2010年2月26日金曜日

テニス

4年生から始めたテニス、たまに見に行くワカのほんわかテニス姿を見て、いつも頭にある曲が・・・。
テニスコートに秋が来りゃ、イェイ イェイ イェイ イェイ イェイ ♪

そんなゆるゆるテニスだったけど、それでも最近はバトルも楽しくなってきたそうだ。子どもと大人のラケットの違いもわかるようになって(そんなものがあったのか・・)、大人のラケットだと玉の強さの調節もできると鼻息荒い。大人用のラケット買って、ってことかな?

ワカ 「テニスはいいよね、大人になっても皆で楽しめるものね」
私 「らしいよね、ゼンゼンできないからわからないけど。」
ワカ 「どこの国に行っても、皆で遊べるものね。」
私 (お、話題が大きくなってきた、か?)
ワカ 「ホントは鬼ごっこのほうが面白いけど、大人になってやったら変だものね。」

アハハ・・・。一瞬、国際交流まで考えてるのかと思ったけど、んなわけないよね~。

2010年2月23日火曜日

How to wrap a cat

朝起きてこんなクリスマスプレゼントがあったら・・・!
いるんだよね~、こういう子。昔飼っていた猫ちゃんも、ネックレスとかリボンとか付けるとすっごく嬉しそうにしてた。
タイトルをクリックしてね。

2010年2月20日土曜日

マザコン

ワカ 「A子ちゃんは外国でひとりで寮に入ってえらい。」
私 「女の子は男の子より早くにしっかりするからね。」
ワカ 「女の子にマザコンっていないモンね。」
私 「マザコンってどういう意味か知ってるんだ。」
ワカ 「まあね、TVでやってた。」
私 「へ~。」
ワカ 「・・・でもね、それまでマザコンって、”一番いいお母さんを選ぶコンペティション”だと思ってたんだよ。」

わははは、と笑いながら、ふとマザコン(マザーコンテストのほう)がミスコンのような映像で頭に浮かぶ。普段と違う格好たとえば水着姿でたまねぎの千切りの速さを競うとか、お化粧でどこまですばやく素顔を隠せるか競うとか、カクテルドレスで幼児と散歩に行きどこまで服を汚さずにいられるかとか。

2010年2月19日金曜日

アカデミー賞

3月7日(現地時間:日本時 間は3月8日)のアカデミー賞についての記事。

アカデミー賞を主催している映画芸術科学協会が、今年の授賞式でオスカーを獲得する可能性のある人々に泣かないよう呼びかけたという。
アドバイスを受けたのはノミネートされているすべての人だが、その中にはベテラン女優のメリル・ストリープやサンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー なども含まれている。WENNによると、ノミネートされた人々が招待されるランチで、プロデューサー側から受賞した場合のアドバイスがされたとのこと。
その内容は、受賞した場合、座席を立ち演壇に到着したら感情を抑えるようということだったらしい。授賞式の共同プロデューサーであるビル・メチャニック とアダム・シャンクマンによると、涙まじりの感謝の言葉は授賞式で最も嫌がられる行動だそうだ。また、2つのスピーチを用意し、観客に向かっては簡単な感 謝のスピーチをし、個人的な感謝などはカメラが待ち受けているバックステージで行うようアドバイスした。(シネマトゥデイ)


至極まっとうなアドバイス、と納得した。誰が受賞してもおかしくない一流の人たちばかり、どんなことをスピーチするか大変興味がある。しかし、スピーチ大半に「ありがとう」の関係者名を列挙し、持ち時間が終わっちゃったりすると何か物足りない。受賞者が感謝の名前の朗読をせず、しっかりと映画に対する気持ちを詩のように的確に言葉にしてくれたりすると、実に感激する。

