2011年3月31日木曜日

ランナウェイズ Runaways

2時から「ランナウェイズ」、4時に「ファンタスティックMr. Fox」を予約したから、とオット。週末の映画選択&予約はまかせっきり。いろいろ頭の中がいっぱいで、話半分で聞いていた私。これがちとまずかった。
さて、オットに言われるまま映画館に行き、一本目の「ランナウェイズ」を見ようと座席に座る。ちらりと周りに目を配ると女子高生がいっぱい。なんとなく、観客層に違和感。最近のJGも趣味が変わったのか。予告編の「パラダイス・キス」(向井理と北川景子)なんぞでは、「チョーみたい~!」の声。この子達「ランナウェイズ」ホントに見るのかなぁ。

で、本編が始まって、な、な、なんと、日本語が画面に現れ、で、カメラが日本のどこかを映し出す。驚いた私達は脱兎のごとくシアターを後にして、じーっとチケットを見た。で、上映予定の掲示板も見た。オットは「ランナウェイズ」と「ランウェイ・ビート」を完全に間違えて予約していたのだった。日本語の題名ってぜんぜん違うときがあるから、”ナ”が無くって、”ビート”がくっついていても気がつかなかったみたい。がっくりしながら、だめもとでカウンターに聞いてみると、「ファンタスティックMr. Fox」を見た後で、7時過ぎからの回に振り替えてくれるとのこと。ああ、よかった、本当にうれしかった。ありがとう横浜ブルグさん。

で、「ランナウェイズ」ってなに?っと、騒ぎの後にいまさらながらにオットに聞くと、「クリスティン・スチュワートとダコタ・ファニングが出るあれだよ、あれ。」 あれ、といわれても・・。クリスティンが髪の毛真っ黒にしてロッカーになることは知ってるけども。ここの時点で「ランナウェイズ」はすっぱり私の記憶の中から消えていた。映画も序盤から中盤へ進むころ、遂に誰が主題か分かった私。
「チチチチチチチチ、チェリーボン~ブ」
約35年前にシューっと逆戻り。これを見れば忘れている人も思い出すはず。


冒頭、美しい発音でRunawaysと言っているのは戸倉俊一さんか。映画は「シド・アンド・ナンシー」とか「あの頃ペニーレインと」とかそんな雰囲気の漂う小品なんだけど、今をときめく「トワイライト」で敵役の2人が主役。「トワイライト」3部までは前頭くらいのダコタ・ファニングが、本作ではべラと東西横綱をはり大活躍。いい、いい、風に成長している。

ああ、それにしても懐かしかった。ついでに懐かしかったのが、スージー・クアトロ。「デイトナデモン」もはりつけておくので、いっしょに懐かしみましょう。

2011年3月30日水曜日

桜のつぼみ その2

前回つぼみの写真を撮ってから2週間。寒の戻りでつぼみの膨らみも小休止。靖国神社はもう開花とのことだけど、ここ、千鳥が淵のソメイヨシノはまだ花をつけていない。でもほら、もう一息。


2011年3月28日月曜日

イリュージョニスト The Illusionist



劇場よりTV、手品よりもロックンロール、あちこちに新しい時代の息吹が芽生え始める1950年代のパリ。初老の手品師タチシェフは、誰も来ない劇場や場末のバーで細々と生活をつないでいる。そんなある日、酔っ払いのスコットランド人の勧めで、はるばる海を越えてスコットランドの離島にあるバーを訪れる。そこにはまだまだ彼の芸を喜んでくれる人がたくさんいた。

その島のタチシェフが泊まっている宿で働く貧しい少女アリスは、彼の手品を何でも願いを叶えてくれる魔法と思い込み、仕事を終え島を離れるタチシェフの後を追ってくる。エジンバラにやってきたタチシェフは自分のなくした娘を思い、アリスを宿においてやることにする。自分が「魔法使いではなく手品師だ」と伝えようとするけれども、フランス人のタチシェフとゲール語しか話さないアリスの会話は成り立たない。そして、タチシェフはいまや唯一の観客ともいえるアリスのために、夜中の洗車の仕事まで請け負って、洋服や靴をプレゼントし続ける。しかしない袖は触れない、いよいよというときにアリスが恋を見つけたことを知る。そしてタチシェフはエジンバラをひとり後にする。「Magicians do not exist」という手紙を残して。

