2009年2月6日金曜日

乳歯

歯磨きをしている私のところに起きたばかりのワカが「タイへ~ン!」と言いながらやってくる。ワカの口角には乾いた血が、ギョッとする。

ワカ「あ~、大変だ、歯、食べちゃった、記念にとっておきたかったのにぃ。」
私(寝てる間に飲み込むかなぁ?)「大丈夫、OんOに出てくるから。吸血鬼みたいだから、お口ちゃんと拭いてね」
ワカ「ものすごい胃液で溶けちゃうかもしれないよ。あ~、シーツにも血が付いてる~!」
私「洗濯場に出しといてね」
シーツを布団から取るワカ
ワカ「あ~!」(今度はなんだ?)「血がお布団まで染みてる~!」
私「大丈夫よ、あとでしみ抜きしとくから。」
ワカ「あ~!」(今度は床まで染みてるって?)「あった、あった、落ちてた、僕の歯!」
・・・子供は朝からテンション高い。

乳歯が抜け始めたころ最初の2,3本は、保育園の先生がピッ、と抜いて、袋に入れて連絡ノートと一緒に渡してくれた。そんなコワイことよくできると関心していた。小学校に上がると学校の先生はそんなことはもちろんしてくれない。しかし生え換わりは小学校からが本番。ぐらぐらの歯が出てくると気になって、「痛い」とか「気持ち悪い」とかうるさくて食事にならない。しょうがないから私が抜くことにした。結構、面白い。ころ合いを見計らって、バシっと迷わずひと思いに引っ張ることが肝心だ。

今回はその楽しみを逃しちゃったが、あと5本。乳歯が生えてきた赤ちゃんのころを思い出して、なんとなくサミシイ私だった。

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