2011年9月30日金曜日

新市街@ドレスデン

アウグストス
 ドレスデンはエルベ川を挟んで、旧市街と新市街に別れる。新市街と言っても最近開発されたのではなく、その歴史は12世紀にさかのぼる。また、爆撃が少なかった分、旧市街よりも古い街並みが残っていたりする。

旧市街からエルベ川を渡ると、キンキラキンで出迎えてくれるのが、アウグストスの像。

少し行くとJapanese Palace博物館。アウグストスは陶磁器のコレクター、中でも大好きだった日本の陶磁器。コレクションが収まらなくなり、ついに1715年に宮殿を増設したためその名がついた。その宮殿の正面から始まるケーニッヒ通りは、バロックの建物が整然と連なり美しい。

建物にはパッサージがいたるところにあって、ぐぐり抜けると緑の中庭、そこに劇場やレストランなどが軒を連ねる。散歩にはもってこいだ。

ケーニッヒ通り



Japanese Palace
パッサージをくぐり抜けると
可愛い中庭

ドライケーニッヒス教会
上に登ると旧市街が見渡せる
Molkerei Gebrüder Pfunds
(Pfund兄弟の乳製品店)

Pfundの中
ギネス認定「世界一綺麗な乳製品屋さん」
撮影禁止なのでお店のHPから
ルター教会
ルター教会の側
壁に書かれた絵
東ドイツ時代の建物もある
閉鎖されているようだった



2011年9月29日木曜日

Sky Aquarium @ 六本木ヒルズ

後ろの景色は本物よ
今年は例年に比べて小規模だった。
現物を見ている時は気がつかなかったけれど、Iphoneでとった写真を後から見てみると、照明が昨年とは違っているのに気がついた。

黄昏~の都会は~ブルーなみ~ずうみ~
青ざめ~た車が泳いで~ゆ~くよ~♫

祭りだ、祭りだ

ちょっと急いでいるもんで

美容院に行ってきました

前を失礼


何か用?

クラゲには癒される

2011年9月28日水曜日

街中の彫刻&彫塑@ドレスデン

たくさんの彫刻や彫塑が建物のあちらこちらに装飾され、街を歩いているだけでも飽きない。
欄干や彫刻に真っ黒のものがあることに気がつく。これは戦火に焼かれながらも残ったガレキ。パズルのように組み合わせて建物を再建している。なんとも気の遠くなるような作業だ。中でもフラウエン教会は「ヨーロッパ最大のパズル」と呼ばれたそう。


欄干に黒いところと白いところが見える
おい、そこの君!


もっと眺めいい

この高さ、眺めいい

後ろ「待ってくれ~」
前「遅っ!」

天使はがんばった
試着室

フラウエン教会の壁はところどころ黒い
手前はマルティン・ルター


細部まで手を抜かない

2011年9月27日火曜日

フラウエン(聖母)教会@ドレスデン

第2次世界大戦の2日に渡る空襲は乗り切ったものの、翌日、多くの建物や住人と運命を共にするように、火災によって完全に崩壊してしまう。
教会は東ドイツの体制下、政治や資金の事情があり、ガレキのまま放置されていた。それでも市民感情に配慮して、ガレキの山は片付けられることなく、戦没者記念碑として保全されてはいた。前回の訪問のとき(1987年)は本当にガレキの山で、しかも戦争の時のままと聞き大変驚いたことを覚えている。

東西ドイツ統一後、1994年基礎工事が行われ、多くの人々の努力が実り2005年に再建が完了。戦後60年の歳月をかけてやっと教会が戻ってきた。何年かかっても本物を創る、これが本当の再建。今度こそ、この先もずっとここにこの姿で建ち続けて欲しい。

