教会は東ドイツの体制下、政治や資金の事情があり、ガレキのまま放置されていた。それでも市民感情に配慮して、ガレキの山は片付けられることなく、戦没者記念碑として保全されてはいた。前回の訪問のとき(1987年)は本当にガレキの山で、しかも戦争の時のままと聞き大変驚いたことを覚えている。
東西ドイツ統一後、1994年基礎工事が行われ、多くの人々の努力が実り2005年に再建が完了。戦後60年の歳月をかけてやっと教会が戻ってきた。何年かかっても本物を創る、これが本当の再建。今度こそ、この先もずっとここにこの姿で建ち続けて欲しい。
フラウエン教会、詳しくはこちら。
ドームからの眺め |
美しいです。市民に皆さんの思いが込められた建物。
返信削除これからずっと皆さんの心の支えになってくれることでしょう。
ドームからの眺めも静謐な感じがします。
本当に、皆さんの気持ちがひしひしと・・・。
返信削除都心にも高さや奇抜さを競うのではなく、ゆったりとしたスペース(広場)に、後世まで皆の心のよりどころになるような建物が建ってくれたらなぁ。