2011年1月30日日曜日

RED

アクションキライでも、騙されたと思って是非どうぞ
CIAを引退したフランク(ブルース・ウィリス)は、役所の年金課に勤める会ったこともないサラ(メアリー・ルイーズ・パーカー)に電話をかけるのが楽しみな毎日。ある日、フランクの家を武装したグループが襲撃するも、フランクはこともなげに男どもをなぎ倒す。電話の盗聴からフランクがサラに好意を持っていることを敵に見抜かれていることを察知し、彼女の身を守るため強引に連れ去る。NYタイムズの女性ジャーナリストが殺され、それを調べるうち、かつて自分も参加したある工作活動にかかわったCIA職員が次々抹殺されていることが分かる。どうやらCIAが自分たちを抹消しようとしているらしい。そこでフランクは平穏な生活に退屈しているRED「Retired Extremely Dangerous」(引退した超危険人物)を集めチームを組む。


映画館の予告編ではパスしようと思っていたけれど、出演者の顔ぶれにはちょっと後ろ髪が引かれるものがあった。ゴールデングローブ賞で”コメディ部門”にノミネートされていて見てみる気になる。


女王様ががガガガ~っとお上品な顔で撃ちまくる
ものすごい安定感。ブルース・ウィルス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレン、メアリー・ルイーズ・パーカーの平均年齢59歳に加え、脇役にリチャード・ドレイファス、アーネスト・ボーグナイン。その顔と立ち居振る舞いだけで、みなさんお互いの邪魔をせず軽々と役をこなす。おぼつかないアクションを画像でごまかすかと思いきや(それもあったけど)、それなりの納得の動きと経験でオジサマ、オバサマが見事なコンビネーションを見せてくれる。確実、信用、安定。見たら胃もたれおこしそうだと思われたマルコヴィッチが、「バーンアフターリーディング」と同じくらいオモシロく、65歳のヘレン・ミレンが嬉しそうにマシンガンを撃ちまくるのを見て「カ・イ・カ・ン」(古かったか)。役者自身楽しんでいるのが、こちらにもしっかり伝わってくる。


今年は映画界にシュワちゃんも戻ってくるから、ますますアクション界が安定しそうだ。

8 件のコメント:

  1. Toshi2011年1月31日 22:30

    Angelaさん、こんばんは。やっぱり、『RED』行きましたね! ブルース・ウィルス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・メリル……今まで共演したことがないんじゃないかしら? このメンバーを集めただけで◎の作品です。私も、公開初日に行こうと思ったのですが、ドニー・イェンの『イップ・マン』が先になってしまいました。『イップ・マン』も最高でした!

    おこちゃま映画全盛のご時世だけに、先のスタローンの『エクスペンブルズ』にも感じたのですが、この手の「老人映画」が今後流行ってくれると非常に嬉しいです。ジョージ・クルーニーあたりが、50歳以上の人々を集めて『新・オーシャンズ11』を作ってくれないかな?

    イーストウッドも俳優引退を撤回して、もう一度『スペース・カウボーイ』みたいな作品を作ってほし~い!

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  2. トシさん、おはようございます。
    ここのところゆるい映画続きで、脳みそもゆるくなっていま~す。CG満載のアクション映画もさすがに方向転換の時期に来ているようですね。この見事なラインアップを、こんな形で楽しめるとは思いもよりませんでした。

    淀川さんはどんな映画も悪く言わなかったけど、あれは数をこなしていたからできたのだ、とだんだんわかってきました。たくさん見れば映画の小さな意図に気付くことができたり、俳優の成長や成熟を実感出来たり。・・・なんだか年寄りっぽいコメントになってしまいましたが。

    それにしてもブルース・ウィルスはいいです。噛めば噛むほど味が出る。マッチョなイメージが先行しているけれど、「ノーバディーズ・フール」のBWはもちろん、「パルプ・フィクション」や「シックス・センス」に出たそのセンスも好きです。

    「イップ・マン」よかったですか!レビューを楽しみにしてます。

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  3. 「RED」すごいキャストの面々ですね♪
    ジョン・マルコヴィッチを観てみたいです♪
    「キリング・フィールド」の報道カメラマン役を観た時以来のファンなのです。
    その後ヨーロッパの宮廷ものに出たときはいただけなかったけど....

    ああ〜〜私も映画館に行きたいです!
    「ソーシャル・ネットワーク」観に行こうと言いながらまだです......

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  4. エリリンさん、
    ヨーロッパの宮廷モノはもしかして「危険な関係」ですか?ミシェル・ファイファーとグレン・クローズ共演の。私もエリリンさんと同意見です。ちょっと古いのですが、「シェルタリング・スカイ」のマルコビッチはジェレミー・アイアンズぽくって(ほめ言葉です)印象に残ってます。全体的には「ジョン・マルコビッチの穴」な俳優さんですね(?)。

    REDは、どの俳優もイケイケなのに誰も浮いていません。しかも隙がなく、最後まで安心して見ていられます。不謹慎ですが、人が爆弾に当たってもなぜかおかしくて笑ってしまうほどです。是非、映画館の大画面で。

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  5. Angelaさん、さすがです。
    私タイトルをド忘れ思い出せなくて...
    すっきりしました♪

    「シェルタリング・スカイ」良かったですね~~♪
    あの映画はもう一度観てみたいです。
    「ジョン・マルコヴィッチの穴」も。
    普段はぼそぼそっとしゃべるらしいですね。
    聞いてみたい。

    それより「RED」は面白そうですね!!

    ブルース・ウィリスはデビュー当時の(かな?)
    「こちらブルームーン探偵社」というTVドラマも良かったです。

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  6. 「こちらブルームーン探偵社」!見てました~。シビル・シェパードが出てましたね。懐かしいタイトルが沢山出てきますね~。嬉しい!

    ジョン・マルコビッチが好きならぜひお勧めです。爆発しながら脇役に徹しているところに職人気質を感じます。

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  7. この夏休みに「RED」DVDですが観ました。
    面白いかったです!リチャード・ドレイファスも出ていたんですか?わからなかったです。
    どの役だったんだろう?
    アーネスト・ボーグナインはご健在だったんですね!出てきたとき拍手しそうになりました。
    しっかりと演技のできる役者が揃うとアクションものもこんなに違うんですね。
    マルコヴィッチ登場シーンからして笑わせてくれました♪
    あ〜〜ほんとに皆さん素晴らしかったです。

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  8. アクション映画のくくりでは物足りないですよね。風刺もユーモアも効いていて。ここまで俳優をそろえたプロデューサーもエライ!

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