フラウエン教会、詳しくはこちら







ドームからの眺め


2011年9月26日月曜日

ワイルドスピード MEGA MAX    Fast Five

ヴィン・ディーゼルはオースティン・パワーズの
Dr.イーブルに似てる・・・
元捜査官ブライアン(ポール・ウォーカー)は、護送中のバスを襲いお縄のかかったドミニク(ヴィン・ディーゼル)を脱走させることに成功。ブライアンと恋人のミアはアメリカから高飛び、リオのファベラに身を隠しドミニクを待つ。合流した2人は生活資金のため、ブラジルで高級車の強奪の仕事を引き受ける。しかし、車は麻薬取り締まり局によって護送中であることを知り、依頼側のグループの不穏な動きを感じ、相手の計画通りにせず車を持ち去る。強盗を依頼したグループと麻薬取締局、両方から追われることになる。強盗の依頼主レイエス(ホアキン・デ・アルメイダ)はリオの裏社会を牛耳り、警察も買収している超ワルモノ。ドミニクとブライアンは逃亡生活から抜け出し永遠の自由を得るために、リオ中にあるレイエスの隠し金庫から有り金全部を盗み出すという計画を立てる。そこに麻薬取締局の依頼で連邦捜査官・ルーク(ドウェイン・ジョンソン)が巨大装甲車グルカにのって現れる。レイエスとルークという敵に挟まれながらも、ドミニクとブライアンは凄腕の仲間を集めドリームチームを結成。


これがシリーズ5作目、しかし今までは全部パス。映画ランキングのサイト、Rotten Tomatoesで80%という高評価を見たオットが、面白そうだ、行こう!って。ぜーんぜん乗り気じゃなかったのに、それが、なんとまあ!10年も見続けているファンには悪いけれど、想定外の面白さ。CG技術の新しさを競うような映像ではなく、実際にスタントを使ったと思われるシーンが満載。最後に「プロのスタントが運転しているので、マネしないでください」との注意書き有り。無法地帯においてアウトサイダーは正義の味方、西部劇のような痛快感が味わえる。


(ネタバレ)冒頭からカーチェイス、はたまた疾走している電車から車を盗み出したりと、アクション満載だけど、やっぱりクライマックスの金庫付きカーチェイス、これには恐れ入った。するする氷の上を滑るように引きずられる大金庫、あれもこれもなぎ倒し破壊しまくりなのに、ドミニクとブライアンの車にはぶつからない。物理学を極めた(?)運転技術にため息だ。いくらなんでもあれはないでしょう、と思いながらも爽快、爽快。


次回作の前振りもあったし、次も見ちゃおうかな。

2011年9月25日日曜日

glee 3D

ついに飛び出す映画になったglee。とは言っても、TV番組のようにストーリがある訳ではなく、コンサートと楽屋での様子、そこに「負け犬」の若者がgleeによって自分の人生を前向きにとらえることができるようになった、というエピソードが挟まれる構成。

映画は結構な人気で木曜日には金、土曜日上映分が満席、初日に行くはずが出足大幅に遅れてしまい、日曜日になってしまった。六本木シネマの一番大きいスクリーン7(644席)は満席。上映前にはあちこちでうれしそうな話し声が聞こえてくる。わくわくした明るい雰囲気が映画館に漂っている。

リア・ミシェル(レイチェル役)はさすがの歌唱力。バーブラ・ストライザンドが会場に来ていると言われ(ウソ)感極まる表情、笑える、面白い。カートとのデュエットもいい。ジョナサン・グロフ(ジェシー役)が出てくれたらうれしかったな。ボーカル・アドレナリンのボヘミアンラプソディーが聞きたかった。ディープだけれどあのくらいコクなくては、レイチェルの相手役はできないのだ。

ヘザー・モリス(ブリトニー役)の踊りはやっぱりスゴイ。もうちょっとアップで見たかった。

ダーレン・クリス(ブレイン役)はイチオシ、制服で「ウォブラーズ」と登場。ウォブラーズの清潔感漂うアカペラにハマる。ダーレン・クリスは普通のルックスなのに、歌いだすと醸し出すオーラから目が離せない。彼はシーズン3に向けて新人発掘をするオーディション番組、「The Glee Project」で審査に参加。もちろんシーズン3にも出演決定。