ジャック・タチが遺したオリジナル脚本を、シルヴァン・ショメ監督がアニメーション化。タチシェフ(ロシア語)はジャック・タチの本名。10年ほど前、ショメがタチの娘ソフィーに、当時ショメが製作していた作品に「のんき大将」の映像を使いたく使用許可を求めた。その際見たショメの作品をソフィーはいたく気に入り、作品使用の許可を与えただけでなく、「イリュージョニスト」の脚本まで渡した。その2ヵ月後、突然ソフィーはこの世を去ってしまう。ジャックとソフィーの遺言とも思われる脚本を、夢中になって読んだショメは、自分の次回作にアニメーション化する決意をしたそうだ。そして完成した映画は、音楽から演出までタチへのオマージュがあふれている。途中アニメーションの世界に「ぼくのおじさん」の映画が登場する。全編落ち着いた配色で緻密に描かれた風景の中で、実写のほうががまるで別世界のように見えるけれど、その二つが見事に融合している。本当に美しい映画。

私が小さかった頃、親からもらった自転車やネコやきれいな洋服は、一つ一つ大きなメッセージを持っていた。ある程度のものはなんでも自分で買えるようになった今、あのメッセージは”魔法”だったと、思う。私はいい魔法使いになれているのかなぁ。
古いものは新しいものにやさしい魔法をかけて、言葉少なに消えていく。

2011年3月27日日曜日

トゥルー・グリット Ture Grit

人間だけでなく馬も頑張っている
 マティ・ロス(ヘイリー・スタインフェルド)の父親が、雇い人のトム・チェイニー(ジョシュ・ブローリン)に撃ち殺された。14歳とは思えぬほど賢くしっかりしたマティは、気丈にもひとりで父の遺体を引き取りにオクラホマ州のフォートスミスへとやってくる。チェイニーは既に姿をくらましており、仇打ちを硬く決意したマティは連邦保安官ルースター・コグバーン(ジェフ・ブリッジス)に犯人追跡を依頼する。またテキサス・レンジャーのラビーフ(マット・デイモン)は別の容疑でチェイニーを追ってフォートスミスへ来ていた。先立つものに困っていたルースターは手数料もさることながら、何よりも一歩も引かないマティの強い意志に根負けし仕事を引き受ける。ルースターとラビーフは足手まといになるであろうマティを置いて追跡を始めようとするが、必死で後を追う彼女(このシーンがまたいいのだ!)をしぶしぶ受け入れ、3人の過酷な旅が始まる。
行く先は過酷な自然のみならず、最低限度の人権しかない無法地帯。マティの頼みの綱であるはずのルースターは、働き盛りはとうの昔に過ぎ、のらりくらりの大酒飲みで、しかも片目で射撃の遠近感もとれない。経験だけは豊富で、高みから人を眺めるルースターは、マティやラビーフのアオサを小ばかにする。しかし、観客の期待通り、マティの勇気にいやいやながらも正義感を呼び覚まされていく。西部劇や時代劇の醍醐味だ。

「ファーゴ」でもそうであったけれど、ただただ単純に生きる人間の姿が滑稽で哀れ。それでもちっぽけな存在の人間が見せる勇気や信念はあっぱれ。それは雨や星や森や川の流れのように、まさしく自然の姿そのものなのだ。何よりも悲しいのは流した血や涙ややさしさを、あっという間に時がまとめて遠い彼方にもっていってしまうこと。

俳優陣の馬術には見とれてしまう。それにしてもジョシュ・ブローリン、またまた新しい顔を見せてくれた。この人はいったい何人いるのだろう?と思ってしまう。

2011年3月24日木曜日

美容師さんの心意気

普通に生活しようと決めて、今日は散髪することにした。ドライヤーを使う時間も節約できるしね。美容師さんは10代のときからのお付き合いで、オットもワカもお世話になっていて、銀座1丁目にアットホームなお店を構えている。

