2009年3月18日水曜日

コーラスライン

8月の文化村20周年記念企画"コーラスライン”のチケット購入。
この作品を初めて見たのは、1979年、日生劇場での劇団四季の初演。照明がパッと明るくなり、舞台の上で鏡がぱらぱらと捲れただけで、目が釘付け、オープニングでディープにのめり込んだ。覚えているのが浜畑賢吉、前田美波里、飯野おさみ、深見正博、服部良子、久野綾希子、市村正親、羽永共子、沢木順、宝塚出身の室町あかね、北原千琴など(後の方々、超残念ながら思い出せず)。特に肌色のレオタードに身を包んだ美しい前田美波里(シーラ)、見事に踊りにゆれるおかっぱの羽永共子(キャシー)が印象深かった。

観劇仲間で俳優の卵だった友人達の反応は冷ややかだったけど・・・。当時はチケットが4500円位で学生の私にはけっこう高価だったが、その後2,3年の間に10回以上見に行く。友人が録音してくれたブロードウェイ版を、買ったばかりのウォークマンで毎日毎日聞き、そのおかげで今でもソラで歌える。

厳しい現実の中でなぜ踊り続けるのだろうと自分に問いかけるダンサー達が、最後にそれでも「生きた日々に悔いはない。」と歌う。10代の私には言葉の意味はわかるけれども、それほど含蓄をもった歌詞ではなかった、無理もないけど。しかし、これを歌うダンサー達は20代から30代前半なわけで、人生まだまだこれから、若くして老成したセリフが不自然ではないショービジネスの厳しさにため息が出る。あちこち回り道して情けないことに未だ闇の中にいる私も、「これでよかったのだ、すべては自分が選んだ道なのだ」と、やっとこさこの歌の境地に近づき、歌詞をかみ締めることができるようになった。

まだ半年も先の公演だけど、チケットを買っただけなのに、うれしくてワクワクしている。

2009年3月13日金曜日

ジャニス・イアン

Septemberの記事を書いてから、YouTubeで70年代ディスコナンバーをサーフィン。アラベスクの横にはノーランズ、ノーランズの横になぜかシルビー・バルタンが、シルビー見てたら、ジャニス・イアンが。何度この曲を聞いたことだろう、”At Seventeen"、何とも言えない気持ちに浸る。オットもこの曲のドーナッツ盤を持っていたそうだが、”Will You Dance?”は知らなかった。

昨夜のBS-iの番組"Song to Soul"は、偶然にもジャニスの"Will You Dance?"だった。
Will You Dance?は1977年のテレビドラマ”岸辺のアルバム”の挿入歌に使われ、日本では大ヒットしたけれど、アメリカでは大して売れなかったそうだ。この歌、よく聞いてみると実はとってもコワイ歌詞である。ジャニス曰く、ニューヨークの路上に転がる死体をダンスをしている男女がビルの上から眺めている、そんなシーンを想像して書いたという。やさしいタンゴのオブラートに包まれた曲と突き刺すような歌詞、女性シンガーはただ激しいだけではだめだ、と彼女は言う。ジャニスと交友があるアンジェラ・アキのカバー曲も演奏され、日本語に歌詞が変わっていたけれどとてもよかった。

それから"love is Blind"。悲しい恋の歌。この歌を作った時、報われぬ恋に胸を焦がしていたというジャニス。2,3年前に自伝を書いていた時にこの恋を思い出し涙が溢れ止まらなくなり、その時どれほど深く傷ついていたか、今更ながらにやっと気が付いたと言っていた。この話をする彼女は相手のことをhimと言わず themと言い、ちょっと首をかしげた。現在彼女は同性愛者としてカミングアウトしている。

今はナッシュビルを拠点に音楽活動をする彼女。「有名になったり金持ちになったりするのではなく、アーティストとして成功するならば、自分の作りたいものを作る。そうすればたとえ売れなくても満足できる。妥協してもし売れなければあとには何も残らない。」当たり前のようで言うのは簡単であるが、おそらく長い戦いの後の言葉なのではないか。物静かで理知的なアーティストである。