涙のほうはどうかなぁ。たとえば俳優の場合、この人たちは職業だから自分をどう見せるかなんてさじ加減ひとつだろう。俳優以外の人はどうか。感極まって言葉に詰まる、ぐらいはいいんじゃないか、と思ったりするけど。でも、百戦錬磨で業界を生き抜いている人たち、一流の人たちは何事にも動揺せず、晴れの大舞台でスピーチをこなせて当たり前なのかも。人間的な成熟と仕事の技量はスピーチと正比例するのだ、とつくづく思う。

2010年2月18日木曜日

インフルエンザ その後がまだある

咳は止まった。でも人間ひとつ心配事が治まると、また新たなる心配事を探し出す。今度はのどに違和感があるのだ。髪の毛だか、魚の小骨が引っかかったような感触がする。しかもそれが気になりだすと、どんどんその存在が大きくなってくる。イワシの小骨がぶりの骨に、髪の毛が毛糸にって具合。かなり真剣に、異物を出そうと頑張る私の横で、オットとワカが「猫が毛玉はいてるみたい~!」とか言ってるし。今度は耳鼻科に駆け込んだ。この時期は花粉症もあるのだろうか、待合室はパンパン。でも流れが速い。

診察室に入ると、診察台が離れたところに2つ並んでいて、その間にローラー付きの先生の椅子がある。1人が終わると先生はクルリと向きを変え、椅子をころころころがして別の診察台に行き、次の患者を見る。患者が名前を呼ばれてもボヤボヤボヤしてたり、荷物を置いたりコートを脱いだりする時間が省略できるというわけ。その後ろに風呂屋の番台のような感じで女医さんが座っていて、カルテを書きながら患者にあれこれ質問してチェック、先生の診断を聞きながら、薬をチャチャチャとカルテに書きこんでいる。 患者の動線、業務の迅速化がよく工夫されている。っていうか、結構せっかちなのか?

私 「のどの調子が悪いんです。」
先生 「あ~、結構晴れてますね。」
私 「違和感があるんですよね、何か引っ掛かってるような、髪の毛とか。」
先生 「あ、そう。(リアクション、なし) え~~って言ってみて」
私 (何にも引っ掛かってない?腫れものないわけ?)「え~~~」
先生 「なんだか鼻水が下に落ちてますね」

・・・・は な み ず? タラ~(これははなみずじゃなくって、冷や汗の音)。
それだけでは情けないの一言なんだけど、アレルギーが見つかってそのお薬を処方された。こうして忘れもしない、1月20日から始まった「インフルエンザで大騒ぎ」は1か月をもって無事幕を下ろした。アレルギーの発見で、それまで出ていた背中と首の発疹の原因も解明。ふぅぅぅ~~。

2010年2月17日水曜日

確定申告

別に高給取りなわけじゃなくって、勤務先の組織の形態上、年末調整ではなく確定申告を行っていた。今年から年末調整することになったので、税務署に足を運ぶのも今回で最後。最初は面倒に思えた作業だけれど、税金について知ることができてよかった。源泉徴収だと給与明細書を渡されるだけで、自分の税金がどう計算されているか考えることもなかった。私だけかもしれないけど。

確定申告の作業は、国税庁のHPで申告フォームに必要な金額を記入、控除分にさえ気をつければ、画面で計算してくれるし、後はアウトプットするだけで収入が給与だけであればそれほど複雑なことはない。しかし、世の中にはいろいろ難しい計算(事情?)のある方が税務署を訪れる。声を荒らげている人もいれば、泣きそうな人もいる。もともと真面目な署員の人が一層、コワそうで冷たそうに見えちゃう。そして、どうしても税金って「取られる」って感覚になってしまう。しかし、よく考えてみたらうちのワカ様が1人公立の学校に通っているだけで、地方税なんかは元が取れるどころかお釣りがくるくらいだ。元気で働けて税金を納められることが幸せなのかも。

しかし、税金だけで世の中は動かない。町内会、PTA、民生委員などなど、地域住民が無償で(実費のみ)で、時間を費やして公共サービスを補っていることも事実。中には形骸化して無駄なこともあるけれど、コミュニケーションという大切な部分の代価は計算できない。

