2008年10月6日月曜日

イグ・ノーベル賞

10月3日の日経22面のすてきな記事

ハーバード大学で10月2日、今年の授賞式があった。北海道大学の中垣俊之准教授ら6人が、「真正粘菌」という単細胞生物が迷路の最短距離を導き出すことを発見して、認識科学賞を共同受賞した。三センチ四方の迷路の入口と出口に食べ物を置いておくと、脳も神経もない粘菌がなんと最短距離で迷路を進むらしい。「単細胞=頭が悪い、ではない」と中垣氏はあいさつ。ありがとうございます。

平和賞は”植物にも人間と同じような尊厳がある”との考えを推進する、スイス政府の生物工学に関する倫理委員会とスイス市民が受賞。これにはふか~く同意。植物にクラシック音楽を聞かせると成長が早いとか、結構知られた話も身近にある。神社のご神木なんぞは人間通り越して神様だし。

話がずれるけど、ずっと前、ある男の人が”植物の気持ちを知る機械”(だったっけか?)を開発したというのをTVで見た。ちょっと記憶があやふやなのだが、その機械はバウリンガルのように植物のお話を翻訳するわけではない。ワイヤーを植物に巻きつけるかなんかすると、ワイヤーのもう一方をつないだアナログの電流計みたいな機械から植物の”キュイ~ン”とか”ジジジジ・・・”いう鳴き声(ほとんどノイズ)が聞こえてくる。いろいろ鳴き声を聞かせてもらったけど、その中で忘れられないのが大根。まな板の上の大根さんをバッサリときると、周波数が合ってないラジオの音量を大きくしたような”ギャイ~ン”という金切り声。い、痛がってる・・・。それを見てからというもの、しばらく野菜を切る時に「失礼します。」と挨拶してから料理した。

話をイグ・ノーベルにもどしてっと。そして生物学賞は、”犬に寄生する蚤は猫に寄生する蚤よりも高くジャンプする”ことを突き止めたフランスの研究家。・・・楽しい。

なんかいいなぁ、一生懸命学問する人間って。

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