2008年1月31日木曜日

男子チューボーに入る

オットは、好き嫌いがある。まず、肉は味が嫌いで、卵は鳥さんが怖いから嫌い。卵の味がしないからケーキは食べる。 そして食材にうるさい。食品の質が違う、と言い頑として近所のスーパーには行かない。加工食品は基本的に買わない。やむなく買うときは、余計な添加物が入っていないかパッケージのハシからハシまで厳しいチェ~ック。このときだけは念力でわからないはずの漢字も鋭く理解。ご用達のスーパーは高いけど、外食するよりは絶対お得。
食料品だけでなく調理用具も凝る。あちこちインテリアショップを覗いては、置く場所も考えず、いろんな道具を買ってくる。

そしてオットは最近、食材・用具だけでなく、料理まで手を伸ばしてきた。これは実に、ありがたい・・・。カリスマ主婦のマーサ・スチュワートの”Everyday FOOD”をテキストに、マーサそのやデリアのお料理番組もチェック。彼女達の落ち着いた低音が優しく響くと、ガゼンやる気が出るようだ(おばさんが好き?)。レシピ通りに作れば同じ味になるわけじゃない、みんな何十年とダイドコに立ち、自分の味を作っていくのだ。いまのところ、大好きな食材と調理用具に囲まれて、料理を楽しんでいるようだし、何品かおいしいMY献立も出来つつある。がんばれ~!後片付けするからね~。

さて、ここのところ日本は、食の安全の話で持ちきり。
自然の中でゆったりと作物を育てることに敬意を払い、旬の素材を料理する、そして出来た食事を中心に家族で食卓を囲む。こんな普通の毎日を私たち消費者が一人一人続けていけば、いくつかの問題も解決するような気がするのは、楽観的過ぎるだろうか。需要があっての供給、消費者もまた、経済を構成しているのだと肝に銘じたい。

2008年1月30日水曜日

バーキン

ジェーン・バーキンが出るというので”スマスマ”を見た。オットは永遠のミューズの経年に耐えかね、テレビの前からそそくさと撤退。いや、とこまでも”そこぬけに~”ナチュラルな人だ。キムタクがジェーンバーキンだから許される、と言っていたのもうなずける髪の毛とお召し物。家でくつろいでいる時に地震がきて慌てて外へ飛び出した、って感じ。

彼女の受け答えが軽妙で面白い。アメリカではバーキン本人よりもバックのほうが有名。名前を聞かれ「バーキンよ。と答えたら、バックと一緒ね、と言われて。」みんなが笑うとぽろっと、「私は歌うカバンです。」そのバーキンのカバンはぼろぼろにして使うのが正しいらしい。「カバンは傷だらけで古いほうがいいのよ。」といってすかさず「私みたいに。」
全部フランス語だったので、本当はなんといったのかは定かではないが、かなり彼女のキップのよさが伝わってきた。

フランス、イギリスで活躍する女優さんはステキに年をとる。BB、ジャンヌ・モロー、ファニー・アルダン、ジャックリーン・ビセット、シャーロット・ランプリング、イザベルヘ・ユペール、へレン・ミレン、ジュディー・ディンチ、その他多数・・・。そういえばちょっと前、ロザンナ・アークェットが「デボラ・ウィンガーを探して」と言う映画を作ったけど、その中でもヨーロッパの女優をうらやむ声が沢山出ていた。”女優業の寿命”という断面を切り取ると、社会の成熟度が垣間見られるのかも・・。

2008年1月29日火曜日

若いということは残酷なことで・・・

「ちりとてちん」の中で何気ない一言がなんだか引っかかった。
実はこれはまさしく私のことで、歳を重ねるごとに自分の不義理を思い出し、情けない思いをすることが増えてくる。数え上げたらきりがない。

高校2年、17歳の私たちの中に1人、20歳の同級生がいた。病気がちでそれでも高校は卒業したいと、体調のよい時は登校していたのだか、留年を繰り返し私たちと同じクラスになった。その頃の3歳年上というのは、私にとってはかなり大人。彼女は色が白く、今思うと薬のせいで体が大きかった。彼女は何を思って私たちを見ていたのだろう。あの若かった私も何も考えていなかったわけではないようだ。彼女が私なんぞに何か求めていたか、否かは別として、それなりの経験の中でそれなりに彼女を気遣っていたのだろう。 それなのに一緒に卒業したかも覚えていないのだ。

