2010年12月10日金曜日

クリス・ボッティ Chris Botti

ナルちゃん?いえ素晴らしいアーティスト
一流の演奏家というだけでなく男前でもあるジャズ・トランぺッターのクリス・ボッティのコンサートに行って来た。今回は東京国際フォーラムで今年2回目の来日。

夏ごろNHKでも放送されたが、2008年のコンサート ”Chris Botti in Boston”は、「ああ、こんなゲストてんこ盛りのコンサート、一生に一度でいいから見てみたいなぁ・・」と思わずにはいられない。あのようなゲストを招いてのコンサートは日本ではムリ、とはいえ、バンドメンバーはボストンコンサートほとんどそのままで、2時間至福のひとときを堪能。これがブルーノートだったら満点。

クリス・ボッティは会場の空気をトランペット色に染め雄弁に詠う。楽器の演奏というよりも楽器の語りという感じ。ピアノ、ドラム、ギター、ベースは超一流、ああ、シアワセ。座って見ているのが辛かった。特にドラムのビリー・キルソンが好き。とても腕が2本だけとは思えない。さしずめ千手観音が全部の手にばちをもち、優雅に躍動しているって感じ。全身が音楽そのもので、彼が止まると空気も止まり、彼が動くと空気も響く。もうちょっとそばで見たかった。ゲストはローリングストーンズのツアーに15年間同行したリサ・フィッシャー。彼女を歌手と言うならば、簡単に歌手を名乗ってはいけないのだと改めて思う。 バート・バカラックは圧巻だった。

YouTubeでも見られるけれど”Chris Botti in Boston”のDVDは是非お勧め。

0 件のコメント:

コメントを投稿