ジェーン・バーキンが出るというので”スマスマ”を見た。オットは永遠のミューズの経年に耐えかね、テレビの前からそそくさと撤退。いや、とこまでも”そこぬけに~”ナチュラルな人だ。キムタクがジェーンバーキンだから許される、と言っていたのもうなずける髪の毛とお召し物。家でくつろいでいる時に地震がきて慌てて外へ飛び出した、って感じ。
彼女の受け答えが軽妙で面白い。アメリカではバーキン本人よりもバックのほうが有名。名前を聞かれ「バーキンよ。と答えたら、バックと一緒ね、と言われて。」みんなが笑うとぽろっと、「私は歌うカバンです。」そのバーキンのカバンはぼろぼろにして使うのが正しいらしい。「カバンは傷だらけで古いほうがいいのよ。」といってすかさず「私みたいに。」
全部フランス語だったので、本当はなんといったのかは定かではないが、かなり彼女のキップのよさが伝わってきた。
フランス、イギリスで活躍する女優さんはステキに年をとる。BB、ジャンヌ・モロー、ファニー・アルダン、ジャックリーン・ビセット、シャーロット・ランプリング、イザベルヘ・ユペール、へレン・ミレン、ジュディー・ディンチ、その他多数・・・。そういえばちょっと前、ロザンナ・アークェットが「デボラ・ウィンガーを探して」と言う映画を作ったけど、その中でもヨーロッパの女優をうらやむ声が沢山出ていた。”女優業の寿命”という断面を切り取ると、社会の成熟度が垣間見られるのかも・・。
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