2006年10月18日水曜日

ハウス

秋の夜長、FOXチャンネルの”ハウス”が楽しみ。

ハウスの仕事に(超)真摯なところ、そこはかとなくやさしいところが好きだ。このヒュー・ローリーは”ピーターズ・フレンズ”という映画で見たことがあった。うらぶれているのに、知性が感じられてすてき。リサ・エデルシュタインは、女性の役なのになんとなく男に見えてしまう。”アリー”でのオカマ役があまりにもはまっていたからか。ロバート・ショーン・レナードは大人になりました。うん、うん、いい風に年取ったですね。

”ブラックジャック”の”神技”も気持ちが良いけれど、ハウスは”神の手”を持たないところが面白い。ただカンは大変鋭い。何か違う、なぜかは分からないけれど、違う、ということが、ピーンとくる。そしていろいろ調べる、これもエライ。とはいっても、たいていは彼の部下がハシリ(主に患者の家宅捜索)をするのであるが。そして、やってみよ~!といろいろと薬を試す。これはちょっとコワイ。まさに人体実験。激しい薬の量に見ているだけでオーバードーズ状態。素人ながらに心配になってしまうのだが、大丈夫なのだろう。原因不明の症状に毎週少なくとも3回くらいは間違った治療を施し、そのたびに患者はシミそうになるのだ。結果的には患者は直るのに、毎回行われるこの3回の人体実験のためであろう、毎週部下と患者の家族は彼の診断に疑いの目を向ける。一見さんの患者の家族は分かるが、職場のみなさ~ん!これだけ一緒に働いて、そして、毎週結果を出しているのだから、もうちっと信用してあげて~。アメリカ人の皆様、個人主義なのだ。いや、医療現場に馴れ合いはないのだ。

ところで、カンの話。人生ではこの手のカンがとても大切なのではないかと思うのだ。人間関係、仕事の方向、子供の教育などなど、何か違う、しっくり来ない、というときはきっと違っているのだ。そうしたら一生懸命自分の気持ちが落ち着く方向へ、進む努力をしなくてはいけない。あきらめたり、一つの考えにこだわっては得なことはない。
・・・とはいいつつ、今まで私はその”カン”だけで人生を歩んできたような気がしないでもない。就職、結婚、出産、家の購入。でもどうにか回っているんだから、最良の選択をしてきたのかも、ね。

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