2010年6月7日月曜日

グラドゥス・アド・パルナッスム博士

今年のワカのピアノのお題はドュビュッシー。「子どもの領分」の第1番。
こういういかにも博士らしい名前の人がいるのかと思ったら、グラドゥス・アド・パルナッスムというのはピアノの教本で、指の練習にはいいのだけれどメロディーは単調。そんな練習曲に一生懸命、時には、つまらなそ~に取り組んでいる子どもの様子を、”博士”とからかって作った曲だとか。上がったり降りたり、休憩したり、興奮したり、きらきらしていて、若々しい曲だ。

さて、お手本にどんなCDを買おうかなと調べていたら、ラフマニノフが「子どもの領分」の第6番”ゴリウォーグのケークウォーク”を演奏しているのを見つけた。そして、ドビュッシー本人の演奏も。グラ博士を探していたはずが、次から次へと面白いポスティングを見つけ、アリ地獄状態。

ホロビッツやらバックハウス、あれこれズ~っと見続けて、懐かしの演奏発見。1988年のシルベスターコンサート、チャイコフスキーのピアノコンチェルト第一番の第三楽章。カラヤン指揮ベルリンフィル、ピアノ演奏はキーシン。ちゃんとしたオーディオセットで視聴しなくっても、この感動は伝わるはず。カラヤンにはこれが最後のシルベスターコンサートとなった。このときキーシンは若干17歳・・・、ため息。天才とはこういうことを言うのだろう。凡人の努力を否定するわけでもないし、天才が努力していないというわけでもないけれど。ちなみに来年2011年キーシンは日本に来日するらしい。チケット取れるかしらん。

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