ピナ・バウシュの舞台を映像化する難しさに頭を悩ませていたヴェンダース監督。それが可能になるのでないかと3Dに取り組んだ。奥行きのあるヴッパータールの町や舞台で繰り広げられる踊りは、見ごたえがある。劇場では座席に座ると観客はその場から動けない、彼のカメラは一番美しアングルで舞台の総てを映し出す。もちろん舞台とは違う、しかし、舞台を映像化するという意欲が満ち溢れた作品だ。
ピナは類い稀なる才能をもったダンサーで振り付け家でもあったけれど、全ての作品がエキサイティングであったとは思わない。ドイツ滞在中、88年から90年までヴッパータールに足を運んで見た舞台は、マンネリ化してしまった作品もあった。本当にダンサーなのか?と思うような人も舞台に出ていた。それに彼女の舞台を見るとなぜか心がざわざわする。・・・これは彼女の作品があまり好キクナイとゆーうことではなく、彼女のダンスが私の何か触れられたくないものをペラリとめくってしまったから、なのかもしれないとも思う。
80年代末、ベジャールも難解な世界に走り、新しいダンスの姿を見せてくれた人たちの作品が、”行き過ぎて勿体ぶっている”ような気がしていた。そしてこの映画でずっと遠のいていたピナの作品、「カフェ・ミュラー」、新しい作品「フルムーン」を見る。そのエッセンスを拾い上げ、映像に織り込んだヴェンダース監督は、ダンスに関しても鋭い慧眼の持ち主と感服。ピナが好きな人にはたまらない映画になっていることだろう。
・・・私は、やっぱり心がザワついてしまった。なんでだろう。あのときから20年も経つのに、私は変わっていないのだ。このざわ付きとしばらく対峙することになるのだろうなぁ。
赤いドレスの女の人の写真ネットで見て
返信削除笑っちゃいました。
たくましすぎる〜!
と思ったら二人だったのね。
ピナ・バウシュは一度も観たことがないけど
とても気になります。
いつかこの映画も観たです。
3Dなので、お時間があれば劇場ヘ!空いているかと思いきや、大きな劇場が満席でした。
削除Angelaさんが以前紹介して下さった
返信削除絵本『ゆめのゆき』をやっと読みました。
昨年12月に図書館に予約していたんです。
人気があるんですね!
とてもとても素晴らしい絵本でした。
雪の毛布のページの仕掛けいいですね。
それから最後のページの音なんですが
あれは何か曲が流れるのですか?
図書館本は電池が切れかかっているのか
グゆ〜〜んという音だけで終わっちゃうんです。
この絵本いつか購入したいわ。
「チンチロリン」と言うベルのような音がしたと思います。今日、家に帰ってもう一回見てみますね。ローテクな仕掛けがかえって新鮮な絵本だと思います。どうぶつ好きにもたまりません!
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