ある日、エジプトのギザのピラミッドがまるごと盗まれるという大事件が起きる。世界一のdespicableな大泥棒を自負するグルーは穏やかではない。もっとデカイ仕事を、と月泥棒を計画する。
そこでグルーは月に行くためのロケットの製作費の融資を「悪の銀行」(Bank of Evil)に頼みに行くが、月を小さくするための縮小ビームがなければ、資金を貸せないと断られてしまう。その銀行頭取の息子がピラミッドを盗んだ真犯人、ヴェクター(Vector、ベクトル)。
そこでグルーはとあるアジアの国に -これがどう見ても日本の北海道なんだけど- 縮小ビームを盗みに行く。 やっと手に入れたと思いきやヴェクターに盗まれてしまう。どうにか取り戻そうとヴェクターの家に侵入を試みるけれど、最新兵器で護衛された”要塞”を前に地団太を踏むばかり。しかし、クッキーを売るためにヴェクターの家に出入りする女の子に気付く。女の子たちは孤児院に住む三姉妹、グルーは女の子たちを養子にして縮小ビーム奪回に成功。人間やら子どものようなものはキライで、めんどくさいグルー。しかし子どもたちはすっかりグルーに懐いてしまう。
グルーのミニオンという手下がかわいい。脂肪酸と変異したDNAバナナで作った黄色い物体。ある時は実験モルモットだったり、あるときは従業員だったりする。複雑な思考を伴わないだけに、ギャグもミニマムで面白い。人間には冷たいグルーであるけども、ミニオンはちゃんとかわいがっている。
グルーが子どもを連れて遊園地でジェットコースターに乗る場面は迫力満点。宇宙にドッカーンと上がるロケットのシーンもすごい。以前は乗り物酔いのようになりそうな3Dもあったけど、奥行きを持たせて広がりのある技法になってから不快感がなくなった。
しかし、眼鏡の上に3D眼鏡なので、画面よりも顔面が3D・・・。
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