2011年9月8日木曜日

脱原発アクションウィーク 9月11日~19日

ライプツィヒの記事を書きながら、NHKで見た「月曜デモ」のドキュメンタリーを思い出した。静かなデモではあったけれど人が集まり大きくなるにつれ、政府が武力行使してくるのではないかと、市民はかなり緊張していたという。東ドイツの国境を何度か渡り、チェックポイントチャーリーではコワイ思いもしたので、その気持ちは想像に難くない。意思を表すというのは、勇気がいるものだ。

私はどうなのだろう・・・。事故があって初めて目が覚めた「にわか」脱原発論者。シロウトには口を出すのがはばかられていたが、あれから半年、推進も反対もとにかく全部聞いてみようと心がけた。100歩譲って「福島の放射能汚染が人体に重大な影響を与えるほどではなかった」としよう。しかし怪しげな原価計算、電力会社のやらせが明らかになった。今日も暑いのになぜか節電終了。原発ナシだと値上げ原発有りだと値下げ、損害賠償もリストラも終わってないのになぁ。あれこれ全然腑に落ちない。

人体に及ぼす「影響がない」ということは喜ばしいことなのに、専門的な知識が無いので納得するのが難しい。なによりも「無い」という「メディア」の取り上げ方が信用できなくなっている。200歩譲って、安全になっていると素直に信じるとしてもだ、核廃棄物処理問題、これ、どう考えても大問題。モンゴルに埋めるって?冗談もほどほどにしていただきたい。これだけでも原発は選択肢にはならない。

9月11日から19日までは「脱原発アクションウィーク」。
9月6日に1000万人の署名を集める呼びかけ人、大江健三郎さんらの声明が発表された。
「本当に悪いものだったら、誰が止めてくれるだろう」というのは、そろそろ卒業。
私もこのウィーク中どれかに参加しようと思っている。フツーの人が声を上げるために。

4 件のコメント:

  1. 原発事故があって私も目覚めたひとりですが
    日本全国でこういう方は多いと思います。
    一人一人が声を上げて大きな声にまとまって行かなければ原発は止められない。自分たちで止めるんだと言う気持ちを持たなきゃダメですね。
    『原発アクションウィーク』は皆の意識を前向きにしてくれるだろうという気がします。

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  2. フランスでも12日に核施設での事故が起きましたね。
    東京では「さよなら原発1000万人アクション」として署名運動も行われているようですが、これは『脱原発アクションウィーク』と連動しているんですか。
    こちらでは今夜河野太郎さんの「神奈川でエネルギー政策を語る」という講演会があるようです。

    今日は仕事が長引き聞きに行けなくて残念です。

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  3. エリリンさん、コメントがスパム扱いになってしまっていました。ごめんなさい。
    署名運動と連動しています。

    河野太郎さんの「ごまめの歯ぎしり」http://www.taro.org/gomame/というブログを読んでいます。政策すべてに賛成という訳ではありませんが、エネルギー問題に関しては大変勉強になりますし、同感できます。かつて父上が新自由クラブを立ち上げたように、河野さんあたりから再編成が始まったら、と淡い期待を抱いているのですが。自民だの民主だの言ってるときは終わったような気がする....。

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  4. アルファベットを入れる時にミスしたので投稿されていないんだと思っていました。気にしないで下さいね。

    河野太郎さんのブログ私も読んでみます。
    ほんと河野さん立ち上げて欲しいですね。
    自民も民主も独り立ちではダメだったんだから
    お互いに協力しあって現状に真剣に取り組んで欲しいです。

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