グィネス・パルトロウが登場してシーロを歌うと、会場はコーフンのるつぼ。彼女はすてき。

アメリカでgleeは社会現象となっていると聞いてはいたけれど、コンサートの熱狂ぶりは想像以上。New Directionのメンバーはグリークラブにいるだけで、学校の中ではダサイと思われている。普通に見たら歌唱力、ダンス力は桁違いに上手なのだけど、視聴者は「負け犬」として彼らをみて自分を投影する。見終わったあと残るポジティブな気持。この番組のストーリー作りのうまさ、音楽、本当の意味のタレントのなせる技。

FOXTVでシーズン2の再放送が始まる時間だわ、このへんで失礼。


2011年9月23日金曜日

自信

ピーター・フランクルさんが、「同じ能力があっても”自信”が結果を左右する、何事もやるだけやったら後は自信を持って臨もう」、というようなことをおっしゃっているのを読んだワカ。感心しきり。
そして”自信満々”で臨んだ期末テスト。

結果を見て言った。
ワカ「あんまり自信を持ちすぎるのもよくないんだねぇ。」
私「しょうがないよね、やるだけやったんでしょ?」
ワカ「ここは絶対出る!と自信を持ってそこだけやったんだけど、やってないところが出ちゃったんだよね。」

うわわ〜、ヤマカケに自信をもっていたのか。ん~~。先は長い。

2011年9月22日木曜日

旧市街の建物@ドレスデン

ドレスデンは16世紀頃からアルベルティン家の宮廷都市として栄えた。しかし、第2次世界対戦中、無差別攻撃を受けその85%が破壊される。今ある建物のほとんどは戦後に修復されたもので、矛盾した形容になってしまうけれど、古くもあり新しくもある街だ。東ドイツ時代に訪れた時は、壊れたまま放置されたがれきの山にびっくり、というよりショックを受けた。23 年ぶりに見たドレスデンは、あのときと同じ街とは思えない変貌(復旧?)を遂げていた。

中心地の建物は大変大きい。広い敷地に悠然と構えている。空も広い。高いところか遠くに離れないと撮れないので、後で見てみると全体を撮した写真が少なかった。
Zwinger


Royal Terrace
Royal Terrace
OperとHof教会

Hof教会

Oper
Royal Mews


2011年9月20日火曜日

リオ! RIO

ラテンビート映画祭のポスター
「アイスエイジ」のカルロス・サルダーニャ監督、今度の舞台は氷河期から一挙に、太陽と海のブラジル、リオデジャネイロ。


アメリカでは今年4月に公開。ワカはこの映画を飛行機の中で見て、激しく感動したらしく、往復4回も視聴。まだ見足りないとのことでDVDをアメリカから取り寄せた。大げさではなく2日に1回は見て、セリフも動作も音楽も暗記してしまったようだ。それでも大きな画面で見たいとぼやく。日本には今だ予告編すら無いということは、もう映画館では見られないかもと諦めていたら、「ラテン・ビート・映画祭」で一回だけ上映されるという。夢がかなったね~。


主人公はオウムのブルー。雛のブルーは捕獲され、遠く離れたミネソタでペットショップに売り飛ばされる途中、リンダという少女に拾われる。2人(1人と1羽)はいつも一緒、リンダは成人し本屋を営み、ブルーは本を読むインテリだけど飛べないオウムに成長する。ある日、トゥーリオという鳥類学者がブラジルからリンダの本屋にはるばるやって来る。ブルーは絶滅危惧種、メスを見つけたのでブラジルの研究所に来て欲しいと言う。悩んだあげく、リンダはブルーとブラジルに行く決心をする。
リオは折しもカーニバルの真っ最中で町中が沸き立っている。しかしブルーとメスのオウムのジュエルは、貴重種の売買をする間抜けなワルモノに研究所から連れ去られてしまう。ブルーとジュエルはコウカンチョウのペドロ、カナリアのニコ、そしてオニオオハシのラファエルたちと、ワルモノから逃れリンダの元へ向かおうとする。