考えるといろいろ難しくって全てが平等にってわけにはいかないけど、是非是非、税金を有効に使ってほしいと心から思う。

2010年2月16日火曜日

インフルエンザその後

今ではインフルエンザ検査でA型と出れば、90%が新型だそうだ。去年の春から秋にかけては新型インフルエンザの正体が謎だった。厚生労働大臣が夜間に患者発生の記者会見をしたり、患者の発生が逐一ニュースで流された。ネットにはいろいろと情報が流れ、「45歳以上はほとんど罹らない」とか「お年寄りには免疫がある」とか「下痢や吐き気などを伴う」とか「季節性ワクチンを接種すると新型に罹る率が上昇する」とかとかとか。

さて、私はそのA型判定を受け、90%の確率で新型だったはず。1日で解熱したものの季節性インフルと同じで、筋肉痛だったり咳が出たりで、出場停止が解除されても病み上がりは辛い。さてその咳なんだけど、初めはあんまりひどくなかったので、早晩治るだろうと気にしていなかった。しかし、だんだん呼吸が苦しくなってくる。試しに深~く息を吸おうとしたけど、息が吸いきれない。食べ過ぎて胃が肺を圧迫か?なんて思ったけど、そうじゃない。しかも気管支に何かが詰まっているような感じがする。こうなると気になって気になってしょうがない。気の小さい私は軽い呼吸困難になり、次第にパニック状態。もしかしたらもっとコワイ病気か?!、といよいよ病院に駆け込んだ。

お医者さん微笑みながら曰く、「今回のインフルエンザ、気管に残るのよね。1カ月も咳が止まらない人もいるのよ。」
レントゲン撮りましょうといわれるかと思ってたのに。
しかし軽く言われた割には、お薬、10日分も渡された。「そ、そんなに治るまでかかるんですか?」「ま、ゆっくり養生してください。」

確かに咳が治まり始めるのに3,4日、完全に治まるまでそれから数日。同じくインフルエンザ仲間のお友達、「後2,3年はかからないから、新型ワクチンいらないわよ~!」って得したみたいに言ってる。軽くすむ人もいるらしいけど、やっぱり罹らないのが一番。熱が下がっても咳が出る人は、長引くかもしれないので、忙しくってもぜひ早めにもう一回受診されることをお勧め。

2010年2月15日月曜日

お風呂

ワカはお風呂が大好き。先日、あんまり長湯なのでのぞいてみると、真っ赤な足が4本のゆでダコがゴーグルかけて風呂にもぐり、リモコン付きの潜水艦を観察していた。のぼせるから他のことをすれば?というと、翌日、鼻の穴をふくらまして「防水のDVDプレーヤーがあるんだよ!」と報告してきた。それはイイ、と一瞬乗りかかったけど、プルプル、そんなものがあったら映画一本終わるまで出てこないから、ふやけてしまう。かたや、オットは超がつく暑がり、寒い冬でも熱いお湯に入るのがイヤだそう。その家にもよるのだろうけど、彼の国ではバスタブがシャワー受けになっていて、浸かるという使い方はあんまりされていない。

ところ変わって、ロンドンやベルリンではバスタブの外にじゅうたんが敷いてあるバスルームがあった。風呂桶の外に畳が敷いてあるようなものだ(そういう温泉に行ったことある)。じゅうたんを濡らさないようにそれは緊張した。どうやって入ってるんだろう?
それから日本以外では追い焚き機能なんてないし、都度お湯を落とすのでもったいないなとも思う。そう言われてみれば、日本家屋の断熱には厳しい意見のドイツ人、日本のお風呂の使い方には好意的意見。「水を汚さないように何度も使っているし、蓋でエネルギーを逃がさないようにして、日本人のお風呂の使い方は自然に優しい!」だって。

