2009年3月6日金曜日

フェレット

ある街角を散歩していたら、ピンクのドレスを着たぬいぐるみを抱っこしているおじ様がベンチに腰かけていた。孫娘の宝物でも預かっているのかなと思っていると、そのぬいぐるみが動く。凝視するとコスプレのフェレットちゃんだった。おじ様があまりにも誇らしげに抱っこしてらっしゃるので、ここは素通りするわけにはいかないと、声をかけた。

「かわいいですね~!」
「いやいや、…そうでしょう。」
「こんなお洋服もあるんですね、フェレット専用ですか?」
「私が作ったんですよ。」
「ええっ!?」
「ぼ、帽子もですか?このキティちゃんのアップリケもですか?」
「ハイ。」
「真珠のネックレスもしてますよ。」
「あはは・・・」
「まさかこのキティちゃんの傘は?」
「これは買いました。他にも色々とあるんですよ・・・」

と満面の笑みを浮かべながらカバンの中から写真の束を出す。出るは出るは、浴衣姿まである。全部おじ様の手作りっていうから、その思い入れのほどがよくわかる。関心してみているとそのうちの一枚をくださった。そして何でもフィレット協会なるものがあるので、ぜひHPを見てほしいと言われた。”国際”協会である。世界規模のペットなのだと、今更ながらにフェレット人気に気がつく私。そのHPにおじ様のフェレットも出ていた。
こんなんでした。(IFS/HPより)

2 件のコメント:

  1. すごい器用なおじさまなんですね!

    絵本に出てくるようなかわいさです。
    フェレットって初めて見ました。

    かわいいなあ。

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  2. エリリンさん、こんばんは。あれ以来器用なおじ様にはお会いしていません。暖かくなったら日向ぼっこに二人で現れるのではないかと、今から楽しみにしています。おじ様のかわいがり方は、目の中に入れても痛くないどころか、かわいくって食べてしまいたいくらいの勢いでした。

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