「若いということは残酷なことで・・」そうひと括りにまとめてもらえると、情けないけど若いってそんなモンなのかな、とほんの少し気持ちが軽くなった。

2008年1月27日日曜日

サイラー君が行く

Heroes #16、いつものようにあれやこれやいろいろあったけど、怖いサイラー君の標的になってしまったおばさん役の女優さんが懐かしい人だったのでちょっと。

怖いサイラー君、モヒンダー君のリスト頼りに超能力者探しをはじめた。全員を探すのは大変だから、仕事の効率が上がろうというもの、交通費も助かるしね。いや、もしかすると交通費を頼りにしているのはモヒンダー君か?インド往復してるし、仕事も休んでるし。

今回は聴力が異常に発達したDale Smitherおばさんのところへ二人で訪ねていく。モヒンダー君は超能力者の脳みそを吸い取ってはパワーを増していくサイラー君にぜんぜん気づかず、そのうえ「一緒に来てくれてありがとう」などと、のん気にお礼まで言っている。でも訪ねていく人訪ねていく人みんなドザエモンになってしまったら、いくらなんでもモヒンダー君だってヘンだと思うだろう・・・。ああ、でもサイラー君は怖い

さてあえなく怖いサイラー君に脳みそを採られてしまった地獄耳のDaleさん、どこかで見たことがあると思ったら、思い出した。10年ほど前、テレビ東京のシネマ通信という番組で、レポーターをしていたジェファソンのお友達、デ・ニーロのフランケンシュタインの顔まねをしていたラスティでは!?
シネ通は開始当時から楽しみに見ていたが、放送時間帯が遅くにシフトしてしまってからは、見るのをやめてしまった。そういえばファッション通信っていう番組もあったなあ。

2008年1月26日土曜日

回文はたのしい

昨日、ワカはまたあの美しい先生にお叱りを受けながらのピアノレッスンだった。いやなことは忘れる明るい性格、大切なレッスンの内容もその日のうちにデリートされてしまうため、録音して家の練習の際に聞きなおしている。 二度聞くとさすがに先生の話も理解が進むらしい。
私 「どう?先生の言ってることわかる?」
ワカ 「怒りを、理解。」 ・・・・回文なのだ・・・。

我が家で回文がちょっとしたブーム。上記はある本でワカが憶えたフレーズ。フジモトマサルさんの「ダンスがすんだ」。いや~面白い、めくるページ、ページに、ボソッと語られる回文に、シラッとしたイラスト。どれも捨てがたいのだが、短いのがかなり笑える。2つほどご紹介。

お客さんに手料理を出しながら、
なべ、たべな。」
次のページに「うどん、どう。」
この本、回文をつなげているだけでなく、ストーリー仕立てになってる。しかもヒロインが切れ長のお目目の猫嬢。肉体労働を組織している猫労組も出てくる。
他にお勧めの回文の本。ちょっと昔の村上春樹さんの「またたびあびたタマ」、五十音順でこれも涙なくして笑えない。こちらのほうは大人向け。どちらもお勧め、疲れた頭にイップクどうぞ。

HEROES登場

HEROESを地で行くようなニュースを読んだ。
オーストラリアの15歳の女の子、間違った血液型の肝臓を移植されてしまった。そしたらなんと彼女の血液型がOマイナスからプラスに変わったというのだ。60億分の1の確率だそう。2007年の推計世界人口が66億人だから、世界に一人だけの奇跡である。

驚くほどゆっくりとしたスピードで今も人間の進化は続いているのかなぁ。血液型の変化自体が進化と何の関係があるのか、シロウトの私にはぜーんぜんわからない。が、なんとなくわくわくする話だ。

