2008年9月29日月曜日

ポール・ニューマン

ポール・ニューマンが亡くなってしまった。本当に寂しい。スーパーマーケットに行ったらドレッシングとポップコーンのラベルのポール・ニューマンが笑っていた。

私が映画を見始めた頃は既に大スターであった。リアルタイムでは「スティング」、「タワーリングインフェルノ」、「スラップショット」あたりから。それから名画座で「明日に向かって撃て」、ビデオとかなかったからテレビの再放送かなにかで「ハスラー」とか「引き裂かれたカーテン」とか見たっけ。
みんなそうだと思うけど、「明日に向かって撃て」でバートバカラックの「雨にぬれても」の曲の流れる中、たれ目のキャサリン・ロスと自転車に乗るシーンはその新鮮さに目を見張り胸を高鳴らせた。

ニューシネマの時代が去ってからは「ハスラー2」(マーティン・スコセッシもいい)や「ノーバディーズ・フール」。特に「ノーバディー~」はブルース・ウィルスやメラニー・グリフィスがニューマンと素晴らしいハーモニーを奏でている。正直、彼の老いを目にしてちょびっとつらかったけど。
83歳は早すぎるとはいえないのかも知れない、でも、生きていてほしかった。

2008年9月28日日曜日

アイアンマン

原作は日本にあんまりなじみがない、だって、知り合いの若者が”アイロンかける人”と思ってた。”スパイダーマン”シリーズでおなじみのマーベル・コミックが原作で1963年にアメリカで登場。だから映画の舞台はベトナムからアフガニスタンに、バージョンアップしたパワードアーマーは着脱可能、などコミックとは設定が異なっている。(映画についてはタイトルクリック)

さてコイけど大好きなロバート・ダウニーJr冒頭の脂ぎった姿を砂漠でそぎ落とした、ざっくりとワイルドなカンジがなんともいい。いろいろあったけど完全復活を成し遂げたようでうれしい限り。”アリー”のときは本当にがっかりしちゃったから。”何とかマンもの”にロバート・ダウニーJr.が出たのは意外だったけど、グウィネス・パルトローが出ているのも意外だった。それにしても彼女は超美脚である。あの困ったような表情がやっぱり素敵。そして、悪役のジェフ・ブリジス、こ、こんなに老けなくっても・・・。それにしても、ナットクのキャスティング。 俳優と同じくらいパワードアーマーはクール。
そして物語はアメリカのみを完全に正当化していない。この際深読みせず素直に受け取とってすっきりと映画を楽しもう。

この手の映画は心の底ではいつもたかがコミックの実写版・アクション映画、って思って見に行くのだけれど、俳優のその真剣さに結局は最後まで見入ってしまう。勿論どれとは言わないけど、中にはコミックそのものってゆう映画もあるけどね。スパイダーマンしかり、Xメンしかり、へんに持って回って気取った映画より後味がよい。

2008年9月27日土曜日

ざびじい・・・

学校の行事が週末に入り平日が振替休日になった。季節もよいので、有給とってワカと電車でも乗りに行こうかと思っていた。で、先日そんなことを晩御飯食べながらお話もしていた。そしたら昨日、休みの日はナントカ君とヘノヘノ君とモヘジ君と遊ぶんだ~、って。

高齢出産でそれまでの夫婦の自由気ままな生活に慣れていた私は、楽しい?育児をしながらもその束縛感にもヒーコラ。いつか自分で計画立ててほっといても楽しくやってくれる日が来てほしい、と成長と解放を夢みてその日を指折り数えていた私。しかし、いざその足音が聞こえてくると・・。友達と楽しくやっているのは何ともうれしい、けど、なんだか遠足の話がうやむや、そして何よりざびじいので、未練がましくも一言。
「ママ、会社お休み取らなくって、いいのね?」
「あ、そうだった、忘れてた。ごめんね。お弁当だけお願い!」
・・・なんだかこれじゃ立場逆転だわさ。

これからはBW<Before Waka>に戻って、またオットと2人で楽しく遊ぼ~っと、老後に備えて、ね。

2008年9月26日金曜日

ジャニス・ジョプリン 恋人たちの座談会 (再)

リアルタイムで知っている人ではなく、この時代の音楽やら映画は70年代半ばになってから追っかけた私。だからその時代の風を肌で感じることもなく、彼女をモデルにした79年のベッド・ミドラー主演「ローズ」でこんな人なんだな、というくらい。ベッド・ミドラー迫真の演技も当時はまじめで純粋な(?)私にはあまり好感が持てず、したがって映画の後、わざわざジャニス・ジョップリンのレコードを聴てみよう、と思うこともなかった。

