2010年2月19日金曜日

アカデミー賞

3月7日(現地時間:日本時 間は3月8日)のアカデミー賞についての記事。

アカデミー賞を主催している映画芸術科学協会が、今年の授賞式でオスカーを獲得する可能性のある人々に泣かないよう呼びかけたという。
アドバイスを受けたのはノミネートされているすべての人だが、その中にはベテラン女優のメリル・ストリープやサンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー なども含まれている。WENNによると、ノミネートされた人々が招待されるランチで、プロデューサー側から受賞した場合のアドバイスがされたとのこと。
その内容は、受賞した場合、座席を立ち演壇に到着したら感情を抑えるようということだったらしい。授賞式の共同プロデューサーであるビル・メチャニック とアダム・シャンクマンによると、涙まじりの感謝の言葉は授賞式で最も嫌がられる行動だそうだ。また、2つのスピーチを用意し、観客に向かっては簡単な感 謝のスピーチをし、個人的な感謝などはカメラが待ち受けているバックステージで行うようアドバイスした。(シネマトゥデイ)


至極まっとうなアドバイス、と納得した。誰が受賞してもおかしくない一流の人たちばかり、どんなことをスピーチするか大変興味がある。しかし、スピーチ大半に「ありがとう」の関係者名を列挙し、持ち時間が終わっちゃったりすると何か物足りない。受賞者が感謝の名前の朗読をせず、しっかりと映画に対する気持ちを詩のように的確に言葉にしてくれたりすると、実に感激する。

涙のほうはどうかなぁ。たとえば俳優の場合、この人たちは職業だから自分をどう見せるかなんてさじ加減ひとつだろう。俳優以外の人はどうか。感極まって言葉に詰まる、ぐらいはいいんじゃないか、と思ったりするけど。でも、百戦錬磨で業界を生き抜いている人たち、一流の人たちは何事にも動揺せず、晴れの大舞台でスピーチをこなせて当たり前なのかも。人間的な成熟と仕事の技量はスピーチと正比例するのだ、とつくづく思う。

2 件のコメント:

  1. 受賞者の名前の列挙は楽屋裏でしてね!と言いたくなるくらい続く人いますよね。
    感激の涙はにじませてもいいから感動的なスピーチ聞いてみたいですね。

    昔の人の方が落ち着いてスピーチしていたように思います。

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  2. エリリンさん、
    表に出ない人への思いやりから始まったんでしょうが、ちょっと長すぎますよね。今年のスピーチに期待してまっす!!

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