2008年1月24日木曜日

ブログは恥ずかしい

先日自分のブログを開いていたら、横にスックとワカが立っていた。
「あ、多摩動物公園だって!行ったよね。」
(ドッキッ、”多摩”って漢字読めたっけ・・・?)
「何が書いてあるの?」
そして、なぜか無性に恥ずかしくなった私はページを閉じてしまった。
自分の書いたことを読まれるのは恥ずかしい。正確には”書いた人=私”と特定されるのが恥ずかしい。そして毎日頭に浮かぶ数々の出来事はそのまま陽の目を見ず、しかもしばらくすると考えた本人にさえ忘れ去られ埋もれていってしまう。

だからブログというものは考えてみるとすごい。本来表に出ることもなく、もしくは小さな世界のみで共有していた、とても沢山の人の気持ちやら思いやらが、一挙に表に出てきているわけだから。内容が事実であるか作り事であるかということは問題ではなく、この数多くの文章は間違いなく人間の頭の中に描かれたことであるということだ。すごい世界になったものだ・・・。

2008年1月21日月曜日

多摩動物公園

これまたトシ子さんのかわいい写真を見て、マレーバクの赤ちゃんの咲子ちゃんと、番茶も出花トラのシズカちゃんを見に行った。
いました咲子ちゃん、トロピカルな壁紙の部屋の中に。ポチャッとしてほんとにかわいい。お母さんもの~んびり幸せそう。一方お外では外犬ならぬ外バク君2匹が考え深そうに散歩中。まったりと室内の親子の姿をみていたら、ドッボンという音とともに、突然ギャラリーが右から左へ移動。外バク君の一匹があの底冷えの中、水に飛び込んだのだ。(正しくはそろそろと足を突っ込んでいて、滑って水の中に落ちたという感じだった。)あわてて水から這い上がるかと思いきや、しばらく水浴び。思いのほか水が温かかったか、落ちてしまった照れ隠しか。ん~、ひきつけますね。
さて一方、しずかちゃん。これはうわさにたがわぬ美人!(去年生まれたって言うから荒川さんに因んでつけたのか?)猫族に目のない私はすっかりとりこ。ヘンなムシがつかないように、隣の狼山ご家来衆に頼んでおくからね。


疲れてか眠くてかへたり込む咲子ちゃん
@トロピカルルーム




実はこの初めての動物園でかなり感動したのは“ライオンバス”でした。夜行性だからしょうがないけど、動物園のライオンさんはたいてい寝ている。しかし、目の前をナマライオンが走っているのだ、しかも、ガオ~ッって雄叫びも上げている。日本生まれで日本育ちの大和ライオンさんたちは、アフリカの草原を懐かしむこともないのだろうけれど、でもわたしには目の前で走るその姿にチラッとアフリカの幻が見えたような気がした。


激写@ライオンバス
ガラス隔てて3センチくらいのところで、すりすりしてきたライオンさんの顔。
何がなんだか分からないけれど、接写した緊張感は伝わってくれると願う。
ちなみに左のほうが鼻、右が額。

2008年1月19日土曜日

Heroes

いよいよシリーズ1、佳境に入ってきた。サイラー君が怖いのだ。モヒンダー君はあっさりと抹殺されるようなキャラクターではないと思うが、それでも見ていて怖い。

さて、このドラマ日本語が結構使われる。#14ではヒロ君のお父さんとお姉さんが登場。お父さん役はジョージ・タケイさん。強面の手下引き連れ、厳しいお顔の表情、威厳のある立ち姿。しか~し、どことなく抑揚のポイントがずれた日本語で怖さもマイルド系。そういえばその前の回で、お父さんの手下がセリフを英語から日本語に変えたとき、今までの迫力はシュルシュルとしぼみ突然腰の低い手下に成り下がってしまった。一方がんばっている人もいる。ヒロ君のお友達のアンドウ君。韓国生まれのアメリカ育ちで、このドラマのために日本語は大特訓したそうだ。えらい。一生懸命日本語で演技しているので、こちらも一生懸命聞き取ろうとがんばる(が、わからないこともある)。ま、アメリカでは別に誰がどんな日本語で話そうが、たいした問題ではないと思うけれど。

