2008年8月27日水曜日

観光客

この夏、上高地と飛騨に行き外国人観光客が多いのに驚いた。河童橋のおみやげ物売り場では日本語があまり聞えない。温泉に泊まれば日本語の下に中国語とハングル語の文字が併記されている。旅館のちゃぶ台の上にはお風呂の入り方を英語、中国語、ハングル語、スペイン語の四ヶ国語で説明した紙が置いてあった。 高山、白川郷ではわかる範囲では、フランス語、ポルトガル語、ドイツ語、英語、中国語、ハングル語、日本語が飛び交い、何語かわからない外国語もちらほら。

たとえばマリークレールやフィガロで「フランスの田舎を旅する」なんて特集があるように、どこかの国の雑誌に「日本の温泉に浸かる」なんて特集がされているのかも知れない。「欧米のホテル内を浴衣やパジャマで歩いてはいけません」とむかーしガイドブックに書いてあったみたいに、「日本の旅館では浴衣にスリッパを履いてピンポンをしましょう。」なんて書いてあるのかも。

白川郷でカキ氷を食べていたら隣の席に座っていたフランス人が興味津々。カキ氷と教えたら喜んで早速注文していた。なんか特別なものに見えたのかも知れないけれど、ごらんの通りのダダの氷にシロップなのよ、ウフフ。馬籠の坂道上がっていたら、坂道を下りてきた韓国人のガイドさんに元気な声で「こんにちわっ」といわれたので、同じくらい元気に「こんにちは」と返した。そしたらガイドさんの後に続くグループの一人づつが「こんにちわ」、すれ違いながら25人にお返事する羽目に。しかし、あんなに満面の笑顔で挨拶されるとこちらもうれしくなるし、何よりも私が楽しかった。
風景やら買い物を楽しむのは勿論だけれど、見知らぬ土地の人に道を教えてもらったとか、明るく挨拶をしてもらったとか、私にはそんなことがとってもうれしい思い出になった。日本にくる観光客が少しでも多く楽しい思い出を作ってくれたら嬉しいなぁ。

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