「40才の童貞男」、アメリカ版「The オフィス」でまじめなボケ顔が愛らしいスティーヴ・カレル。テレンス・スタンプ、アラン・アーキンの熟れきった渋顔も素敵。アン・ハサウエィはきれいでかっこいい。
60年代のTVシリーズの映画化。メル・ブルックスのギャグの世界。こうなるんだろうなと思った通りになるのに、やっぱり笑わされる。しかも60%くらいのツボの押さえ方で、おかしいんだか、ばかばかしいんだか、なんだかね、という笑いの境界線をさまよう。その境界線を超えるか超えないかは観客の人生経験だの趣味だのに任されていて、ハマると120%笑える。60%ゆえに下ネタさえも完全に落としてしまわず上品な下品になる(?)。スティーブ・カレルのコクないスマートさも映画をウルサクしていない。
家族でウケたギャグのすり合わせをしたら、それぞれ目の付けどころが違っていた。あるシーンを見て笑っているうちにたたみかけるようにギャグが続いていて、見逃しちゃったりしてるのだ。トムとジェリーやらバックスバニーを、笑うために何度も見ちゃうような人にお勧め。DVD買っちゃおうかな。
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