さて、時空を曲げる超能力者ヒロ君を演ずるマシ・オカ君。このヒロ君の日本語セリフがなかなかよいのだ。「ヤッタ~!」というセリフの連発かと思いきや、なかなか。マシ・オカ君はおそらく誰も気にしていないであろう日本語を駆使して、ドラマを面白くしている。小道具も笑える。今彼が着ているジャケットには胸に”場違い”と日本語での縫い取り。おタクの役柄なのに、ヒロ君にはどことなくインテリジェンスが漂っている。エミー賞の授賞式のときのタキシード姿もサマになっていたし。これからも楽しみにしてますよ。マシ・オカ君。

2008年1月18日金曜日

ジュリ~~~

会社の側のコンビニの有線はいつも70年代の歌謡曲。一曲歌い終わるまで買い物が終わらないし、二曲目が始まると途中で出て行けなくなる。そんなこんなで、3,4曲は歌ってしまう私。

そして、本日の一曲。
ソ~ラオトブゥ~、マ~チガトブゥ~、クモ~ヲツキヌケホシニナル~・・
(止まらないので以下省略)

そう、ジュリーのTOKIO。当時は分からない歌だと思いながらも聞いていだが、今聞いてもやっぱりよく分からない。でも現在の東京にはないはじける素朴な東京の空をビシビシ感じる。(なんとこれは糸井さんの作詞だったんですね。)あのちょっと四分の一音くらい下がり気味(要するにちょっと外れているってこと?)で、鼻にかかったツヤのあるジュリーの声、素敵だったのだなあ。ヒット曲だったから覚えたけど、今みたいに彼の声が私の心にはとどいていなかった。当時はアル・パチーノしか目に入らなかったし。

”きききりん”がなぜ「ジュリ~」と悶絶していたのか、若かった私にはあまりぴんとこなかったものだが、彼はきっとおばさんのアイドルでもあったのだ。そんなことが分かるようになっちゃったのはちょっと悲しいけれど、今更ながら、ジュリーって、いい。

2008年1月15日火曜日

キル

シアターコクーンで野田秀樹さんのキルを見てきた。満員。キルを見るのはこれが始めてなので過去の公演と比べることは出来ないが、残念だった。主役の妻夫木君のセリフが通らないので、いつもの野田劇場の迫力が今ひとつ出ない。テレビや映画ではあんなに光っているのに、華がない。31日までもつか、ちょっとシンパイ。検討を祈る。一方、これまた舞台向きではないと思われた末広涼子ちゃん、これが以外にも裏切られた。オバカなモデルの役を上品にかわいらしく演じている。華がアル。手足の長い本当に美しい女性だ。 小劇場をネタに笑われる高田聖子さんなどは、しっかりとセリフが響き渡る。勝村政信さんは蜷川さんに仕えただけあり、主役をくっていた。

そして、野田さん、がんばる。ずっこける場面ではこれでもか、これでもかとスプリットの連続技(拍手が欲しかったか?)。毎日努力しているんだろうな。彼の声も決して通る声ではないし小柄だし、舞台俳優としては恵まれているとはいえないのに、自分の役柄をぴったりと客観的におさえて、いつもよい立ち居地をキープし、程よいオーラを出している。とても残念だったのだが、昨年のThe Beeを見逃してしまったことだ。野田さん、いつまでも応援してます。

2008年1月10日木曜日

ドイツから来たクヌート


ドイツからやってきたクヌートの紹介。これはワカではなく成人した私へのお土産。
最近の本物クヌートはといいうと、ハリウッドに進出が決まり、ますますその白毛皮に磨きがかかり・・・、といいたいところであるが、シロクマから進化してしまっている。シロクマ科灰褐色熊とでも言うのであろうか・・・。
この汚れ方をみると、好き放題思う存分遊ばせてもらっているんだろうな、と、なんだかうれしくなるのであった。