さてこの座談会、ジャニスが世に出てから出会った恋人の中から選び抜かれた4名が、40年あまりの年を経てサンフランシスコに集い彼女との恋愛を語り合う。

4人の中では一番最初の恋人は同じバンドのビッグブラザー&ホールディングカンパニーのギタリスト、ジェームス・ガーリー。彼は妻子持ちで結局2週間ぽっきりで別れることになってしまう。その妻ナンシーにおどろいた。ビーズ作家であった彼女を紹介した写真、スッピンで片方の胸がブラウスからポロリン。(ほかに写真なかったのか。)一筋縄ではいかない人々が集まりあの音楽を作っていたのだな、と改めて感じた次第。後に彼らはバンド仲間と一つ屋根の下に住み、ジャニスはジェームスへの思いを抱きながらも、ナンシーと友人になったという。

2番目の彼氏は反体制の旗手として知られたシンガー、カントリー・ジョー・マクドナルド。彼にはジャニスとの間には苦い思い出がいっぱい、思想的には一つも共通点がなかったという。次から次に出てくる真実に驚いてか、他の3人が笑いながら話していても真面目な面持ちで言葉すくな。今のカントリー・ジョーはウッドストックのころの彼とは全く別人のようになっている。40年たてば、人間、生まれ変わるのかも。

3番目の彼氏ギタリスト、サム・アンドリューはこの座談会の進行役を務めていて、彼女とは深い関係が短かったせいもあるかもしれないけれど、淡々と客観的に話を進行。でもところどころ僕が友達として一番付き合いが長いのだ、みたいなプライドがなんとなく見えたような気がしちゃう。

最後の恋人、ブラジルで出会ったデイビッド・ニーハウス。彼は、僕が最後と信じていると言い(実際は彼の旅行中にジャニスはほかの人と婚約し、彼と再会する前に死んでしまうのであるが)、なんとなくジャニスに冷たいカントリー・ジョーに怪訝なまなざしを向ける。彼女の思い出を涙目で語る彼の今の顔にはブラジルで彼女と写した写真の面影は、もう、ない。月日は本当に容赦なく過ぎていく。

何をもって4人はこんなに自由に彼女について語ることができたのか。4人のはっきりした記憶、それを語る飾らない言葉には、彼らのジャニスへの気持ちがあふれている。まるで恋愛映画ような素晴らしいドキュメンタリーを見せてもらった。
…いいなぁ、4人も集まってくれて。

2008年9月25日木曜日

ライオン犬

レオタードが似合うサンシャイン・タエちゃんも無事見つかったことだし、-ま、タエちゃんしっかりしてるから(?)、あんまり心配してなかったんだけどね- 今度は世にも珍しい”ライオン犬”が登場。・・・・でもどこから見ても犬にしか見えないんだけど。
”つけられた名前わさお”と”秋田犬と判断した獣医”さん、青森の海辺の町で潮とイカ焼きのにおいに囲まれたやさしい風景、勝手に妄想しておなかが空いてきた。

記事:

日本海に面した青森県鰺ケ沢(あじがさわ)町で、名物のイカ焼き店を経営する菊谷節子さん(65)が飼っている秋田犬とみられるわさお」(雄、推定1歳)が人気者になっている。

 菊谷さんが昨年11月、捨てられているのを見つけて連れ帰った。白く長い毛並みに細い目と、純粋の秋田犬には珍しい風ぼう一見ライオンに似ているが、獣医が秋田犬と判断した。旅行者のブログで紹介されると一躍、注目されるようになった。

 観光客からは「癒やされる」と評判。イカ焼きの売り上げ増につながり、「拾ってあげた恩返しかも」と菊谷さんも目を細めている。【塚本弘毅@毎日新聞】

人気者となっている秋田犬の「わさお」=青森県鰺ケ沢町で2008年9月9日、手塚耕一郎撮影

(人気者になっている秋田犬の「わさお」=青森県鰺ケ沢町で2008年9月9日、手塚耕一郎撮影)



2008年9月24日水曜日

久石譲in武道館 ~宮崎アニメと共に歩んだ25年間~

久石譲さんのお嬢さん麻衣さんが歌った「ひまわりの家の輪舞曲」(崖の上のポニョ)。

もう一度自由に歩けたら
思いっきりお掃除をして
お洗濯をして お料理を作って
お散歩に出掛けよう

(中略)

