2008年12月7日日曜日

WALL・E

人類は廃棄物で汚染された地球に住めなくなり、宇宙船(ノアの方舟)で飛び立つ。その後700年間太陽電池で黙々と仕事を続けるゴミ処理ロボットWall・E、他のロボットもすべて壊れてしまい最後の一台。人間のいない地球に置き去りにされた”ET”(姿が似てます)といったところ。そこに探査ロケットEVE(ちょっとアイボが入ってます)が現れる。前半はほとんどセリフが無く、映像と効果音のみ。しかし、あのマイク・ウォシャウスキーが目玉一個ですべての感情を表現したように、Wall・EもEVEも大変表情豊か。また、CG映像、背景は砂埃から、細かいところではゴキブリ君のひげの動きまで、ますます素晴らしい。今までと違い実写も効果的に取り入れられている。

後半は言ってみれば”2001年宇宙の旅”その後、を行くストーリー。2001年がまだの人はまずこちらを見れば、笑えるツボも増えること間違いなし。船長が立ち上がるところなどは、膝を打ちましたわ。後で調べたら、スタントン監督は「私が最も影響を受けた70年代SF映画へのオマージュなんです」と語っている。御意!

京都議定書にサインしないアメリカもあれば、こういうアメリカもある。と、あきれたり感心したりしながらも、来年にはそのままエプコット・センターあたりにアトラクションができているんだろうな、と思ったりもする。・・・一言で言うと、いい映画なのだ。

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