2011年3月21日月曜日

普通の消費

数多くの外国の友人から、東京にいる私達のところに心配の電話やメールが来る。とても有難いことだ。亡くなった方がいるけれど、東京と東北とは事情がまったく違うことを説明している。計画停電による交通の乱れ、エレベーターの稼動停止、学校の給食の一時中止、買いだめによる商品の不足などはとるに足らぬこと、東京の街は普段どおり。そして、仕事場では被災地に向けての援助、災害の把握、復旧の手配と、皆一丸になって働いていること。

今日、東京の街を歩いた。暖かく、皆穏やかな早春の午後、でも確実に何かが違う、10日前とは。友人がメールを送ってきた。いつも何気なくスーパーで買っていた南部鳥の肉団子、ラベルを見たら陸前高田の会社。それを見て涙がこみ上げてきた、と。

福島県の田村米をずっと通販で買っている友人は、これからも買い続けると言っている。我が家も宮城県のお米を農家から直接買っている。津波被害からは逃れたものの、ライフラインは6日間止まり、ガソリン不足で仕事のめどが立たないと連絡がやっと入った。販売できるようになったら、これからも買い続けるつもりだ。

特定の商品の買いだめ、もしくは買い控えをせず、普段の消費を心がけることも、これからの東北の復興に必要なことなのかもしれないと思う。

4 件のコメント:

  1. アレックス2011年3月21日 15:20

    そう、普通の消費!節電!
    私たちの区域は計画停電からも外され、物資も潤沢なのだから、
    風評に踊らされないよう、普通に生活しましょう。

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  2. Alexさん、
    よかったわ~!同じ考えの人がたくさんいるはず。節電しながら普通に生活。でも、「普通」って一番難しいことなのかもね。

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  3. あきざくら2011年3月22日 7:11

    計画停電地区は やや不便ーという程度です。
    サイクルに慣れるとこれくらいなら家庭は大丈夫。
    今日はなくなりそうだけど、電車や職場を優先して欲しい。
    被災地が普通に戻るためにがむしゃらに働きたい。 子どもでもそう感じている。
    減税を望んでいたものの、足りないところに届くものは惜しまない。 人ひとり生きるために必要なものは案外少しでもいいんだと分かったから。 豊かさを実感させてくれるものはモノばかりではないと分かったから。
    しかし この時期が「特別」であることも忘れてはいけない。
    情熱ではなく冷静の中に心遣いや思いやりを育てることが、今の大人にたいせつな仕事のように思う。

    この場ばかりお借りしてごめんなさい。
    皆が言う時には言わなくてもいいことなのに、心はそう強くないので、こうやって声掛け合うことを求めるのです。
    PC開くのも我慢していますが、こちらだけは^^。

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  4. あきざくらさん、

    そうですよ!みんなで声をかけあって、それが大切です。私、先週は完全にショック状態に陥っていたなと思います。みんなみんな一生懸命に働いていると思います。マスコミにあれこれ言われている人たちだって、必死でやっていると思います。自分のすることをしっかりやって、他人を信頼する。頭を冷やそうとがんばってます。

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