1月の終わり、発熱、関節の痛み、食欲不振で沈没。やっと起き上がれるようになってからクリニックに行くと、「インフルエンザかも」と言われる。発熱後48時間とっくに過ぎているので、検査せず咳止めの薬だけ処方してもらう。新型の時と同じでそれからが大変、咳が全然止まらない。涙目になりながらクリニックに行くと「喘息になったことありますか?」。「小児喘息はありますけれど、そんなの関係ないですよね。」「いや、あるんですよ。咳が止まりにくい」。ということで、2月前半は咳に悩まされクラ~イ冬を送ってしまう。
そんなこんなで、2月後半追い込みでガガガっと観た映画。
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アルバート氏の人生 |
アルバート氏の人生
階層社会の中で弱い立場の人々、その中でもっと弱い立場が女性。女優としてアルバートを演じることは役者冥利につきるであろう。グレン・クローズの技量に目が行ってしまい、物語に普遍性を感じることができなかったのは、私の想像力が欠けていたからか・・・?
テッド
珍しくTVCMまで流し、かなり前から宣伝していた。日本サイドの配給会社は試写をせずに、”しゃべる熊さん”はかわいいもの好きの日本人にウケると思っていたのじゃないだろうか。日本語に訳せないスラングの連発はまだしも、ドラッグになるとちょっと~!いくつかは笑えたけれど、日本人には厳しいネタ、ジョークのオンパレード。
マリーゴールドホテル出会いましょう
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マリーゴールドホテル出会いましょう |
期待していなかったのに、とっても面白くてかなり得した気分。イギリス人俳優は本当に素晴らしい。年配といいますか貫禄があるといいますか、あのジュディ・ディンチが見せる繊細な美しい表情、女の私でも彼女に恋する男性の気持ちがわかるくらい。近い将来、日本のリタイア組も母国を離れ、このようになるのだろう、いや、もうなっているのかな。異文化間というより世代間の違いを見つめ直さないといけないと思った次第。
ムーライズ・キングダム
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ムーンライズキングダム |
動く絵画のような大変美しい映画。デッドアングルがひとつも無く、どのコマをとっても絵になる。全てが計算され尽くしていて、それでいて重たくない。パーセルの曲をモチーフにした「青少年のための管弦楽入門」、まさにこの曲のように人間関係がかぶさっていく。最後にはオリジナルの曲、これもとてもいい。アクションスターのイメージが強いけれど、ぼやっとした人物をさせると右に出る人はいないブルース・ウィルス。エドワードノートンは地でいっているのか?
もう一回観たい。
ライフオブパイ
トラと漂流というとどんな話になるのだろうとおもっていたら、なんとすばらしい・・・。アン・リー監督は私のもっとも好きな監督の一人だ。映像がこの上なく美しいのはもちろんのこと、ここまで映し出すことができる監督のイマジネーション、洞察力、思慮深さ、謙虚さに脱帽だ。自然と生命が織り成す雄大な歴史を感じる。イソップ物語であったり、民話であったり、さまざまなメタファーをもって人間は哲学を語ってきた。現実を見据え、俯瞰的な視点をもつことのすばらしさ。
ゼロ・ダーク・サーティ
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ゼロ・ダーク・サーティ |
こういうのを骨太というのだろう。キャスリン・ビグロー監督の境界線を心得た映像は、くどすぎず説得感がある。拷問や自爆テロより恐ろしいのは、クライマックスでのビン・ラーディンの捜索シーン。暗い室内を特殊部隊の隊員の目で動き回るカメラ、まるでゲームの世界だ。最後に主人公が流した涙の意味、これをいかに観客が読み取るか。なんのために多くの人たちの血が流れるのか、虚しいばかりである。かなりオススメの一作。
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世界に一つのプレイブック |
世界に一つのプレイブック
一つずつずれたボタンをかけ直すのは、難しくないけれど少々面倒。心や人間関係を立て直す日常生活、最初は全てがチグハグなのに、パタパタと丸く収まっていく様子は見ていて楽しい。アカデミー賞作品賞にノミネートされるほどかな?とは思いつつも、ほろ苦いユーモアに苦笑い。選曲がいい。「ハンガーゲーム」の彼女はまだ若いのに堂々としたもの。
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バチェロレッテ |
バチェロレッテ
ドタバタ・・・
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