彼は普段は物静かなタイプなんだけど、お客さんから良くしゃべるね、と言われたそうだ。そういわれてみると、地震の後、多くのお客さんも饒舌になっているらしい。「何か話さずにはいられないんだよね」と言っていた。・・・実は私もそうなのだ。ま、普段から言わなくていいことまでぺらぺらしゃべって、オットに怒られているけれど、もっとうるさくなっている。
彼は言った「引っ込んでいてはいけないんだよね。」
節電をしながら、消費を心がけて、お金を回し、みんなが税金を納められるように普通の生活をすることが大切だ、と同じことを考えていた。

今週末、お店から直ぐのところにある東京フォーラムが東北の方々の避難所になる。そこで、銀座の美容師さんたちが話をして、営業後にお店を避難者の方々に開放して、シャンプーのボランティアをすることになったそうだ。しかし、ブローは自分でしていただく、自立も考えてもらうために。「あ~気持ちよかった!っていう顔が見たいんだよね」と彼は言う。

すごいなぁ、すてきだなぁ。今までン十年この美容師さんについてきたけれど、これからもしっかりついて行くわよ!

2011年3月21日月曜日

普通の消費

数多くの外国の友人から、東京にいる私達のところに心配の電話やメールが来る。とても有難いことだ。亡くなった方がいるけれど、東京と東北とは事情がまったく違うことを説明している。計画停電による交通の乱れ、エレベーターの稼動停止、学校の給食の一時中止、買いだめによる商品の不足などはとるに足らぬこと、東京の街は普段どおり。そして、仕事場では被災地に向けての援助、災害の把握、復旧の手配と、皆一丸になって働いていること。

今日、東京の街を歩いた。暖かく、皆穏やかな早春の午後、でも確実に何かが違う、10日前とは。友人がメールを送ってきた。いつも何気なくスーパーで買っていた南部鳥の肉団子、ラベルを見たら陸前高田の会社。それを見て涙がこみ上げてきた、と。

福島県の田村米をずっと通販で買っている友人は、これからも買い続けると言っている。我が家も宮城県のお米を農家から直接買っている。津波被害からは逃れたものの、ライフラインは6日間止まり、ガソリン不足で仕事のめどが立たないと連絡がやっと入った。販売できるようになったら、これからも買い続けるつもりだ。

特定の商品の買いだめ、もしくは買い控えをせず、普段の消費を心がけることも、これからの東北の復興に必要なことなのかもしれないと思う。

2011年3月20日日曜日

みんな一緒

今日友人からある動画を送ってもらいました。被災者でない私が萎えていてはいけない。誰も悪者にせず、とにかくみんなで一緒に、ひとりではないんですから。出来ることからひとつずつ。

2011年3月19日土曜日

Stop the hysteria / Tohoku EQ

楽観的な情報ばかりであれば疑ってかかる必要があります。しかし、科学的根拠のない不安をあおるような報道は断固として慎んでもらわなくてはいけません。多くの海外報道関係者は既に東京を離れています。現に私の職場の特派員も東京を離れてしまっています。関西より西、もしくは、海外から報道されているものがたくさんあります。

誤解のないよう付け加えておきますが、東北に行き実態を伝えようとしている勇気ある海外ジャーナリストもいます。

そして、私達受け取り側は何を取捨選択するべきかしっかり考えましょう。ダニエル・カール氏のメッセージを添付します。

Message form Mr. Daniel Kahl in English

2011年3月18日金曜日

G7

日本政府の要請を受け、G7が円買い協調介入。世界はまだまとも。それにしても、全てが儲けの対象になる機関投資家は私には理解不可能。

今日の東京/current situation in Tokyo

海外の企業などが放射能を心配して東京を離れ始めています。日本語でしかもどの情報を信じていいものかどうか分からない状況、外国人の方の心情はよく理解できます。

私の住んでいるあたりは食料はスーパーに潤沢に供給されており(トイレットペーパーはばかばかしいので昨日はチェックしませんでしたが)、学校もお店も会社も通常通りです。普段どおりです。
昨日の夕方の段階で東京新宿区における放射能は0.05マイクロシーベルトが観測されています。発表されている観測結果を信用すれば、この値はまったく通常と同じで何の心配も要りません。放射能が東京を離れる理由にはなりません。

心底、楽観視しているわけではありませんが、今、私達は微量の放射能を気にするより、停電による不便より、東北の被災者の支援をしましょう。

 
The foreign staff left Tokyo for Osaka last Saturday (it was very quick!! decision), but the Japanese staff have remained in the Tokyo area. I understand that foreighner have good reasons to be worried about a nuclear accident. It is very difficult to find reliable sources of information for foreigners.


