2006年10月13日金曜日

食べ物につられて、人間ドック

年に1度の勤め人のイベント、人間ドック。毎年どこで受けようかと診療所選びに余念がない。私の診察場所選びの基準はというと、A.家から近い、B.新しい、C.食事券が出る。(検査の中身がどうかなんて素人ではわからないし。)Cについては予約のとき食事券は出ますか?とは聞きにくいので、とりあえずA.B.で選ぶ。そして今年は六本木ヒルズクリニックで健康診断に予約。もちろん六本木ヒルズにある。

受付の方、電話の対応を含めてとても感じがよろしい。 当日、まず気がついたのが男性客(?)がいない。男女の日程を分けているのか、別スペースになっているのか、男は受け付けないのか。全体の印象は、まず待ち時間が短くてよろしい。そして機材が新しい。全部IT化されているので、記入用紙を持って歩く必要がなく、IDカード(これ、失くすと525円払うそうです)のバーコードを読み取っておしまい。採血は若い人だったが上手だった。針を2度刺されたり、痛かったりすると、それだけでそこの診療すべてに対しての疑いの芽がにょきにょきと出てくる。その血液検査は即日結果が出て、午後口頭で説明も受けられるそう。今回は時間がないので紙レポートで済ませた。 肺活量ではお兄さんが、「吸って、吸って、吸って、吸って~、はいて、はいて、はいて、はいて、~」と一緒になって苦しがってくれるので、一生懸命できた。診療所内にはいつまでのその人の声がこだましていた。

そして、出ました、昼食券。なんとグランドハイアットの「チャイナルーム」(中華)、「旬房」(日本)、「六緑」(寿司)、「ジュニパー・カフェ・アンド・バー」から選べる。朝ごはん抜きなので、うれしさ倍増。今日はよい日だ。あまり迷わず「旬房」に行った。従業員の接待がタイヘンよろしい、さすがホテル。厨房が覗けるカウンターに座る。目の前では珍しく女の板さんが、秋刀魚と小魚の串焼きをしていた。奥ではこざっぱりした板さんたちが、きびきびと料理している。見ているだけで飽きない。カウンターには趣味のいい焼き物が並べられ、出てくる器は素朴なものが多い。お通しに山芋ときのこを寄せたもの、お味噌汁は八丁赤味噌、てんぷらはえびと野菜と白身魚、ご飯は私の好きなやわらかめ。食事中の茶を切らさず、最後に大変おいしい緑茶と、今年初めての柿が出た。

・・と、完全にお食事につられてしまい、来年もここでしようと心に決めたのだった。

0 件のコメント:

コメントを投稿