「ポーラー・エクスプレス」(2004年)はもう閉館した品川のIMAXで見た。その時から俳優の演技をデジタル的に採り込む、パフォーマンス・キャプチャー技術による映像は格段に進歩。とくに人物に関しては驚き。すごい。”ポーラー”のときは、人間の肌も表情も、なんといったらいいか・・、早い話がアニメーションにしか見えなかったのだけれど、今回はパフォーマンス・キャプチャーの良さが最大限に生かされている。
ジム・キャリーは1人7役の声をこなし、八面六臂の大活躍、まさに彼の独り舞台。が!ゲーリー・オールドマン様も負けていない。 スクルージにこき使われている小柄で家族
随所に「バック・トゥー・ザ・フューチャー」の明るさや「フォレスト・ガンプ」の純粋さ、または「コンタクト」の神秘さや「永遠に美しく」の愚かさなどのテイストを感じさせながら、名作古典を生き生きとよみがえらせている。いや、20世紀の私は遠い国の名作古典としてしか読んでいなかったけど、これを見て、19世紀のイギリスの守銭奴やその社会の在り方を、自分たちの社会に置き換えてまじまじと考えてしまった。
さて、映画館入場の時、左のスクルージ人形がもれなくついてきた。これ、ストラップがついていて、ワカは大喜びで自分のバックに早速つける。”お金より愛”の映画のはずなのに、スクルージ人形には”金運UP”と説明書き。・・・あるにこしたことないよね。ああ、私の心の中の小さなスクルージが、チャリ~ンとお金を数えている音がきこえる~~。
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