2011年12月27日火曜日

ピザボーイ 史上最凶のご注文 30 Minutes or Less

ゾンビランド」の監督ルーベン・フライシャーと主演ジェシー・アイゼンバーグのコメディ。渋谷は夜9時過ぎのみ、新宿は朝10時40分のみと上映回数が少ない。朝だしスクリーンも渋谷より大きいから、ま、いっか、と新宿歌舞伎町まで行くことにした。コマ劇場は解体中、オデオン座の入った建物も閉鎖、映画館の集まっていたあの一角はミラノ座の入った建物を残すのみでなんとなく寂しい。映画の中心は伊勢丹のあるあたりに移ってしまったようだ。映画を見に行くというような町並みとはちょいと違うものね、歌舞伎町は。とはいえシネマスクエア東急の好きなところもある。椅子だ。都内の映画館の中でも一番好きな椅子かもしれない。でも、椅子だけでは集客は無理らしく、お客さんは私達含めて全部で5人位、ほとんど貸切り状態・・・。

映画は冒頭からシモネタ満載で、中学生を連れて行くなんてなんという不良母であろうか、と正直あせった。でも入れてくれたから大丈夫なのだろう。後でしらべてみたらあれでPG-12?!で、肝心の内容はどうかと聞かれると、ん~、面白いところもあった。爆弾を携帯で爆発させる意外は、おバカが引きおこす騒ぎなので全てがアナログでタンジュン、中にはシモネタではない映画通を狙うギャグもある。設定だって、ニート2人が戦地帰りのマッチョな金持ち父さんを殺して遺産を奪おうと、メキシコ人を雇うあたり「もしかしたら社会風刺かも!」と一瞬思ったりもする。小さなギャグの集まりなので、次のギャクで前のギャグを忘れてしまう。もう一回見たら笑えるのかなぁ?いや2度見るほどでもないなぁ。「ゾンビランド」で期待を膨らませた人は、ちょっとしぼませて行くとそれなりに楽しめるか。

さて、ジェシー・アイゼンバーグは昼間「ソーシャルネットワーク」でマーク・ザッカーバーグを演じ、夜はマークのままこの映画の撮影をしたのであろうか?いや、きっと、彼は何をやるにもジェシー・アイゼンバーグのまんまなのだろう。これはぜんぜん悪い意味ではなくって、たとえばウディ・アレンとかそのままで十分な人もいることだし。彼が役に近づくのではなく役が彼を選ぶという。
ジェシーのお友だち役のインド人は面白かった。
日本語の副題も(タイトルもかな?)なぜか笑える、別の意味で。

2 件のコメント:

  1. 私は明後日から年末年始のお休みに入ります。
    時々はお邪魔できると思いますが....

    Angelaさん
    佳いお年をお迎えくださいね♪

    返信削除
  2. エリリンさん、
    いつもやさしいコメントをありがとうございました。このようなつながりもあるのだと本当にうれしいです。
    良いお年をお迎えください。そして来年も宜しく。

    返信削除