロー反応は原始的な反応で赤ちゃんがマイルドなショックを受けたときに、広げた両手が何かをつかもうとするように動く。お猿さんの赤ちゃんが、両手を広げてお母さんのお腹をつかもうとするような感じ。たとえば沐浴で背中がお湯についた瞬間とか、お布団に下ろした瞬間とか、聞きなれない大きな音がしたときとか。ワカを育てているとき、突然現れるこの一種のボディーランゲージがなぜかツボにハマった。モロー反応は3~4か月で消えていってしまう。お猿さんから人間の赤ちゃんになってしまうのだ。どんどん表情も増えて動きも活発になってかわいくなっていくんだけど、なくなっちゃった時はなんだかさみしかったなぁ。

2010年6月7日月曜日

グラドゥス・アド・パルナッスム博士

今年のワカのピアノのお題はドュビュッシー。「子どもの領分」の第1番。
こういういかにも博士らしい名前の人がいるのかと思ったら、グラドゥス・アド・パルナッスムというのはピアノの教本で、指の練習にはいいのだけれどメロディーは単調。そんな練習曲に一生懸命、時には、つまらなそ~に取り組んでいる子どもの様子を、”博士”とからかって作った曲だとか。上がったり降りたり、休憩したり、興奮したり、きらきらしていて、若々しい曲だ。

さて、お手本にどんなCDを買おうかなと調べていたら、ラフマニノフが「子どもの領分」の第6番”ゴリウォーグのケークウォーク”を演奏しているのを見つけた。そして、ドビュッシー本人の演奏も。グラ博士を探していたはずが、次から次へと面白いポスティングを見つけ、アリ地獄状態。

ホロビッツやらバックハウス、あれこれズ~っと見続けて、懐かしの演奏発見。1988年のシルベスターコンサート、チャイコフスキーのピアノコンチェルト第一番の第三楽章。カラヤン指揮ベルリンフィル、ピアノ演奏はキーシン。ちゃんとしたオーディオセットで視聴しなくっても、この感動は伝わるはず。カラヤンにはこれが最後のシルベスターコンサートとなった。このときキーシンは若干17歳・・・、ため息。天才とはこういうことを言うのだろう。凡人の努力を否定するわけでもないし、天才が努力していないというわけでもないけれど。ちなみに来年2011年キーシンは日本に来日するらしい。チケット取れるかしらん。

2010年6月1日火曜日

ロバート・パティンソンとトム・クルーズ

マット様がダントツと宣言したその舌も乾かないうちに、もう一人の王子様ロブ様のこと。MTVでトム・クルーズさんと共演。

トムさんは”トロピック・サンダー”のあのキャラクター。映画のときはカメオ出演とは言えトムさんの全力投球に、本来「あははは」と笑うところなんでしょうが「あ!」であとが続かず・・・。よっぽど楽しかったのか、今回もコールタールごとき濃さで一球入魂。しかし、どんなに毛深くしても着ぐるみ着ても、トム様の全身はピカピカに磨かれ神経が行き届いている。吐く息だってインポッシブルなミッションをこなす彼のこと、小型口内空気清浄機くらい持っているかもしれない。

かたやお風呂はめんどくさい頭を洗うなんてもってのほか、脱力しまくり素のまま(であろう)のロブ様。完全にキャラクターになりきって口角泡を飛ばすトムさん目の前で、布団もといベットからそのまま出てきましたって様子(でもセクスィー)で新入社員みたいにたたずむ。その温度差に初めは合成画像かと。それぞれ別世界で演技してると思いきやよく見るとロブ様、トムさんの下から照明をあてたド迫力のお顔を見て、笑いだしたいところを我慢しているように見える。トムさんのコントは玄人受けするものなのだな、きっと。