まず声がいい。インテリで理屈っぽいオウムのブルーをジェシー・アイゼンバーグ(ソーシャルネットワーク)、気が強くて美しいオウムをアン・ハサウェイ。パーフェクトな配役なので、是非吹き替えでなく字幕で楽しみたい。


監督はブラジル出身、映画にはリオのいいところがてんこ盛り。ダイナミックな映像、特に上空からの眺めは気持ちいい。リオには2度行ったことあるけれど、まさに映画のとおり、飛行機の中から見た街の風景は今まで見たどの街よりも美しかった。クライマックスのカーニバルの場面は見ごたえ聴きごたえ十分。
そして何よりもブラジル人の人懐っこさとおおらかさ、また貧富の差に生きる多様な人間を、動物を擬人化することを通して優しい目で描いている。オリンピックとワールドカップ、ブラジルはますます明るくなりそうだ。


行き当たりばったりもたまにはいい、人生を楽しまなくちゃなぁ、と思った。


明るくて楽しいオープニング

2011年9月19日月曜日

9.19 明治公園

9月19日、大江健三郎さんなどが呼び掛け人となった「原発にさようなら集会―集まれ!5万人」に”おひとりさま”で参加してきた。1時ごろ大江戸線の「国立競技場」で下車、公園近くには既に昇をもった人が山のようにいる。映画に出てくる戦国時代のどこそかの陣に迷い込んだようである。会場にしては狭いなぁと思っていたら、待ち合わせの人ごみらしい。序の口だったのだ。


スルスルと人の間を抜け出てどうやら会場と思しき所に到達。一応、労組などの団体と個人参加者の区分けがされている。もはや立錐の余地もなく前にも後ろにも進めないのでそこにとどまることにした。えらいところで止まってしまったと思ったが、私などまだ良いほうで、会場に入れなかった人がたくさんいたらしい。


大江健三郎さんは、某幹事長がイタリアの国民投票で、原発反対票が上回ったことを「集団ヒステリー」と称したことに言及。イタリアもドイツも長い間論議を重ねて来た結果であり、何も福島の事故で突然決断したわけではない、と。

山本太郎さんは河野太郎さんから、「署名を渡してももどこかの倉庫に積まれるだけ、デモをしてもうるさいなと思うだけ。でも、政治家は地元選挙区民に直接訴えられるとかなりの効果があります。ぜひそうして圧力をかけてください。」と言われたそうだ。 



毎日新聞/梅田麻衣子
澤地久枝さんをはじめ、素晴らしいスピーチがつづく。福島県人の姿はあすの我が身でもあるのだ。国際環境/NGOであるFoE代表のフーベルト・ヴァイガーさんのお話、内容もさることながら、ドイツ語は演説するための言葉だなぁ、と関心した。


左が会場の様子だけれど、この外にも人が溢れていたわけで・・・。集会の後パレードするために道にでるまでがまたまた大変だった。ちょっとコワかったのも事実。ま、皆さん平和を望んでいるので穏やかであったことが幸い。交通整理をしているお巡りさんに、「要領が悪い!」と怒鳴っている人はいた。落合恵子さんが、「けが、熱中症、逮捕者無しで!」と言っていたけれど、私も心底そう願いましたワ。


パレードは3コースに別れる。私は途中で疲れたら抜けようかと思っていたが、結局終点の代々木公園まで歩いた。途中、沿道で拍手をしたり、手を振ってくれる人がいて嬉しかった。


主催者は6万人、警察はデモ行進に3万人と発表していた。が、フジテレビは2万5千人とか言ってるし。ま、完全無視よりは前進か。