年末の浅草。観光客で混雑、お腹がすいたのにあっちもこっちも行列。しょうがないので時間をはずし2時近くにようやくメトロ道りの”すし栄”さんに。
お腹ぺこぺこで口も聞かずに食べ終わり、ご主人と世間話を始めた。なんとここのご主人サンバカーニバルの発起人の一人とのこと。
その昔、浅草寺の横で盆踊りをしていたのだが、音響装置の性能がよくなりすぎ、病人が静養できないと広場の隣の病院からクレームが付いてしまった。さてどうしたものかと思案中「カーニバルなんてどうだ」、との意見が出、それを耳にした伴淳三郎さんが「お前らブラジル行って来い」と指令を出し、鶴の一声で調査団派遣。ビキニも珍しく照れちゃうような時代に、本場物のサンバを目にした面面はまたも思案。でもやっちゃえ、ってことで始めたものの、「結局盆踊りのノリでサンバ祭りならず、”サン婆祭り”になっちゃったんだよね。」
それからいくつもの改良改案を重ね、現在の姿にたどり着いたとのこと。確かに10年ほど前に見に行ったとき、”サン婆”さんらしき方のお姿も拝見したが、それはそれでなかなか。最近はバージョンアップしてるそうだから来年はちょっと覗きに行ってみようかな。
現在はご主人組織からは引退なさったそうだけど、面白いお話が聞けてとってもうれしかった。おすしが三倍おいしく感じたお昼ご飯だったのだ。
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