2010年3月21日日曜日

ダレン・シャン

『ダレン・シャン』(The Saga of Darren Shan)シリーズは、作家ダレン・シャン(自分の名前が主人公の名前)の児童向けのヴァンパイアのお話。ワカもこのシリーズを読んでいるそうで、楽しみにしていた。

ダレンは毒蜘蛛にかまれた親友を助けるために、ヴァンパイアのクレプスリーと半分ヴァンパイア(半分はまだ人間)になる、という取引をする。ヴァンパイアは人間の血は吸うけれど殺さない。仲間の増やし方も首筋にガブリ、では無く指先に傷をつけ。手を合わせて血を混ぜ合わせる、といった具合。一方ヴァンバニーズというグループは人間を殺さないという方法に異を唱え、ヴァンパイアと対立している。半ヴァンパイアになったダレンは、死んだフリをして人間世界から去り、クレプスリーが身をおいているシルク・ド・フリークというサーカスで生活を始める。

シルク・ド・フリークのオーナーであるミスター・トールを演じているのが、ケン・ワタナベ。背をたかーくして、頭をながーくして、迫力満点。ミスター・トールは、ヴァンパイアとバンパニーズの対立の中で100年間中立を保ってきたけれど、ダレンの出現で一団にも荒波が立ち始める。

このシリーズは外伝を入れると全13巻あるらしく、全部映画化するとなるとダレン役少年はトシが取れない・・・・。と、思ったら、なんとこの本ではヴァンパイアは10年に1才、半ヴァンパイアは5年に1才年をとるらしい。棺おけの中で寝る伝統はそのままだけど、十字架は怖がらない。

ワカ様曰く、本の内容と大分違っていて別のお話みたいだそう。でもアクションが(目に見えない速さなのだ、これが)たくさんあって、そこは面白かったって。私はセルマ・ハヤックがシルク・ド・フリーク団員の「美人預言髭女」で、フリーダ・カロの眉毛と口ひげどころではない、剛毛の髭ずらになったのがオモシロかった。それから、ウィリアム・デフォーもヴァンパイア役で出演していて、こちらはメイクしなくっても地で生ける。

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