お迎えはまだ来ないから
その間にちょっとだけ歩かせて
もう一度だけ踊りたい
そよ風になって

(中略)

お迎えはまだこないから
窓のガラスをふくだけでいいの
もう一度だけ踊りたい
そよ風になって

人間の老いを宮崎駿さんが綴り、それをゆっくりと麻衣さんが静かに歌い上げる。いつか自分の体がままならなくなったとき、何が懐かしくなるのだろうか。今はいない祖母やおばたちを思い出し、何とも切なくて優しくて、誰もそばにいなかったからボーボー泣いてしまった。この曲を聴いた後、目の前につみあがったお茶碗やら、洗濯物でさえ大切に見えてくる。青い鳥に見えるか見えないか、それはそこにあるものを見る自分自身次第。こうやって一瞬でも何かに心を洗われる瞬間があるって幸せなことだなぁ。

2008年9月22日月曜日

アリクイのタエ

メスのミナミコアリクイ、「タエちゃん」が脱走して3日目。この日は午前9時すぎからサンシャイン水族館の職員や救助犬3匹を投入し捜索が続けられていますが、まだ発見には至っていません。

 しかし、タエちゃんをおびき寄せようと20日に水族館の床下に設置した好物のアボカドが21日朝、何者かに食べられているのがみつかりました。

 「断言はできませんが、アリクイの可能性もあるのかなと」(広報担当者)

 水族館によりますと、ネズミが食べた可能性も否定はできないということですが、アボカドを置いた床下を中心に引き続き捜索を行うとしています。(21日13:41)

タエちゃん脱走2回目、前回は向いのペンギン山で見つかった。引き戸を開けるのも上手だし、怖いもの知らずのタエちゃん、吉良邸で上野介を探す赤穂浪士の如く、あちこちの引き戸を開けまくっている姿が目に浮かぶ・・。

タエちゃんの“わが道を行く”姿はタイトルをクリック。

2008年9月16日火曜日

ベン・ハー

昨晩、見始めたら止まらなくなってしまい、長~~~いのに、結局最後まで見てしまった。
戦車の競走シーンは何度見ても驚嘆。最近はCGばかり見せられているので、なおさらそのカメラやらアクションに驚く。カメラだけでなくおなかに響く馬の蹄と戦車の車輪、そして大観衆のどよめきなど音もすごい。
スタントたるやあっぱれの一言。メッサーラがこれでもかこれでもかとぼろ布のように引きずられる、とってもイタそう。撮影中スタントマンに死者が出たとかでないとか・・・。この壮大なスケール、ローマ人もびっくりだろう。

そして懐かしの淀川長治さんのコメント見つける。1926年版の“ベン・ハー”の解説なんだけど、「トーキー」になってワイラーが撮った戦車シーンの解説が、実に面白い。ご本人真剣なので悪いのだけど、ククク・・・。彼の頭の中では、しゃべりながらフィルムがクルクルまわっている。あのお顔、声を思い出しながらどうぞ。

淀川長治のクラシック名作劇場

2008年9月15日月曜日

純情きらり 再放送

9月29日19時45分からハイビジョンで再放送。DVD買ってないので、2年ぶりの再会。朝の連ドラっていつも前作の余韻を引きずっていて、にわかに新しい世界にもテーマソングにも入り込めず、1,2週間はストーリーに乗れない私。最初のほうでちょろりちょろりと登場していた達彦さんには、ぜんぜんフォーカス置いて見てなかった。今回は最初っからジーっと入り込んで、ますます突っ込みながら見ちゃおうと思う。

再放送の予告編を見ていたら、あおいちゃん変わってないようでしっかり変わってる。
それにしても篤姫は面白い。勝海舟さん曰く「力ではなく心で動かすもの。」
心動かされる政治家がいないのかな、今は。それともそんなことは妄想の世界なのかな。それよりもテレビや新聞に、面白おかしくパッチワークされた政治家を見せられているだけなのかしら。

2008年9月10日水曜日

10歳の男子

ワカと友達の会話を小耳(大耳?)にはさんだ。

少年M  「好きな人いる?」 (でたっ!)
ワカ  「どういう人?」 (なんという質問)
少年M  「女の子。」 (そりゃそうよね)
ワカ  「家族でもいい?」 (家族に女の子はいないでしょうが!)
少年M  「家族以外。」
ワカ  「いない。」 
少年M  「XXちゃんは?」 (名前が聞き取れない、もう一回言って・・・。)
ワカ  「・・・・・・。」
- 会話終了-

え~っ、これでおしまい?もっと聞きたかったのだ。しかし、単語ばかりの俳句よりも短い会話。少年Mにはいるのかな、気になる女の子。あ~面白かった!