いずれにせよ、蛇口をひねれば暖かいお湯がジャバジャバ、体にいい入浴剤も豊富、掃除しやすいお風呂とか、ミスト風呂とか・・・。考えてみると水不足だったり、あったかいお湯が出ない国だってある。日本のお風呂事情は実に贅沢だな、と思う。

2010年2月13日土曜日

Glee

今月から始まったFOXJAPANのTV番組。
早稲田大学グリークラブの”ボニージャックス”なんて思い出しちゃうけど(ちょっと古かったか・・)、グリーとは合唱団につけられる名称のひとつで、言葉の意味は”歓喜”とか”愉快”。この番組では男女混声で歌って踊れるミュージカルのようなクラブ。

アメリカの片田舎で高校生活を頂点に、大人たちの人生は緩やかに坂を下りていく。高校教師ウィルは買い物が止まらない奥さんに子作りの使命を受け、廃部寸前のグリークラブの顧問も押し付けられ、悶々とした毎日。かたや今が人生の頂点青春真っ盛りの高校生にも、既に負け犬呼ばわりの若者もいる。彼らの価値観はカッコイイかそうじゃないか。グリークラブは勿論いけてないほうで、生徒だけでなくあろうことか教師からもバカにされ、陽の当たらない場所で細々と練習をしている。しかし、歌が好きなアメフトのスター選手がウィルに半ば脅迫され、グリーに入部してからこの物語が始まる。

全編なつかしのポップスやロックを、情けない部員が元気にかっこよく歌いまくる。主人公グリークラブ顧問、ウィル・ シュースター役のマシュー・ モリソンはミュージカル俳優。第一話ではギター片手に素敵な歌声。クラブでディーバのレイチェル役、リー・ ミシェルは8歳からブロードウェイの舞台に立つバリバリの歌手、いけてなさを出しながら素晴らしい歌声を聞かせてくれる。アメフトスターのフィンも甘いマスクでなかなかの歌声、高感度高し。もし高校生に戻れるとしたら、こんなクラブにはいりたいなぁ。

このドラマ期待出来そう。

2010年2月12日金曜日

背比べ

柱に傷をつける事をオットが許すわけがないので、ワカはいつも私と背比べ。
そしてついに2010年1月私より高くなった。靴のサイズは2年前に、足の長さは去年から追い抜かれ、座高で上回っていた私、我が家の身長No.2をかろうじて維持していた(3人しかいないけど)。私、縮んだか・・・?まだちょっと早いか。

こうなると気になるのは声変わり。変わらなかったら困るけど、なるだけ長い間聞いていたいなぁ、このかわいい声。と、思いつつ、密にIphoneに録音する母であった。

2010年2月10日水曜日

ブロードウェイ ブロードウェイ コーラスラインにかける夢

監督、ジェームズ・D・スターン、アダム・デル・デオ。2008年
去年文化村で見た”コーラスライン”は、残念ながら期待したような舞台ではなかった。しかしこの映画を見てあの時の消化不良がおさまったようだ。

オープニングで”ONE”のピアノのイントロとともに1974年のNYが映しださされ、すでに目が釘付けになる。8か月をかけて、3000人から選ばれるのはたったの19人。選ぶほうも選ばれるほうも必死。物語は”コーラスライン”を作った故マイケル・ベネットとオリジナルメンバーの証言をはさみながら、まさに作品そのもののオーディションが繰り広げられていく。

その中で特に印象に残ったのはポール役のジェイソン。ポールは女装してショーに出演し、一番見られたくない両親にそれを見られ、失意の中全てを両親に受け入れてもらうまでのいきさつを演出家ザックに話す。ポールは歌わず踊らずただ身の上を話し続けるだけ。さて私は、今までなんでこのセリフだけの場面が必要なのだろう?と思ってきた。ようするにこの役はヒジョ~に難しいのである。そしてジェイソンを見て、初めてそのセリフに泣いてしまう(今まで見てきた俳優さんごめんなさい!!)。映画の中の審査員も泣かされてしまう。

