2008年9月1日月曜日

ハンコック

このハンコック、肉体が地上のどんな物質より固く、百人力の力持ち、空も飛べるし、なんと年をとらない(しかし成人はしている)。おまけに悪者相手にお話しながら板金加工の特技を披露。
こんなとてつもなく濃いキャラクターを、ウィル・スミスはあっさりと仕上げている。しつこさ満載のハリウッド映画なのに、途中でゲップ(失礼)が出ないのは、ウィ ルのおかげと思うのだ。きっと良い人で、誠実なのだろうなと勝手に思う。93年の「私に近い6人の他人」、彼なしではあの映画はありえないほど印象深かった、それ以来のファン。もう一人シャーリーズ・セロンも映画を落とさず、しっかり持ち上げている。この方が美しく、上手いのは周知の事実、本編では更に笑いもとる。

そして突っ込みどころ満載。たとえば、記憶喪失のハンコック(ウィル)がメアリー(セロン)に、自分たち二人の関係を訪ねたときのやり取りには驚いた(わたしも記憶喪失のため字幕どおりではないのであしからず)。
ハンコック「おれたちはいったいどういう関係だたっんだ。」(知りたいよね、こんなきれいな人だもの。)
メアリー「兄弟よ!」(??そ、そう来るか・・・。冗談のつもり?)
ハンコック「嘘だ!”」(文字どおり受け取ったか、ハンコック。)
ハンコック「兄弟があんな態度(メアリーがキスを誘うムードを盛り上げる)をするか?」(そんな理由じゃなくって、どこからどう見たって兄弟には無理があると思うのだが・・。汗)

これといってメッセージもない(あるのかも・・?)のだけれど、ホントのところとっても面白かった。ホントよ。

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