There are some problem related the electric shortage in the suburbs of Tokyo, but, otherwise, everything (i.e. schools, shops, companies) is working as usual in Tokyo - or at somewhat reduced hours. The latest radiation level - for March 17th at 5 p.m. - was 0.05 micro Sv, just slightly above the normal (.035 micro Sv). I am not completely optimistic, but there is no reason to leave Tokyo for now. I am more concerned about what can I do for the people in the Tohoku region than I am about the radiation levels in Tokyo.

2011年3月17日木曜日

放射能水準の推移 Environmental Radiation Measurement Result

文部科学省による東日本大震災で被災した東京電力福島原発事故の影響による各都道府県の放射能水準についての情報です。

放射能水準結果

東京都は一時間ごとに計測結果を発表しています。

一時間ごとの測定結果

2011年3月16日水曜日

3月11日 帰宅まで


永田町駅そばの歩道橋から渋谷方面を撮影
 築17年の9階建てビルの5階。激しくなる揺れにさすがにまずい!と思い、机の下にもぐる。観音開きのキャビネットが開いたようで、中のカップが床に落ちぱりんぱりんと割れる音。しかしその音さえ建物の揺れる音にかき消された。揺れが長かったので、いろいろなことが頭に去来。家族、家・・・。

直後、携帯電話は不通、まるでガスの元栓のようだ。固定は繋がったので実家に電話。父は問題なし、母は横浜にいるとのこと。子どもは中学校、夫は会社で連絡が取れなかったが、なぜか絶対大丈夫だろうと確信し、それ以上通信手段を使わず。携帯のない時代に育ったのでその辺はどうってことない。

エレベーターホールは大きな防火扉が閉まっていた。勿論エレベーターは停止、社員は階段で屋外に避難。階段の壁には亀裂が見える。千鳥ヶ淵で避難中も何度か揺れる。九段会館が壊れたとの情報、救急車や消防車がけたたましく内堀通りを走る。ドコモとauはメールがつながりだしたがソフトバンクは不通。

公共交通はバスを除き全て停止。余震が起きる可能性大、会社から自宅までは16,7キロ。道路や建物の破損がなさそうなので、会社に残らず帰る事にした。4時45分千代田区三番町出発。内堀通りから国道246に出る。写真のように車がぎっしり、今ここで大きな地震が来たらと思うと不安になった。渋谷に近づくにつれ歩行者が増え、歩く速度が遅くなる。

渋谷駅前を避け、横道から並木橋経由で駒沢通りに入る。車道は緩々ではあるけれど車は進んでいる。バスを見ると満員。目黒区役所を過ぎたあたりですっかり電池切れして、喫茶店で一服することに。食欲なく甘いミルクティーで少し回復。お店の人に聞くとかなりゆれたものの、前後ではなく左右に揺れたため食器はひとつも落ちてこなかったとのこと。環七を横切って目黒通りに出ると時計は8時を回っていた。

全行程3時間。反省すべきは会社にスニーカーを置いておかなかったこと。

家に着き、ほっとしたのもつかの間、TVでこれ迄の惨事を見て、唖然。言葉なし。この3時間の行程など何の問題にもならない。

放射線漏れについて

原子力発電問題の放射線漏れについては、都内のドイツ、フランスの公的機関がかなり反応しています。多くのドイツ人はチェルノブイリのときの経験からか、東京も危険とのことで、土曜日から海外もしくは関西地方に避難を始めています。私達日本人スタッフにも東京から離れるようにとの指示が来ています。

報道では都内で基準値数倍の放射線を観測したと聞きます。しかし、そもそも何を基準にしているのか、またそれがいったいどのように私達に影響するのかは、しっかりした情報が伝わっていません。あわてて東京から避難する理由も見つかりません。