2008年1月9日水曜日

ワカのピアノの先生

ワカのピアノの先生はまだ若い。スレンダーで、おしゃれで、美しい。そして、細身なのに結構体力がありそうだ。朝から晩まで生徒を教えているのに、この6年というもの一度も風邪をひいた姿を見たことがない。これは脅威的だ。そして、一番すごいのは感情にぶれがない。爪の垢がいただきたいくらいだ。指導はというと、これが熱い。そしてめったなことではほめない。よってワカはよく涙目になっている。低い声でボソッと「今日は練習してきたじゃない」という言葉が出ようものなら、ワカは先生に「すごくほめられた」と小躍りする。

心身ともに健康だと、たいていのことはできる。だからどんな子供でも指導可能と思うのか、ワカのキャパシティーを数段超えていると思われるような曲を平然と渡す。ことの重大さをこれっぽっちも把握していないワカに、「あのね、発表会は暗譜だし、(アンプの意味がわかっていない様子)、しかもたった一人でみんなの前で弾くのよ。みんな一生懸命練習してくるから、たぶん間違える人もいないと思うしね。」云々。と説明してもマイペースのワカ。ピアノの前に座っているだけでは、ピアノの神は降りてきませんよ~。弾かないとね~。

いよいよ発表会もあと二週間、というところでもうだめだと思った私は先生に直談判。「曲を短くできませんか、2ページ目までなら何とかしのげますから、その後の転調もなしにすれば4ページ目までも大丈夫かも知れません。」とほとんどモンスターペアレンツ状態。が、当然のごとく「電子オルガンなら編曲してもいいですけどね、ピアノはできませんね。」と私の苦肉の策もあえ無く一蹴されてしまう。

そこからがこの先生のすごいところ。びっしり詰まったスケジュールに、ワカのレッスンを滑り込ませ、特訓開始(もちっと早く始めてくれてもよかったのに~)。しかし、これがボランティアなのだ。ひたすら頭が下がる。やっとおしりに日のついたワカは、後2日というところで暗譜までたどり着き、しかも本番はノーミスで弾き終えた。先生の熱いレッスンとワカの舞台度胸で泥縄発表会を乗り越えた。私はというと本番中はほとんど呼吸ができず、曲が終わったときはほとんど酸欠であった。

そうして見た「のだめスペシャル」。のだめが練習でぼろくそに言われている姿をみて、ワカはばつの悪そうな複雑な顔をしている。そして「すごいことになってるよね。僕のほうがちょっとマシだよね。」とかなり同情、シンパシーをびしびし感じたようである。楽器の経験がほとんどない私はここぞとばかりに、「みんなつらい思いしてるのよ、ワカだけじゃないから、大人でも大変なんだから。」 気分はピアニストになる息子への助言って感じ。ワカも自分がのだめになったような気分。二人でのだめにのめりこんだお正月でした。

2008年1月8日火曜日

子供の時間

ワカと年賀状を書いていた時のこと。去年の担任の先生に「明けましておめでとうございます。」の後、「僕のこと覚えてますか?」。

・・・私が自分の小学校時代の先生に書くならともかく、10ヶ月くらい前までは担任だったんだし、運動会の時も会ったし。ワカいわく、先生は何十人も子供の名前を覚えなくちゃいけないから大変で、去年のことなんて忘れているかも知れない。・・・それは、ワカ、君のことだよ。20人しかいないクラスメートをフルネームで覚えていない、君。

でも、そこで思った。子供の1年って大人の5年くらい、いや10年くらいに匹敵するのかも知れないな、と(だからすぐ何でも忘れちゃうのか?)。思い起こせば、青い空白い雲の夏休みは果てしなく長く続いていたし、小学校も6年生くらいになると、6,7年前の幼稚園時代がはるか彼方の出来事だった。そして、昨日は、とか去年は、などと考えることもなく、ひたすら未来に目を向けていたなぁ。

そして、浮かんだ言葉「少年易老学難成」。そこまでトシはとっていないと思うけど・・・、でもなんだか身に沁みる。いやいや、ここでしぼんでいてはいけない、7日日経の夕刊”明日への話題”で伊藤忠の会長丹羽さんのコラムの中に、2050年には150歳まで寿命が延びているらしいとの話が出ていた。それも元気で。ん~、後ずいぶんあるなぁ。だから、これからが勉強なのだ。

