2011年11月14日月曜日

インモータルズ  IMMORTALS

神話の時代のギリシャ、全能神ゼウス(ルーク・エヴァンス)は老人に姿を変えて、地上の人間たちを見守ってきた。そこに冷血な神の存在をも否定するワルもん、ハイペリオン(ミッキー・ローク)が現れ、ギリシャを征服しようと残虐な行為を繰り返す。ゼウスは人間の世界の揉め事には手を出さず、奴隷の若者テセウス(ヘンリー・カヴィル:ハンサムです)に人間の将来を託そうとする。しかしハイペリオンの仁義なき戦いは、やがて封印されていた神の世界の戦いまでもを呼び覚ましてしまう。


R15なのはなんでかと思ったら、なるほど「スクリーム」ギリシャ神話版・・・。ドバッ、グサッ、っとマンガの効果音が聞こえてきそうな場面満載。人物描写もテセウスが主人公だと思うけど、もしかしたらハイペリオンが主人公か?と思えたり、いや、ゼウスが中心人物かもしれない、と活躍ぶりと登場時間の配分がイマイチ。スティーブン・ドーフなどは何をするか期待したまま、最後はどうなったっけか。だって、あまりの人の多さに動体視力が追いつかないんだもん。フリーダ・ピントは重要な役回りそうだけど、それほど予知能力は当たらないし、ヴァージンしか能力が発揮できないのに・・・、あれれ?と思いつつ、最後の最後にやっとその大切な役割が分かった。とにかく全体的にバランバラン。


しかし、映像の面白さ、俳優の美しさ、衣装の優雅さだけで2時間引っ張る、というのはそれはそれでスゴイ映画だ。今、大変なことになっているギリシャに、神様がドッシーン(神様は意外と重い、下の動画参照)と現れてくれたらいいのにね。


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