生まれて初めてカラオケ屋さんというのに行った。さすが世の中は変わっていた。机の上に置いてあるポータブルゲーム機みたいなのに入力すると、画面に歌いたい歌がぱぱぱと現れる。ワカ~いころ、飲み屋にあるカラオケ装置は大かった。しかも電話帳のような歌全集から自分の歌いたい歌を探して、鉛筆で紙かなんかに書いて店員さんにわたしてた記憶がある。
システムにも隔世の感があったけど、何よりも歌!ぜ~んぜん聞いたことのない曲ばかり。試しに松任谷由実を見てみた。当然のことだけど、ユーミンだって新曲出しているので、ああ、知らない曲ばかり。「コブクロ」というのを聞いて、エコバックの話をしているのかと思ったり、「コウダクミ」を聞いて江沢民の話かと思ったり、「嵐」と聞いてさすが勘十郎とは言わないけれど、歌の方は一曲も知らない。新しい歌を知らないとは思っていたけれど、ココまで孤島に追いやられていたとは思わなかった。一緒に行った若いお母さんたちによると、知らないでいる方が難しいらしい。で、どこで曲を覚えるのか聞いてみたらTVで見るという。
そんな中、ひとり、ジュリーの歌で気を吐くお父さん。やっと知ってる曲が出た!と思いきや「ス・ト・リ・ッ・パー」って・・・。そんな曲もあったなぁ、と埃をかぶった記憶の片隅でかすかにメロディーがちらちら。新しい曲を覚えるのと同じくらい、この歌を覚えているお父さんに、びっくりした。今度は同世代で行ってみよっと。
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