政府からは「大気中の放射能の値が上昇しているが、人体に影響がない」との発表です。TÜV(テュフ)というドイツの第三者検査機関があります。その日本法人も放射線量を測定中ですが、人体に影響のない程度と、昨日の段階では(直接ではありませんが)別のドイツ関係者から聞いています。
因みに東京は文部科学省の「モニタリングポスト」によると、昨日時点で0.809マイクロシーベルト(一時間当たり)、これは通常の10倍にあたるそうです。胃のX線検診は1回で600マイクロシーベルトだそうです。この二つの事例を比較出来る科学的知識は持ち合わせていませんので、参考までに記載しておきました。本国、日本で大騒ぎしているドイツ、そのドイツ検査機関と文部科学省の観測が「人体に影響がない」と言っています。

原子力発電所の動向については、こちらのTwitterをフォローしています。ご参考まで。
Ryugo Hayano さんプロフィール
東京大学理学部 物理学科長ジュネーブのセルン研究所で反物質の研究をしてます.原子核や,放射線についてはプロです.原子力が専門ではありませんが,東北地方太平洋地震後の原発の状況について,出来うる限り科学的に正しい情報をお伝えするよう,努力中です.

政府や東電への不満やトイレットペーパーを心配する報道より、被災者、被災地の報道、科学的な報道に目を向けること、努力したいと思っています。

2011年3月15日火曜日

原子力発電/英国大使館 Nucliear update/From British Embassy

原子力発電所についての英国大使館からの報告をリンクします。

大まかな内容は、福島原子力発電所はチェルノブイリとはまったく違うと言うことです。放射能レベルも今のところ人体に問題のあるレベルには達していないとのこと。

いろいろな情報があります。楽観視もしていませんし、情報を判断できるだけの見識も持ち合わせていません。しかし風評に惑わされて、本当に困っている方々への支援がおろそかになるようなことがあってはいけません。東北の被災者の方々により多くの力が注げるように、東京に住む私達がしっかりしなくてはいけません。

See hier
本文(Source):   Japan Nuclear update/BCCJ  

我慢しましょう

今までどのような方がこのブログを見てくださっていたのか分かりませんが、その方々のご無事を心からお祈りしています。被災地の方々には・・・、言葉も見つかりません。何か出来ることはないかと、気持が空回りしています。

戦争経験のある両親に育てられ、現在の便利過ぎる生活に不安を抱きつつも、それに対して何もしてこなかったことを猛省しています。地震に対しては無力であっても、日々の生活の仕方には何か出来ることがあったのではないかと。今まで湯水のように資源を使ってきたその結果が原子力発電所の建設の暗黙の容認であり、それが遠く離れた東北の方々の健康を脅かしていることがとても辛い。そして今後の福島の発電所の状況においては、それが他人事では済まされない事態であることもよく分かっています。

放射能漏れについては、唯一の被爆国である日本はいろいろな調査結果があるはずです。人体に対する影響を数字に基づき、その数字が基準値を超えたという表現にとどまらず、何を意味するのかと言うことを冷静に報告して欲しいと思います。

こうしてPCを使っていること自体罪悪感があるのですが、とにかく出来ることは節電です。余分な買いだめを控える、風評に流されない、そして誰かを悪者にしない、言葉尻を捕らえて本当にリーダーシップのある人を排除しない。

これからは今までのようには生活できないことを覚悟する必要があると思います。

2011年3月11日金曜日

気絶 ヤギ2

ヤギは面白い。この動画は何度見ても笑ってしまう。
ちょっとしたことに驚き、フリーズするヤギ達。気絶というより硬直してしまうらしい。それだけでなく大げさに上向きになる。

体がうごかなくなったというより、もしかしたら死んだふりをしているのかも。
「私は死んでいて、美味しくありません。」
狼や熊に通じるのだろうか。

いや、もしかしたらご主人さまと遊んでいるのかも。だって何もわざわざ完全に上向きにならなくったって・・・。「いい?今度はみんなで倒れるわよっ!」

2011年3月10日木曜日

桜のつぼみ

お昼休みの千鳥が淵。朝は寒かったのに、日差しが暖かい。
桜の樹の下から見上げると、向こうには早春の青空。桜の枝先を見るとまるくなっている。

 千鳥が淵の桜はどれも大きくて、つぼみのついた枝は上の方にあるか、お堀に向かってつきだしていて、ズームの無いIphoneのカメラで撮れな~い。 でも、ちょっと歩いたら、あったあった、私の背の高さでも写せるつぼみ。ほら、結構膨らんでいる。

