2008年12月26日金曜日

エステ、眠気と戦う

ロングヘアなので美容院にはあんまりお世話になっていない。高級な化粧水はエタノールがはいっているので肌に合わず、無印良品のアルコールフリーでことはすむ。・・・とあれこれ言い訳しているのは、私が使う美容関係の出費はかなり低いということで、1年に1度くらいタルミゆく顔にお金をかけてもバチはあたらないのではないかと自問自答していたわけで・・・。で、ついに迷いながら、弁解しながらエステに行った。

「まずお化粧を落としてください。」
「あ、どうせそうなると思って、すっぴんで裏道を走ってきました。」
「あら、おきれいですね、素肌とは!」

すごい、そこまで言うか・・・・。いくらお世辞とはわかっていても、すっかりうれしくなってしまう私。心まで解きほぐしてくれるのね。そしてマッサージが始まった。

「目の周りとあごの下の老廃物を潰して、リンパの流れを活性化します。」
「いっぱいたまっているので、ガンガンお願いします。」
ごゆっくりおやすみください、さい、さいさい、さい・・・・・」

気持ちがよくって気が遠くなる私。薄れる意識のその奥でかすかに聞える貧乏性の声。
「もしここで寝てしまい、手を抜かれたらどうする~。」
あ、そうか、私は起きているのよ、と手置きなおしてみたり、足を組み直してみたりして、必死にアピール。ああ、しかし抵抗むなしく少なくとも4回は気を失った。

お客様~今日はこれで終わらせていただきます。」
はっと、我に返る私。ああ、本当に気持ちがよかった。でも、なんだかどこか満ち足りないところが・・。なんだろ。そして気が付いた、私の貧乏性・・・。今度は手を抜かれてもいいから、眠たくなったら寝てしまおう、どうせお顔の皮は引力にはさからえないのだから、せめても芯からリラックスして疲れをほぐさなくちゃね。
じゃ、また来年(行けたら、ね)。

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