SF作家のクライブとイラストレーターのグレアムはイギリス人のオタク。遂に憧れのアメリカに旅行が叶う。目的はオタクの殿堂“コミコン”。コミコンのあとはさらにディープに、キャンピングカーでアメリカ西部のUFOスポットを訪れる旅に。
その道すがら、完全にアメリカナイズされたエイリアンのポールと出会う。長年いろいろとアメリカ政府には協力してきたけれど、挙句の果てになんと人体実験されることになってしまい、実験施設から逃亡してきたと言う。グリアムとクライブは彼を迎えに来ている宇宙船まで連れていく羽目に。で、ポールたちの乗ったキャンピングカーは政府の追っ手から追跡を受けることになる。そんなポール一行に、キリスト教で純粋培養された紅一点ルースも同行することになり、ルースの父親からも追っかけられる。
「未知との遭遇」、「ET」、「エイリアン」、「Xファイル」、「ロズウェル」etc....を、観客が見ていることは織り込み済み。でもパロディでは無くって、映画ネタやシモネタなどなどを織り込んだコメディー。サタデーナイトライブに出ているコメディアンとコメディエンヌも登場。ジェーン・リンチのジョークややシガニー・ウィーバーの登場もウケる。ポールの声はセス・ローガン、声だけでも面白いわ、この人は。孤独な宇宙人が底抜けにネアカなのが愉快。
イギリス人オタクも、キリスト教原理主義のルースも、ポールと同様エイリアンのようなもの。いや、どこまでも続く茶色いアメリカ西部の大地こそ、別の惑星に見えなくもない。
最後までおちゃらけで終わるかと思ったら、大爆発やらなにやらでサタデーナイトライブの面白い人が!あらら・・・。クレジットが終わってから、おまけ映像か何かで包帯だらけで登場するのかしら、と思ったら何もなく終わってしまった。
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