2011年3月9日水曜日

なんでも登る ヤギ1

ヤギはそこに何かがあれば登る


それが羊でも


しかしラクダは難しい

2011年3月7日月曜日

アレキサンドリア AGORA

レイチェル・ワイズは美しい
あらすじは史実なので(もちろん脚色されてますが)、ネタばれでもお許し。

 4世紀、エジプト、アレクサンドリア。聡明で美しいヒュパティア(レイチェル・ワイズ)は 数学、天文学、哲学を教えていた。平民や奴隷を中心に新興宗教であるキリスト教やユダヤ教が各地で勢力を伸ばし始め、多神教徒の治めるここアレクサンドリアも例外ではなかった。ついに、多神教徒は自分たちの神を愚弄されたことに腹を立て、キリスト教徒への襲撃を計るが、予想外に勢力を増していたキリスト教徒の反撃にあい、図書館に籠城することになる。

ローマ帝国により多神教徒はおとがめなしになるものの、図書館を明け渡すことになり、それまでのすべての知的財産はキリスト教徒により破壊されつくすことになる。 ユダヤ教徒とキリスト教徒の中で、異教徒となってしまった多神教徒。あるものは改宗し、しばらくは平和に共存する。そんな激動の時代にヒュパティアは結婚もせず、全てを哲学にささげる。しかしキリスト教徒とユダヤ教徒の争いが始まり、ユダヤ教徒がアレクサンドリアを追われ、ついにキリスト教徒が街を征圧する。女性が社会的に地位を持つこと、例えば教師になったり政治に口をはさんだりすることは、キリストが禁じている。この教えを元に、ヒュパティアは魔女とされてしまう。

アレキサンドリアの街の様子が、CGではあるけれど大変よく映されていて、まるでグーグルアースで実際の建物を見るようで感心した。戦争の描写は残酷でちょっと気持ち悪いところもあるけれど、争いの無意味さを伝えるのには効果がある。

ヒュパティアは実在の人物でいくつかの書簡と彼女の言葉(として)が残されている。
「信じる神は違っても、私達は兄弟です」
「あなたの考える権利を守りなさい。何も考えないより、まだ誤ったことでも考えていた方がよいのです」
「人は真実より迷信のために戦います。迷信は実態がつかめないので反論のしようもないけれど、真実は考え方であり、変えることもできます。」
こんな言葉がキリスト教徒を激怒させてしまったのだろう。

宗教や思想が実社会と深くかかわっている限り、それらに関心が無くても目をつぶっていてはいけない、しっかり物事を考えなくてはいけないのだと反省した。

2011年3月6日日曜日

シンディー・ローパー Cyndi Lauper

アルゼンチンの空港、フライトの遅延やキャンセルで、乗客のイライラも頂点に。その乗客の1人にシンディー・ローパーがいた。なんと彼女はマイクを持って”Girls Just Wanna Have Fun”を歌い、あっという間にイライラのるつぼを歓喜に変えてしまったそうだ。

かわいそうなぞう の朗読の話を聞いたとき、いい人だなぁと思ったけど、やっぱり本当にいい人なのだ。でもこの格好はなんだか”修道女”のようだ。

2011年3月5日土曜日

鰍沢

もと劇団四季にいらした私の踊りの先生がプロデュースした「藤十郎 鳳楽の会」を観て来た。
二代目澤村藤十郎は十数年前に脳梗塞を発症されリハビリを続けられているところだ。自作の台本「雪女」を朗読、女形特有の美しくて芯のある声の響きが素晴らしかった。「紀伊国屋!」の掛け声、みなさん歌舞伎への復帰を心待ちにしているのだ。

三遊亭鳳楽師匠は「鰍沢」(かじかざわ)。長講で昨今は演じる落語家がほとんどいないという。女の人の妖気、色気、狂気の変化、クライマックスの雪の中の大スペクタクルはまるで映画でも見るよう。

