2010年1月13日水曜日

(500)日のサマー

マーク・ウェブ監督。

初めてタイトルを聞いたときは、常夏の島でのラブストーリーかと思ったけど、”サマー”は主人公が恋に落ちる女子の名前。主人公トム(ジョセフ・ゴードン=レヴット)は勤め先でサマー(ズーイ・デシャネル)に一目ぼれして、運命の人だと思い込む。サマーは真実の愛とかなんとかは信じないとはっきり宣言するけれど、はたから見ても2人は完全に恋人同士のような関係。男子から見たら冷たい女子に見えるかもしれないけれど、サマーにしてみれば1人盛り上がるトムがフシギだったのかもしれない。もしかしたらホントに足のにおいで、冷めちゃったのかもしれないし。

この2人の500日の時間をシャッフルさせて映画は進む。時系列で物語が運ばないので、トムのバイオリズムが乱高下して実に面白い。特にこの恋の最大の盛り上がりで、トムが浮かれて踊りだすシーンはマッコト素晴らしい。さすがウェブ監督、ミュージックビデオを撮っていただけある。

こういう映画はあれこれゴタクを並べても、ばっちりと中心に当てはまる言葉が来ない。トムのような経験は男子だけではなくって、もちろん女子もいっぱいしている普遍的なテーマだから、老若男女を問わずウケているのだろう。”夏”が終わっても”秋”が来る。大好きだなぁ、こういう映画。

0 件のコメント:

コメントを投稿