(ジャニス・イアンに関してはタイトルをクリック)

2009年3月11日水曜日

カニクイザル

(タイトルをクリック)
これは笑った。だいたいお猿さんがデンタルフロスするのも驚きだけど、ぽわわ~んとお母さんを見てる子ザルの後ろ姿もかわいく、そんでもって一生懸命大きな口を開けてジェスチャーしてるお母さんの姿も面白い。隣のおさるさんも見てるし。
・・・もしかしたら、子ザルを笑わせようと面白い顔してるだけなのかも、ね。

2009年3月10日火曜日

だんだん

チョイ役(失礼)と思っていたけれど息の長い康太君。実はほとんど終わりになって、思ってたより大事な役だったのかも、とや~っと気が付く私。石橋研修医と同じレベルの役だったのね。

万年補欠の柔道部員
路上ライブが趣味の若者
めぐみの病院に入るため患者になろうと思う
父の後を継ぐ
SJのメンバー兼ワイルドダックのバイト
SJ付き人
めぐみとのぞみの接着剤
大手音楽会社のマネージャー
ただのぞみのマネージャー
一条のデザイナー
と、思ったら丁稚
無法松の松五郎
のぞみの夫?
花むらの旦那内定?
一条の旦那、松江の遊覧船業務 兼務?
祇園町内会長(なんてあるかどうか知らないけれど)??

妄想が爆走・・・・

(竹内まりあ)・・・・数年後、棚ぼた式に手に入れた、飲食、アパレル、観光業で成功を収め、実業家としての階段をのぼりはじめた康太。松江の病院事業にも乗り出し、石橋、めぐみ、後藤先生までもが”花むらコンツェルン”の従業員となりました。せっかくなので酒屋もそば屋もサリーミュージックもまとめて買収し、シジミ漁にも手を広げようとします。めんどくさいので宍道湖を丸ごと買おうとしましたが、地域住民らの抵抗にあい苦悩の日々でした。しかし、めぐみの思いつきで弟健太郎の出身校に多額の研究開発費を寄付し、シジミ漁を安定させその見返りに、これまた自らが筆頭株主のサブライドに独占販売させます。双子に翻弄された半生ではありましたが、ようやく自分の人生を歩き始める康太でした。だんだん。

2009年3月9日月曜日

日本の熱い日々 謀殺・下山事件

監督:熊井啓、1981年。
1949年に連合国による占領統治下の日本で起きた下山定則国鉄総裁の変死事件を、朝日新聞の矢田喜美雄記者が追いかけて書いた『謀殺・下山事件』(1973年)が原作。

ところどころに挿入される実際のニュースフィルムと同じ色調のモノクロ画面。実際の出来事と矢田記者の主張、ニュース画面と映画の推理場面の境目がぼやけ、やがて見ている私の中で矢田記者の推理が現実味を帯びてくる。まるで恐怖が得体のしれない大きな黒い影となって忍び寄ってくるようだ。三丁目の夕日を浴びながら明るくたくましく生きていた日本もあれば、大きなうねりに飲み込まれてしまった日本もあった。現代のジャーナリズムというものは、こうして何かに飲み込まれてしまったのではないのだろうか。また、貧困がすべての国民の自由を尊厳を幸せを蝕んでいく様が、そして人の思想に対する埋められない溝が、ありありと見て取れる。結果、世界第2の経済大国になったとはいえ、日本の本質・根本を考え直さずにはいられない映画である。

俳優がすばらしい。仲代達也さんは言わずもがなであるが、労働者丸山役の隆大介さん、なぞの人物唐沢役の大滝秀治さんは特に印象に残る。

2009年3月7日土曜日

ヨン様が、

タートルネックのシャツとジーンズ姿で極秘来日して、一週間盛岡で漆塗りをしたそうだ。冬のソナタは見たけれど、韓流に全く明るくない私が言うのはナンなのであるが、私、ヨン様を見るとマイケル・ジャクソンを思い出す。なぜだろ・・・?