そしてシーラ役でオーディションに挑むラシェール。この人は1999年にトニー賞を受賞した”フォッシー”(アン・ラインキング振付)に重要な役どころで出演していた。このDVDは私のお宝で、何度も繰り返し見ているので、一目でラシェールと分かった。こんなキャリアの人でもオーディションを受けるのかとオドロく。ラシェールは最終選考でなぜか役にはまりきらず、審査員から「8か月前の一次予選の演技に戻せ」と言われ混乱。「彼らは8か月前の私の何が好きだったのか、私はその時何を考え、どう演じたのか全く思い出せない。」
そして、結局大本命ながら役を取り逃がしてしまう。・・・本当に厳しい世界である。

"Kiss the day Goodbye"という歌のなかでダンサーは誇らしげに歌う。「悔やまない 選んだ道がどんなにつらく この日々が報われず過ぎ去ろうと。」

では、”コーラスライン”ファンのみなさん(いらっしゃったらだけど)、一緒に歌いましょう!

Kiss the day goodbye
the sweetness and the sorrow
wish me luck the same to you
but I can't regret what I did for love, what I did for love

Look my eyes are dry
The gift was ours to borrow
It's as if we always knew
And I won't forget what I did for love, what I did for love

Gone, love is never gone
And we carry on, love's what we'll remember

Kiss the day goodbye
And point me toward tomorrow
we did what we had to do
Won't forget, can't regret what I did for love

What I did for love
What I did for love

Gone, love is never gone
And we carry on, love's what we'll remember

Kiss the day goodbye
And point me toward tomorrow
we did what we had to do
Won't forget, can't regret what I did for love

What I did for love
What I did for love

2010年2月7日日曜日

インビクタス

クリント・イーストウッド監督。★★★★★!!

ここ数年、彼の作品は頂点に上り詰めた、と作品が発表されるたびに思わされた。頂点に上がったら後は下りが待っているのだけれど、彼はそのまま、次から次へと山脈の頂を縦走し続けている。

実話でなければ、「こんなにうまくいく話があるだろうか?」と鼻白んでしまうほどのストーリー展開。これだけ感動させられる材料がそろっているのに、説教じみていたり、思想の押しつけだっだり、お涙頂戴には絶対ならない。マンデラ役のモーガン・フリーマンは見事。そして、マット・デイモン!いったいこの人は幾つの顔があるのだろう。彼の一連の俳優としての仕事は、控えめで真摯で情熱に満ち溢れ、まっこと素晴らしいの一言。イーストウッド監督の次回作にも出演が決まっている。

終盤のラグビーのシーンは見ごたえ十分、お手本になるような美しいプレーが続出。激しいディフェンスとタックルの連続でトライに結びつかず、南ア、ニュージーランドとも一歩も引かず3点づずの攻防。キャタピラーのようなスクラムの押し合い、スクラムを押す男達の声が猛獣のように低くうなる。体を張ってモールを作り、ボールを出す絵に描いたようなプレー。キックされたボールは高く、高く、弧を書いてゴールに飛び込む。スタジアムの中も外も”ワンフォーオール・オールフォーワン”。ラグビー好きには鳥肌モノ。そして全てが終わった後、ラグビーにはとっておきの言葉がある。”ノーサイド”。

徳と善に満ち溢れた指導者を選んだ後は、国民ひとりひとりが変わらなくてはいけない。・・・何を書いてもこの作品の前には言葉が足りないなぁ。こんなにすがすがしく、そして見る人をも変えてくれる映画には、めったにお目にかかれないと思う。

2010年2月5日金曜日

先日NHKで合算年齢165歳でマラソンをして、ギネスに認定されたご夫婦の話題を見た。
一番びっくりしたのはご主人(85歳)が9年前に膝の怪我をして、そのリハビリに付き合って奥さんがマラソンを始められたという話。なんと70歳を越してからのマラソンになる。たまげた。

私の母は70代前半、マラソンこそしないけど、とにかく元気、しかもまだ働いている。口も達者、ゼンゼン勝てない。しかし、先日一緒に電車に乗っていたら、思いもよらないことが起こった。目の前の若者が「どうぞ」と言って母に席を譲るではないか。


一瞬、ひやり。
いやもしかしたら母に向かっていったのではないかもしれない。
いや母だ。
ムッとして座らないか?

