2008年11月29日土曜日

だんだん

あ、あ~んぐり・・・、石橋君。後藤先生とそんな繋がりがあるんだったら、みやび堂の社長に取り入って祇園に切り込まなくても、京都医大産婦人科に行けばよかったのに・・・。故郷を捨てても人脈は捨てるな。

それにしても伊武雅刀さんはなぜ必ず、「先生、こちらはあきまヘン」と序曲をつけながら登場するのだろう。ダダダダダダ・・・、でたな~、妖怪。ああ、失礼、面白い(がっている場面ではないのだろうけどね)、やっぱり好きだわ。

2008年11月27日木曜日

猫の水面下

”猫の下はこうなっているんです”がウチワでちょっと話題に。
これは笑えるし、目からウロコ、猫様ニュース
たいがい猫のことは知り尽くしていると思っていたけれど、青い、青い・・・。
謙虚にならなくちゃと、教えられた一枚。

2008年11月25日火曜日

ブラザーズ アンド シスターズ

日本では11月から第2シーズンが始まった。ロサンジェルスのウォーカー家、母親役をサリー・フィールド、子供にカリスタ・フロックハート、レイチェル・グリフィス等、上院議員役にロブ・ロウなどが出演。まだまだ現役バリバリの母親と5人の成人した子供&亡夫の愛人の子供1人、これだけいればありとあらゆる問題を毎週せっせと運んでくる。

長男 トミー:不妊治療を経て体外受精で双子を授かるが、1人出産で亡くしそれ以来妻が鬱っぽい。
長女 サラ:3人の子供の母で亡父の遺言で会社を引き継ぐも、夫との別居で傷心
当次女 キティ:大統領を目指す共和党上院議員と婚約した元キャスター、現在は婚約者の広報担当
次男 ケヴィン:弁護士でゲイを公言。恋人は(キティの婚約者の弟で牧師)マレーシアに転勤し傷心。
三男 ジャスティン:911後2度も戦地に送られ(一度目は志願)、イラクで負傷し帰国。
三女 レベッカ:隠し子。サラの夫を誘惑し別居に至らせる。実の母に愛想を尽かし、シーズン2よりウォーカー家に居候。

ヒーローズよりは登場人物を把握しやすいかな。この家族、誰一人をとっても口が減らないのには感服。あそこまでガンガンものが言える家族って、正直、疲れる。しかし、何か事が起きると、家族それぞれの立ち場から多面的に語られるあたり、なかなか面白い。それはドラマ自身が結論を決めつけず、解釈の逃げ場が多いということにもなる。ま、これだけ情報が溢れて視聴者の意見の多様化が進む中、こうでもしないと多くの人を満足させられない、ということもあるのかも。

いずれにせよ、役者は皆素晴らしく話のテンポも軽く、見ていて飽きない。

2008年11月23日日曜日

トロピック・サンダー

大好きなベン・ステイラーとロバート・ダウニー・Jrと”カンフーパンダ”で見直したジャック・ブラック。
・・・なんだか劇場が静かだったなぁ。笑っていいのか悪いのか、ここ2,30年の大作、小作含め真面目な映画やら俳優の私生活もチェックしてないとツボが押えにくいのは確か。たぶん私もツボをはずしたところが結構あったに違いないけれど、それでも大いに笑えたのだ。

役作りに異様な執念を見せるロバート・ダウニー・Jrは、マイケル・ジャクソンの逆バージョン、実はオットにバカにされるから黙っているのだが、冒頭彼とはわからなかった。トム・クルーズはもともとコイけどますますコクなり、でも「オレは2枚だけどこんなのもできるのよ」のビミョーな姿。我を忘れるほど役にはまるカメレオン俳優もいれば、何をしても”我”が出てしまう俳優もいる。どちらが良くて悪い、ということではない。トムとはペネロペ仲間?のマシュー・マコノヒー、この2人を出すあたりもベン・ステイラーのお遊びかしら。

映画業界、社会問題、芸能情報、あれこれ突っ込みすぎた感はあるけれど膨満感はない。映画が大好きで、でもそんな自分の情熱を面と向かって出すのもね~、そんな照れくささと自分の情熱を笑いものにした、好感の持てる映画なのだ。

2008年11月21日金曜日

だんだん 患者の身代わり

あれこれ小さいところは無視して大雑把に楽しく見てるのであるが、今日の石橋さんの郷里を捨て医者になることをあきらめたというくだり、”患者の身代わり???でお父さんが亡くなった”。

