2008年2月3日日曜日

バットシェバ舞踊団

イスラエルのバットシェバ舞踊団『テロファーザ」を神奈川県民ホールで見た。2005年初演で総勢35人のダンサーが、4台のディスプレイの前で一時間半踊り続ける。

ダンサーのレベルがまちまちなのがちょっと気になったが、少なくとも半分以上の踊り手はその訓練された肢体を十二分に使いこなし、クラシックバレエでは見られない舞踊空間を使い踊りきっていた。随所にクラシックバレエの技法をそれと気がつかない程度にうまくはめ込み、しまりのある振り付けになっていると思う。・・・・が、なぜか不完全燃焼なのだ。特に最初の3分の1ほどは、彼らのダンスに乗り切れない私。そし~て、素朴な疑問。なぜ、なぜ、衣装がアンナなの?私は極彩色(右上)のこれが見たかった!もしかしてワンセットしかなくて、洗ってる暇ないから翌日だけこの衣装着たって言うんだったら、とっても怒る。

バットシェバを見るのはこの公演が初めてで、残念ながらとても評判のよい「アナフェイズ」を見ていないので、舞踊団のことをあれこれ語るわけにはゆかないのだが、ひとつ思うこと。イスラエルといえばパレスチナと緊迫した物騒なイメージがあるものだが、それを考えるとこの振り付けはまったく対極のイメージになる。肉体開放、異文化の融和、他人との協調、個人尊重、癒し、というような単語が、私の頭の中に思い浮かぶような振り付けなのだ。だから~、しつこいが、あのコスチュームで見たかった~~~!!

0 件のコメント:

コメントを投稿