2010年2月5日金曜日

先日NHKで合算年齢165歳でマラソンをして、ギネスに認定されたご夫婦の話題を見た。
一番びっくりしたのはご主人(85歳)が9年前に膝の怪我をして、そのリハビリに付き合って奥さんがマラソンを始められたという話。なんと70歳を越してからのマラソンになる。たまげた。

私の母は70代前半、マラソンこそしないけど、とにかく元気、しかもまだ働いている。口も達者、ゼンゼン勝てない。しかし、先日一緒に電車に乗っていたら、思いもよらないことが起こった。目の前の若者が「どうぞ」と言って母に席を譲るではないか。


一瞬、ひやり。
いやもしかしたら母に向かっていったのではないかもしれない。
いや母だ。
ムッとして座らないか?

「あ~ら、ありがと!」
さっさと座る母。

その間約5秒ほど。
あっという間の出来事のあと、襲ってきた脱力感。母がそんな年に見えるようになってしまったんだ・・・。そんな私の表情を素早く見抜いたのか「最近よく譲られるのよ、ホホホ。座れてうれしいわ!」
けろっとした母の言葉と、しっくりこない私の気持ちを電車に残し、駅に降りた。

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