 散歩していたら患者さんが車に轢かれそうになり身を呈して助けた。
 自らの臓器を患者に生体移植、または大量に輸血。ブラックジャックか。
 病気の患者の代りに漁に出かけ遭難。
 患者の連帯保証人になり・・・・、暗すぎるか。

ま、いっか。ほっとこう。
それにしてものぞみちゃんの日本髪がだんだんサマになってきているような、それとも見慣れただけなのか。それから夏八木勲と伊武雅刀。爽やかなはずの朝の茶の間に夜の街の熱風が・・・。濃くて分厚い空気を感じながらもついつい見てしまう、怖いもの見たさであろうか。せっかくだから”スネークマンショー”やってくれないかなぁ、グゥアッハッハ・・・。

2008年11月19日水曜日

ビリ~~~~!!

2年ぶり1場所1回こっきりの東京公演。待ちに待ったこの日のため、数日間PCリラックスタイムを削り、体調を整える。

一言、よかった。
今回は先行予約で何とアリーナAを手に入れることができた。結構端っこだったけどね。それでも生ビリーが肉眼で見えたし、前のほうなので音のエコーも少なく最高のコンサートだった。

”ストレンジャー”で始まるや否や全員総立ち冒頭から盛り上がりと歓声、とにかく最後の”ピアノマン”まで2時間出ずっぱり、歌いっぱなし、弾きっぱなしのビリー。私の中での圧巻は2年前と同じで”Just the Way You Are”と”Honesty”。泣いた、ほんとに。”Just the Way You Are”では「My X first (?) Wifeに作った」って自ら紹介し、歌の中で永遠という言葉が出てきたら「こうはいかなかったけど」と手で軽くジェスチャー。笑える。永遠に続かなくとも、こんな歌を作ってもらった女性、心底ウラヤマシイ。
例の如く東京ドームの音響に不満げな彼ではあったが、張りのある伸びやかな声で、往年の名曲を素晴らしいグループと一緒に完璧に歌い上げる。・・・ああこの人は歌の職人なんだな、そして自らも称しているようにエンターテイナー、それも最高級の、と心底思う。

大画面に映るビリーがこちらを向くたびに、自分と目が合ったような錯覚を起こし、(なぜか画面に)思わず手を振ってしまう私。まわりの人たちものりのり、直立不動の背広姿で一緒に歌う外国人、エアロビクスのレッスンのようにずっと跳ねてるOLとサラリーマン風のアベック(なんか古い響きではあるが)、かなり上手に大きな声で「ヒューヒュー、ホーホー」と合いの手を入れるお兄ちゃん、などなど、なんだかすっごくいい感じの観客に囲まれて、始めから終りまで踊りっぱなし。今日になって足腰が痛い・・・。でも元気が戻った、ありがとう。

2008年11月18日火曜日

鬼のかく乱

週末から体調崩れ、とほほ・・・。貞子みたいに電波で悪いものがうつるといけませんので、ちょびっと休みます~。

2008年11月14日金曜日

かわいいネコちゃんたち

YouTubeのかわいいネコちゃん特集

ちょうだい”とかわいすぎる声でなく猫。

世間話する猫”。翻訳と編集に軍配

セロテープに固まる猫”。この目つきただものではない。

異様に犬に人気の猫”。たぶん自分のことを猫とは思っていないだろう。

カモを育てる猫”。子供は任せてのアンジェリーニャ。

2008年11月13日木曜日

Before Sunrise

久し振りにBSで。
ストーリーはアメリカ人学生ジェシー(イーサン・ホーク)と、フランス人学生(ジュリー・デルピー)が電車の中で知り合い、ウィーンで1日を過ごす。以上。と、いうと~ってもシンプルなあらすじなのだけれど、その1日にとにかくいろんなことがぎっしりと詰まっている。
夏なのに哀愁を帯びたウィーンの街角が、若い2人のたわいもない人生観-実はとても哲学的であるのだが-が、そして惹かれあう姿が目を釘付けにする。恋するとこうなっちゃうのはわかるんだけど、この2人を見ているとこそばゆくなって、オットとふたりしてテレビの前でテレまくる。きっと誰もがこの映画のいくつかの場面を、自分の経験と重ね合わせながら見ているに違いない。忘れていた胸の痛みがよみがえるのだ。ふ~ぅ。

そして数年前、この出会いから9年後の2人を描いた続編”Before Sunset”を見た。続編でも彼らはとっても素敵なのだけれど、時の流れは2人の風貌も生活も確実に変えてしまっている。悲しいことであるが。会話も甘酸っぱさからほろ苦さに変わり、あの時の希望の未来であるはずの現在は、生活に追われる現実となってしまっている。
しかし過ぎてしまった一瞬の輝く過去は、どこかで自分の未来を希望やら情熱やらに変えることができるのではないかという期待を感じさせる。今度は大人の胸を締め付けるような一篇になっている。私はこの続編がとても好きだ。