記憶に自信が無いけれど、大体のあらすじを書いてみる。テケテンテン・・・・・

身延山の参詣の帰り、旅人が雪の山中で道に迷う。ようやく見つけた山小屋に助けを求めると、そこにはボロボロの継ぎはぎだらけの着物を着た女。なかなか美しい顔立ちだけど、耳から首にかけてある大きな切り傷が痛々しい。旅人はどこかでみた顔なので尋ねてみると、昔吉原で初会惚れした花魁だったことが分かる。二度目に会いに行ったときは心中してもういなかった。

心中を試みたものの命が助かった花魁、名を月の輪のお熊。お熊と亭主はどうにか逃げおおせ、人里離れた山の中で熊撃ちを生業に細々と生きている。「どうか内緒にしてください」とシンミリと頼まれ、かわいそうに思った旅人は、宿賃として小判の束から2枚ほどお熊に渡す。「そんな、困ります」という女。「何もないけれど、寒いから」と卵酒を進められ、それを飲んだ旅人は疲れもあって眠くなる。旅人が寝ている間、酒を買いに外出するお熊。

その留守中、亭主が「寒い寒い」と返ってくる。卵酒の残りをみつけ、「ちょうどいい」と飲み干してしまう。そうこうするうちに気分が悪くなり、苦しんでいるところにお熊が帰ってくる。驚くお熊。旅人に毒入りの酒を飲ませて、金を奪い取る算段だったと亭主に告げる。

それを隣の部屋で聞いていた旅人、毒がまわりふらふらだけど、たまたま持ち合わせていた身延山の毒消をどうにか飲み込み吹雪の中へ逃げ出す。 「亭主がこうなったのもあの旅人のせい、カタキを打ってやるわ」とすごい言いがかりをつけて、お熊は鉄砲を持って追いかける。旅人はついに鰍沢の断崖に追い詰められる。もはやこれまでと思ったとき、ザザザ~と雪崩が起こり、ダダダ~っと転げ落ちた先が、なんと運よく川につないであった筏。

筏は旅人の重みで岸を離れ、ゴーゴーと急流を流れる。それを見ながら岸をはしって旅人を追いかける女。いかだはあっちにぶつかりこっちにぶつかり、どんどん材木が外れていく。最後の材木に掴まりお題目を必死に唱える旅人「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」。お熊は狙いを定め、バ~ンと鉄砲を撃つ。弾は旅人の髷をかすめ、近くの岩にた当り跳ね返る。  旅人、「お材木(お題目)で助かった!」

2011年3月4日金曜日

お雛様

昨夜は実家で、ちらしずしとハマグリのお吸い物で、お雛様のお祝い。

食べながら子どものころのこと、いろいろと思い出した。箱を開けたときの新聞紙にくるまって情けない姿のお雛様。飾ると途端に立派なお姿。「夜中はきっと動いているに違いない」と妹と話したこと。3日が終わるとすぐしまわなくてはいけないのが残念で、もうちょっと出しておいてと頼んだこと。

妹がお菓子を食べながら言った。「ほんと、幸せだよね~」 ・・・そう思う。四季折々のこうしたお祝いは、家族との楽しい思い出を忘れないための、頭の中の写真のようなものだな、と、ふと思う。

大きな雛段はもうないけれど・・
宝来屋さんの和菓子
これはホントにすてき

2011年3月3日木曜日

お昼休み

お昼休みに歩道で見つけた置物、ふくろうか、ペンギンか。ちゃんとマフラーしてもらっている。今日は一段と寒かったから。

2011年3月2日水曜日

かわいいチョコレート

目が欠けて怒ったような顔になっている。これDEMELのぶたチョコ。どこから食べるか、また悩みどころだったけれど、パッカーンと真っ二つに包丁で割って、食べた。

2011年3月1日火曜日

声変わり

ワカ様、
2月上旬、風邪をひいたのかと思っていたら、
2月中旬、高い声を出すとかすれてるし、
2月下旬、ずっとかすれているし・・・、
ここ一週間、たまーにカワイイ声に戻るときはあるけれど、基本的にはガラガラガラ・・・。
いつかは、っては思っていたけれどなぁ、あ~あ、サミシイ。