会社の同僚がドイツに帰国した。2月に早々と10月帰国の辞令が出てからというもの、延々8ヶ月をかけて引っ越しの手配が始まった。
いくら帰国が嬉しくたって、なんだってそんな早くから準備するのかと思った。家具や家電製品を売却したり、安い運送会社を探すために見積もり取りまくったり、転居先を探すために帰国したり、余った有給使うためにたくさん休暇をとったり、その合間にちょっと仕事したりと綿密なスケジュールを立て、最後はピタッとゴール。その全行程を夫がこなす。財布のひもは大抵の場合、男が握っているのだから、当然と言えば当然なのであるが。
ゲルマン系の方々、たいがいは一度決めると多少の障害物は跳ねのけ、計画通りに突っ走る。よほど自分に自信があるのか、はたまた融通がきかないのか。チャランポラ~ンの私などは見習うべきことが沢山あるが、実際、見ているだけで息切れがする。しかし当人もきつかったらしく、すべての船便を送りだして帰国まであと1週間、というところであえなく発熱。どんなに強靭に見えてもやっぱり生身の人間だものね。ちょっと安心。病気まで計画に入っていたら驚きだけど。
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