2008年9月9日火曜日

緑のしろくま

名古屋市千種区の東山動物園でホッキョクグマの体毛が緑色に染まった。飼育池の藻が体毛に入り込んだためで、まるで抹茶を浴びたような姿に来園者もびっくり。 原油高に備えて冬の暖房費を少しでも確保するため、動物園が池の水の入れ替えを節約。例年より池の藻が大量に発生したのが原因らしい。
 
東山動物園によると、白く見える体毛は実は透明で、温かい空気をためるよう空洞になっている。水温の下がる10月ごろには、中に入り込んだ藻が消えるため、元の白い姿に戻るという。 職員は「
お子さんにシロクマと分かってもらえれば」と心配顔だが、ホッキョクグマは苦手な夏も終わって元気そう。(写真・記事/産経ニュース)

このみどりくま君たち海の向こうでもニュースに。クヌート以来、シロクマに異様に敏感なドイツ。こう言ったらなんだけど、藻でうす汚れただけの極東のシロクマ君を“クヌートはもう古い!特別種、緑のシロクマ”と写真入りで報道(タイトルをクリック)。
しかし、動物ネタはなごむ、どこの国もね。

2008年9月7日日曜日

INTO the WILD

「イントゥ・ザ・ワイルド」は、ジョン・クラカワーのノンフィクション「荒野へ」をショーン・ペンが映画化した。主人公の青年クリスが求めたものや捨てきれなかった感情、そしてそれを取り巻くアメリカの大自然を丁寧に、しかも若者からの等身大の視線をもって描かれている。役者としての彼は映画によって好き嫌いがあるんだけど、監督としての才能にうならされてしまった。

大自然とクリスの回想、彼の妹のナレーションがうまく織り交ぜられていて、2時間半、一瞬たりともつまらないシーンがない。そして俳優陣の素晴らしさに脱帽する。クリスを演じたエミール・ハーシュ、いいです。しかし、あんなに減量して大丈夫だったのか・・。そしてロンを演じたハル・ホルブルック、彼を見ているだけで涙が出てきそう。その他出てくる全員、誰もがいい、キャスティング大成功。グランドキャニオンでキャンプしていたデンマーク人も”らしく”って笑えた。

見終わった後はしばらく主人公クリスの”思想や心理葛藤”を考えちゃって、ついつい彼に説教したくなった。しかし、これは”ノンフィクション”を”映画”にしたものであって、クリスの生き方を否定するものでもなく称賛するものでもない。ノンフィクションをノンフィクションのまま、映画を媒体にその文字の世界を現実の世界に戻したショーン・ペンの素晴らしい手腕に、拍手。

できれば20代にこの映画を見て、そしてもう一度今の自分の年に見てみたかった。クリスの親世代に共感してしまう自分が、年をとってしまったことを感じさせられ、それがちょびっと哀しい。

2008年9月5日金曜日

瞳のお父さん

もうわかってから一週間たっちゃったけど、勝村政信さんでしたね、お父さん。今年の初めシアターコクーンの”キル”ではすっかり主役(妻夫木クン)を食っちゃっう存在感、拍手~。瞳のお父さん、そんなにインパクト強い役じゃないから流して見ていればフツー。でも、ローズママいうところの”バブルがはじけた顔”、ウ~ン、出てる出てるそんな顔つき。やっぱり勝村さんうまい。

小さい頃に別れてしまった娘に、”プリン”を勧める父親。「プリンたべよう、プリン買ってきてよかった、プリン出して、プリン、プリン。」と”プリン”を連呼する。話が持たないからプリンのプラスチック容器をスプーンでカタカタカタと音たてて食べる。お仕事では渋~いお祭りのポスター作ってるのに、娘には”カワイイ”チラシを持っていく。頭の中には一般的な年齢を測る物差しはあっても、十何年の娘の成長を簡単には測れない父親。
ふ~む、ワカが家を巣立ち里帰りしたら、私こんなかんじかなぁ。大人のワカに子供のころの大好物、ゼリーとかざるそばとかを用意して待っているのだろうなぁ、と先のことを思って一人勝手にシンミリしてしまった。