2008年11月11日火曜日

猫がしゃべる

実家の母が言う。ミケ子が朝「ゴォハァン~」と言いながら起こしにくるって。
うっそだ~と言いながらも、実は半分信じている私。YouTubeで見つけたTalking Cats、なんともこじつけみたいだけど、こんなかわいい子がいたらいいなってうらやましかった。そして、ついに、ついに、我が家にも出たか!(・・・化け猫じゃないんだから)。すると母曰く、「でも”ゴハン”ぐらいじゃね。世の中にはもっとすごいのがいるから、”マグロうまい”っていう子もいるのよっ!」
・・・言ってるような、言ってないような、でも猫好きには、特に飼い主にはそう聞こえちゃうのよね。ああ、かわいい。そういえば昔、ご飯食べながらフガフガ言ってる猫、いたなぁ、うちにも。

2008年11月6日木曜日

猫アレルギー

私は猫が大大大好きだ。先週末、友人が猫をもらったというので-しかも2匹!-いそいそ会いに行った。まだ3,4か月のかわいい盛りで、箸が転げてもおかしい2匹は休む暇なくあちこち走りまわっている。しかし、やっぱり・・・、私はくしゃみ鼻水が始まり、目も痒くなって・・・。

子供のころから猫を飼っていた私、実はひそかに猫アレルギーを疑っていたのだけれど、医者にはハウスダストと言われていた。ここ10年、ミケ子のいる実家に頻繁に遊びに行っているのに症状が出ないし、気にもしていなかった。

猫アレルギーは猫に存在する「Felc1」と言う毛や皮膚の油腺から出ている物質が原因だそう。あれだけ走りまわったら飛ぶだろうなあ、猫の毛やフケ。しかしなぜミケ子には反応しないのか。確かに、私がいる時間は奥の部屋の座布団の上から動かない、全く、根が生えたようだ。しかも猫のくせに自分で毛づくろいをしないので、母がコロコロ(粘着テープで埃を取るやつ)で毎日お手入れしているそうなのだ。これじゃあ空気中にアレルゲンが少ないのも頷ける。

オットが人間以外の動物は立ち入り禁止しているので、今後猫ちゃんを飼うことはないだろうけれど、アレルギーと思うとなんとなくガッカリ。しかし、がっかりどころかゼツボーしている人のために、世界ではアレルギーを起こさない猫の開発まで行われているのだ。ん~、これね、こういうのは私、ハンタ~イ。

日曜日の朝、目覚めると窓からはやさしい朝の陽ざし、陽を浴びたお布団の上にくるりんと丸まった猫ちゃんが、っていうのが私の夢なのだけどね。しょうがない、近所の猫友に声をかけるだけで満足することにしよう・・・。

2008年11月4日火曜日

ヴィルヘルム・ハンマースホイ

国立西洋美術館でヴィルヘルム・ハンマースホイを見た。デンマークの画家で生前は有名だったのだけれども、亡くなってから長い間忘れ去られていたそうだ。ミニマリズムな室内のしかも同じ場所を、時間・季節を変えて何枚も描写している。写実的であるけれども、どこか夢の中で見たような非現実的な風景にも見える。その光の移動や強弱が織りなす陰影は、フェルメールに影響を受けたというのもうなずける。

自分の良く知る人物しか肖像画は描かない主義だったそうで、彼の作品に出てくる多くの人物は彼の妻、イーダ。しかしほとんどが後姿。室内もイーダの服装もグレーの濃淡が織りなす静かな世界、ひときわイーダのうなじが白く美しい。あんまり写実的に描かれるのをイーダが嫌がって後ろ向きが多いのか、ヴィルヘルムはうなじが好きだったのか。だとしたら江戸時代のようで風流ですな。
北欧の低いく薄い光に包まれた絵がほとんどの中で、緑と青が鮮やかな”ライアの風景”と黄色い光に照らされた”ローマ、サント・ステーファノ・ロトンド聖堂の内部”が別の世界のようだ。
絵で空気を描くことができるのだ、と実感した展覧会だった。

すっかり魅せられてしまった私、カタログを買おうと思ったら・・・、あまりにも現物と色が違うのでやめてしまった。あの光と色は頭の中にとどめておこう。

展覧会についてはタイトルをクリック