私たちは結婚式というものをしなかった。オットが結婚式は、原始的儀式だし、なんたって恥ずかし過ぎる、ナルシストしか耐えられない、ハンタ~イ!と言ったからだ。先立つものが無かったし、めんどくさかったので、結局何にもせずに終わってしまった。
それからXX年がすぎ、ゆうべオットはヘンな夢を見たという。
自分はなぜか楽屋にいて、舞台に出る準備をし、そろそろ出ようかなと思ったところで、何の舞台だか側にいる人に尋ねたそうだ。「結婚式ですよ、あなたの、はっはっはっ。」と言われ、仰天し、袖から舞台を覗くと、なんと私がひらひら衣装をまとって踊っているというのだ。極度の緊張と恥ずかしさの中で、意を決して舞台に出ようとしたら、待ったをかけられた。
「まだ、美智子妃殿下がご到着なさっていません。」 (・・・・すごい・・・・、主賓か?)
程なく、美智子妃殿下が到着、なぜかアラブ人と日本人で満員の会場で、にこやかに手を振っておられたそうだ。
ほんとは結婚式したかったんじゃないのか?と、かなり疑う。けど、今更白無垢なんて着れませんわ・・・。
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