毎日出てくるちょっと情けなさそうな三毛猫ちゃん、今日は雨で出番なかったけど、明日は出てきたらいいな。ベロひっこめたほうがいいよ、乾いちゃうからね。

2008年9月3日水曜日

女性ティンパニ

今日の日経文化面にティンパニ奏者の野村文子さんの記事が出ていた。99年からマンハイム歌劇場管弦楽団でティンパニの副主席を務めている方だ。入団した時はドイツのプロオケ市場初の女性ティンパニ奏者といわれたとか。

95年にドイツまで会いに行ったベルリン芸術大学のプント先生に、「日本で結婚してお茶碗洗ってなさい。」、と言葉のパンチをくらってからもしっかり食い下がり大学院に入学。在学中は先生を追い回し、無理と言われながらもヘッセン州立歌劇場管弦楽団に研修生として合格する。楽団100年の歴史の中で打楽器では外国人も女性も初めてだったそうだ。その後、オーディションさえ受けさせてもらえなかったり、落とされたりを繰り返し、ついに合格、マンハイムの楽団に入団する。

私はいつも大切なところでドドド~ンとおなかの底に響くティンパニが大好きである。そして楽団がマンハイムと知ると何とも懐かしい響きがよみがえってきた。私は80年代に1年ほどマンハイムで暮らしたことがある。野村さんも書いているように、町と歌劇場の距離が近い。当時は日本ではあまり見なかった思い切った斬新な演出のオペラやバレエを楽しんだ。またマンハイムには音楽学校(音大)があってそこの生徒たちとお酒を飲みに行くこともあった。

マンハイム城を前に碁盤の目のように整然と区画された市街地、緑豊かなルイゼンパーク、そしてゆったりと流れるライン川の岸辺で草をはむ羊さん。ちょっと足を伸ばせばハイデルベルグ(橋を渡れば工業地帯なんだけど)。モーツアルトも就活したというマンハイム学派の土地で、一人の日本人女性がマレット2本で道を切り開いていると思うと何とも嬉しい。いつかマンハイムで演奏を聴けることを夢見つつ、これからの活躍を蔭ながら応援しよう。

2008年9月2日火曜日

コツメカワウソ

(記事はタイトルをクリック)
基本的にはゴマちゃんの形なのだけど、ぴちぴちと出ているお手手とあんよがかわいい。ゲンキ(オス)クンとモモ(メス)ちゃんという名前もつけてもらった。赤ちゃんを見ているお母さんも負けずにかわいい。
サンピアザ水族館HPにお邪魔したらこーんなかわいい写真。


そしてサンピアザ水族館のHPにはこーんな写真も。フウセンウオの赤ちゃん。

付録: 大阪のカワウソちゃんたち6枚連続写真でっせ。

2008年9月1日月曜日

ハンコック

このハンコック、肉体が地上のどんな物質より固く、百人力の力持ち、空も飛べるし、なんと年をとらない(しかし成人はしている)。おまけに悪者相手にお話しながら板金加工の特技を披露。
こんなとてつもなく濃いキャラクターを、ウィル・スミスはあっさりと仕上げている。しつこさ満載のハリウッド映画なのに、途中でゲップ(失礼)が出ないのは、ウィ ルのおかげと思うのだ。きっと良い人で、誠実なのだろうなと勝手に思う。93年の「私に近い6人の他人」、彼なしではあの映画はありえないほど印象深かった、それ以来のファン。もう一人シャーリーズ・セロンも映画を落とさず、しっかり持ち上げている。この方が美しく、上手いのは周知の事実、本編では更に笑いもとる。

そして突っ込みどころ満載。たとえば、記憶喪失のハンコック(ウィル)がメアリー(セロン)に、自分たち二人の関係を訪ねたときのやり取りには驚いた(わたしも記憶喪失のため字幕どおりではないのであしからず)。
ハンコック「おれたちはいったいどういう関係だたっんだ。」(知りたいよね、こんなきれいな人だもの。)
メアリー「兄弟よ!」(??そ、そう来るか・・・。冗談のつもり?)
ハンコック「嘘だ!”」(文字どおり受け取ったか、ハンコック。)
ハンコック「兄弟があんな態度(メアリーがキスを誘うムードを盛り上げる)をするか?」(そんな理由じゃなくって、どこからどう見たって兄弟には無理があると思うのだが・・。汗)

これといってメッセージもない(あるのかも・・?)のだけれど、ホントのところとっても面白かった。ホントよ。