2008年9月24日水曜日

久石譲in武道館 ~宮崎アニメと共に歩んだ25年間~

久石譲さんのお嬢さん麻衣さんが歌った「ひまわりの家の輪舞曲」(崖の上のポニョ)。

もう一度自由に歩けたら
思いっきりお掃除をして
お洗濯をして お料理を作って
お散歩に出掛けよう

(中略)

お迎えはまだ来ないから
その間にちょっとだけ歩かせて
もう一度だけ踊りたい
そよ風になって

(中略)

お迎えはまだこないから
窓のガラスをふくだけでいいの
もう一度だけ踊りたい
そよ風になって

人間の老いを宮崎駿さんが綴り、それをゆっくりと麻衣さんが静かに歌い上げる。いつか自分の体がままならなくなったとき、何が懐かしくなるのだろうか。今はいない祖母やおばたちを思い出し、何とも切なくて優しくて、誰もそばにいなかったからボーボー泣いてしまった。この曲を聴いた後、目の前につみあがったお茶碗やら、洗濯物でさえ大切に見えてくる。青い鳥に見えるか見えないか、それはそこにあるものを見る自分自身次第。こうやって一瞬でも何かに心を洗われる瞬間があるって幸せなことだなぁ。

2 件のコメント:

  1. あんこさん 心洗われました。
    見逃したのですが・・様子がすごく伝わりました。
    <本当のしあわせ>を感じられるときって、ほんとに幸せですね。

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  2. あきざくらさん、いらっしゃいませ。
    ナレーションで、宮崎監督はこの歌を聴いてお母さんを思い出し涙した、と言っていました。映画では聞けないそうですが、崖の上のポニョのイメージアルバムの中に入っているそうです。

    そして、動画を見つけたのでタイトルをクリックしてみてください。

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