2009年3月6日金曜日

フェレット

ある街角を散歩していたら、ピンクのドレスを着たぬいぐるみを抱っこしているおじ様がベンチに腰かけていた。孫娘の宝物でも預かっているのかなと思っていると、そのぬいぐるみが動く。凝視するとコスプレのフェレットちゃんだった。おじ様があまりにも誇らしげに抱っこしてらっしゃるので、ここは素通りするわけにはいかないと、声をかけた。

「かわいいですね~!」
「いやいや、…そうでしょう。」
「こんなお洋服もあるんですね、フェレット専用ですか?」
「私が作ったんですよ。」
「ええっ!?」
「ぼ、帽子もですか?このキティちゃんのアップリケもですか?」
「ハイ。」
「真珠のネックレスもしてますよ。」
「あはは・・・」
「まさかこのキティちゃんの傘は?」
「これは買いました。他にも色々とあるんですよ・・・」

と満面の笑みを浮かべながらカバンの中から写真の束を出す。出るは出るは、浴衣姿まである。全部おじ様の手作りっていうから、その思い入れのほどがよくわかる。関心してみているとそのうちの一枚をくださった。そして何でもフィレット協会なるものがあるので、ぜひHPを見てほしいと言われた。”国際”協会である。世界規模のペットなのだと、今更ながらにフェレット人気に気がつく私。そのHPにおじ様のフェレットも出ていた。
こんなんでした。(IFS/HPより)

2009年3月4日水曜日

フクロテナガザル

東山動物園(名古屋市千種区)で最も大きな声を発する動物の一つ、フクロテナガザル。子どもや若い女性を敵とみなして威嚇する。だが、この雄は中高年の女 性が現れると、さっぱり声を発しない。「恋心が原因」と飼育員。テナガザルは人間の女性に攻撃的なのが一般的で、どうもこのテナガザルだけの行動のよう だ。
 東山動物園のフクロテナガザルは、推定23、24歳のこの雄と、20-22歳の雌の2匹がいる。フクロテナガザルは声の届く範囲を縄張りにしており、2匹は東山一帯を自分の縄張りだと思っている。
 若い女性や子どもの甲高い笑い声を聞くと、挑発されたと感じて威嚇。雄が鳴きだし、雌が釣られる。「フゥー、フゥー」「フォオ、フォオ」と次第に大きくなる。一度始まると、15分ほど鳴き続ける
 フクロテナガザルの大声は、若いカップルや子どもたちに大人気だ。子どもたちが「きゃはは」と反応すれば、鳴き声は興奮でさらに激しくなる。
 ところが、中高年の女性だとさっぱり声を発しない。雄が恋心を覚えるからだ。求愛行動を取っているのに気づいた担当飼育員の浅井佳明さん(60)は「中高年の女性には威嚇するどころか、逆に心を寄せてしまって、鳴かせるのは難しい」と説明する。
 日本モンキーセンター(犬山市)の加藤章園長は「テナガザルは人間の女性に対して威嚇するのが一般的。東山動物園の雄の行動は個性としかいいようがない」と話している。
 (中村禎一郎/中日新聞)

と、いうことで、鳴かれなかった場合は”オバサン”と認知されたということ。まっこと正直、まるで白雪姫に出てくる王妃の鏡のようだ・・・。では、オジサンが行った場合はどうなるのかなぁ。

2009年3月3日火曜日

September

”Du you remember~?”竹内まりあではなくっって、1978年Earth, Wind & Fierのほう。

ワカの音楽教室のコンサートで、ガキンチョたちが演奏することになった。かつて、ミラーボールの回る暗い所で聞いたこの曲、ン10年経ってサンサンと太陽の射す教室で子供たちと聞くことになろうとはねぇ。

そして探しました、懐かしの映像(タイトルをクリックしてね)。やりたい人断りきれなくて、みんなメンバーにしちゃったような総勢10人の大バンド。EW&Fを聞くと自動的に手足が踊りだしてしまうのであるが、KC&The Sunshine Bandとかドナ・サマー、アラベスクとかもよく流れていた。もう一度聞いてみよ。六本木スクエアビルも解体されてしまったそうだし、今、ディスコっていうのは存在しているのかなぁ。