2008年1月7日月曜日

女王様がWii

エリザベスII世がウィリアム王子とWiiで遊ばれたそうでございます。
今年はサンタさんがWiiを持ってきてしまった。うちのワカは中に入っていたビックカメラの保証書に疑いの目を向けながらも、「やっぱりサンタクロースはすごいよね。クリスマスはほんとに楽しいね。」と満面の笑顔。「よかったね~」といいながらなんとなく気の重い私。休みの日に1回30分をMAX2回、それ以上したら脳みそが腐る、とアナログの母は息子と約束。

さて、約束の時間を消化すると、やたら私たちにWiiをやれやれと勧める。親にやらせてその横で疑似体験をし、あわよくば難しいところで替わりにやらしてもらえるかも、という魂胆がみえみえ。子供は説明書も何も読まずにボタン操作や技を次から次へ習得したのに、こちらは少なくとも2,3回練習しなくちゃタイミングがつかめない。若かりし頃喫茶店で遊んだインベーダーゲームもそんな感じだったから、年齢は関係ないのかも知れないけど。だから女王陛下がWiiで楽しく遊ばれたというのが驚きなのでございます。

さてこの記事を読んだ私、Wiiの概念が、厄介者->超セレブご用達、と見事変換されてしまう。・・・ああ、新年早々自分のミーハーを思い知らされるハメに。ニンテンドーの策略にすっぽりとはまる消費者である。ますます売上伸びただろうなぁ。

2008年1月4日金曜日

珍しいかわいい動物

トシ子さんのツシマヤマネコの写真があまりにもかわいかったので、年も押し迫ってから井の頭自然公園にワカと行った(というかワカに付き合ってもらった)。

まず、ワカと一緒にモルモットを抱っこ。つかまれると”キ~「いや、やめて~」”とはかない泣き声をあげるのに、ひざの上に置いたとたん逃げの態度が豹変。「おっ?なんだ、なんだ、この暖かさは」と、どんどんどんどん洋服の中に入り込んでくる。とはいえ、モルモット君よ、お勤めご苦労さん。隣のケースの中にはまだ生まれて2,3日しかたっていない毛玉のような赤ちゃんや、出産待機中のお母さんもいた。

さて、お目当てのツシマヤマネコ君は後ろのほうでうろうろうろうろx100と歩き回って、見るからにご機嫌斜め。やっと前面に出てきたと思ったら、なんと、う○こをしはじめる。すっきりすると、2回ほど前足で砂をかけるフリ(私がこのツシマヤマネコ君のお母さんだったら、「ちゃんとお砂かけなさい!」と思わずしかってしまうくらいいい加減なかけ方。)をして、また後ろのほうに引っ込む。
一方隣のアムール猫さんたちは、ちょうどいい陽だまりを見つけて、大仏のようなお顔でリラーックスしてお昼ね中。「私たち動物園暦が長いのよ~、少々のことではもう、いらいらしませんわ~。」と女言葉で行ったかどうかはさだかではないものの、この日は貫禄勝ち。

さて、お次はコギャルグループの雄叫び「カワイイ~、マジ~、ヤバイヨ、ヤバイ、~」(以下同じフレーズの繰り返し)をバックコーラスに猿山の赤ちゃんを楽しく観賞。そろそろ閉演時間が迫ってきたので、門のほうに引き返しはじめたら、変な物体発見。



まずサクの向こうから出た顔は耳の短いウサギさん、でもよく見るとそのお顔、もちっと野性味を帯びていて、ワラビーのようにも見える・・・。ご本人と目が合ったまま2,3分(にらめっこじゃないんだから、でも絶対笑わないだろうな、この人・・・)。やっとおもむろに動き出し、2,3歩柵から離れた後姿は、なんというか、さしずめ栄養失調気味のバンビ。説明を読むとなんと、”テンジクネズミ科”と描いてある。そういえばあの無表情の
カピバラ君に似ているな。原産地”アルゼンチン”。カピバラ君もブラジル出身だから、きっと遠い親戚なんだろうな。この方”マーラ”という動物だそうだ。