さて、オットに言われるまま映画館に行き、一本目の「ランナウェイズ」を見ようと座席に座る。ちらりと周りに目を配ると女子高生がいっぱい。なんとなく、観客層に違和感。最近のJGも趣味が変わったのか。予告編の「パラダイス・キス」(向井理と北川景子)なんぞでは、「チョーみたい~!」の声。この子達「ランナウェイズ」ホントに見るのかなぁ。
で、本編が始まって、な、な、なんと、日本語が画面に現れ、で、カメラが日本のどこかを映し出す。驚いた私達は脱兎のごとくシアターを後にして、じーっとチケットを見た。で、上映予定の掲示板も見た。オットは「ランナウェイズ」と「ランウェイ・ビート」を完全に間違えて予約していたのだった。日本語の題名ってぜんぜん違うときがあるから、”ナ”が無くって、”ビート”がくっついていても気がつかなかったみたい。がっくりしながら、だめもとでカウンターに聞いてみると、「ファンタスティックMr. Fox」を見た後で、7時過ぎからの回に振り替えてくれるとのこと。ああ、よかった、本当にうれしかった。ありがとう横浜ブルグさん。
で、「ランナウェイズ」ってなに?っと、騒ぎの後にいまさらながらにオットに聞くと、「クリスティン・スチュワートとダコタ・ファニングが出るあれだよ、あれ。」 あれ、といわれても・・。クリスティンが髪の毛真っ黒にしてロッカーになることは知ってるけども。ここの時点で「ランナウェイズ」はすっぱり私の記憶の中から消えていた。映画も序盤から中盤へ進むころ、遂に誰が主題か分かった私。
「チチチチチチチチ、チェリーボン~ブ」
約35年前にシューっと逆戻り。これを見れば忘れている人も思い出すはず。冒頭、美しい発音でRunawaysと言っているのは戸倉俊一さんか。映画は「シド・アンド・ナンシー」とか「あの頃ペニーレインと」とかそんな雰囲気の漂う小品なんだけど、今をときめく「トワイライト」で敵役の2人が主役。「トワイライト」3部までは前頭くらいのダコタ・ファニングが、本作ではべラと東西横綱をはり大活躍。いい、いい、風に成長している。
ああ、それにしても懐かしかった。ついでに懐かしかったのが、スージー・クアトロ。「デイトナデモン」もはりつけておくので、いっしょに懐かしみましょう。