「あ~ら、ありがと!」
さっさと座る母。

その間約5秒ほど。
あっという間の出来事のあと、襲ってきた脱力感。母がそんな年に見えるようになってしまったんだ・・・。そんな私の表情を素早く見抜いたのか「最近よく譲られるのよ、ホホホ。座れてうれしいわ!」
けろっとした母の言葉と、しっくりこない私の気持ちを電車に残し、駅に降りた。

2010年2月3日水曜日

にっこり笑う犬

まずは、タイトルをクリック。
ちいちゃんは前世は人間だったに違いない。
口角を一生懸命上げるこの仕草・・・、かわいくて涙がでる。

2010年2月2日火曜日

アメリカン・アイドル シーズン9

日本では、いよいよ今週6日(土)夜9時からスタート。
審査員はポーラが降板して、後任はエレン・デジェネレス。ポーラがいなくなるのはなんとなくさみしいような気がするけど、エレンはきっとオモシロイに違いない。

そして、来年はサイモン・コーウェルも降板するらしい。アメリカン・アイドルはもう一人のサイモン(フラー)が制作権を握っているので、コーウェルは自身がプロデュースする英オーディション番組「Xファクター」の米版に意欲を燃やしている模様。そしてコーウェルのあとを誰が埋めるかというと、なんと”エルトン・ジョン”と交渉が進んでいるといううわさが・・・。にわかに信じがたい。10年前のステージの話になってしまうが、エルトン様は2時間をほとんど一人で歌いきった。その集中力、職人魂に頭が下がったものである。もしあのステージをずっと続けるとなると、段々しんどくなるだろうなぁ・・、と同情もする。

去年はアダムに目が釘づけだったけど、今年はどんな人が現れるだろう。また楽しいシーズンが始まった。 わ~い!!

2010年2月1日月曜日

歩いても歩いても



是枝裕和監督、2008年

横山良多(阿部寛)は妻のゆかり(夏川結衣)とその連れ子のあつしを連れて、15年前に溺れた子供を助けて他界した兄の命日に実家に帰省した。三浦の海岸の静かな風景の中で、引退した町医者の父(原田芳雄)、母(樹木希林)、妹夫婦とのある夏のごく普通の一日のものがたり。

良多は失業中、しかもなくなった兄にコンプレックスをもち両親としっくりこない。その両親もお互いの会話はどことなくすれ違っていてとげとげしい。姑からの鋭い一刺しをツンツンと不意打ちでくらい脱力と忍耐の嫁・ゆかり(良多の妻)。あっけらかんとして母親に話しを合わせながらも、争いを避けるべく気を使う長女(YOU)。そんな大人を愛すべき人々として見るあつし。

良多の母は、妻として母として我慢して我慢して生きてきたのだろう。閉じてしまった天岩戸は簡単には開かない。なぜそんなことをするのか、こんなことを言うのか、彼女の痛みに鈍感な家族はうざったく感じる。けれど、母にはおそらくそういう風にしてしか、昔からの積もり積もった痛みを和らげる方法がないのだ。樹木希林さんは意地悪をユーモアというオブラートで包み、息子を失ったつらさを悲壮感なく深く深く感じさせる。

約束を守る、夢を実現する、できたらそれに越したことはないけれど、約束をした人、夢を持っていた自分、それ自体が大切な思い出。思った通りに時は過ぎて行かないけれど、後悔もさみしさも感じさせない、ただ日々を繰り返す。絶妙なタイミングと会話で胸の奥が理由なくチクリとする、そんな 何気ない日常を描いた詩のような映画である。