2009年2月16日月曜日

早坂紗知

Sax奏者の早坂さん。
華奢な体からは想像もできないような力強い音が歌うように鳴り出すと、その場の空気はすっかり早坂さんのもの。まことに演奏に対して真摯であり、そして、心から楽しんでいるのがよくわかる。だから何度聞きに行っても、そのすべてが最高の演奏。

「この曲を聴くと、京都にいきたくなると言う人がいるんですよね」との紹介から始まった”サウンド・オブ・ミュージック”はまさに絶品。メロディーとリズムとジャズの真髄が満載。ブラジル音楽もいい。明るいのにメランコリックで、リズミカルなのに弾けきらない、Saxの音色がぴったし。

今回一緒に演奏していたピアノ:新澤健一郎さん、パーカッション:コスマス・カピッツアさん、ベース:永田利樹さん、その個々の個性は強烈であるのに、控え目でマイルドなJazzの精神がハーモニーを最強にする。つくづく音楽とは人間性なのだ、と感じさせられる。

0 件のコメント:

コメントを投稿