2013年4月5日金曜日

東横線渋谷駅 その後

東横線が副都心線に乗り入れて初めての月曜日、さぞかし渋谷駅はコンランしているのではないかと、少々早めに家を出た。適当な車両に乗り、渋谷駅で降りる。人の波がぎこちない、というかとまどう羊の群れのようだ。一番近くの階段であれよあれよと言う間に駅員さんに誘導され、エスカレーターに乗らされる。エスカレーターを上がると、おそらくメトロの駅員さんだと思うが、人間の鎖を作って立っている。駅員さんいつにもましてテンション高い。何かが乗り移ったようで、ちょっとコワかった。一斉に張り合うように声を上げて叫ぶので、何を言っているのかわからないし、そこに放送の声もかぶさり、さながら青物市場(行ったことないけど)のようだ。羊さんたちは追い立てられるように階段をのぼらされ半蔵門のホームに。あさっての方向に行ってしまうこともなかったけれど、大回りさせられたような気分。しかし、おやおや?降車駅にはいつもより早く到着している。思いっきり文句を言うつもりだったのに拍子抜け。

さて、帰宅。渋谷駅東横線ホームは4車線から2車線になり、今度こそはさぞや混雑しているだろうと思いきや、それほどでもない。始発駅ではなくなったので座って帰ることもできなくなるな、と思ったらなんと各駅電車はガラガラで到着、みんなどこに行っちゃったのだろう。電車の運行そのものには関係ないが、帰宅しても何となくしっくりこない日がしばらく続いた。「一体どこから電車に乗ってきたんだっけ?」というモヤモヤした感覚だ。地上の渋谷駅でのいつもの乗り換えではないので、何か空間がずれたような・・・。たいした出来事ではないのに、習慣化された行動が意識に与える影響っておもしろい。

そして約半月が経ち相互乗り入れは、プラマイゼロといったところか。まずプラス、乗り換え時間が短縮されたこと。それから、渋谷駅で出口が増え、通勤客が各車両に分散、かつ、特急が10両編成になり輸送量が増え、混雑がすこ~し(ホンのすこしよ!)緩和されたこと。ただしこれは東横線から半蔵門線に乗り換えの場合のみ、JR、銀座線、井の頭線、バスに乗り換えの方たちは絶対違うと思う。
マイナスは駅の狭さ。せっかく深~く掘ったのに、どうしてもう少し広くしなかったのか。ホームも狭いし乗り換えの階段も狭い。地震や火事が起きたら、なんて、想像するのもコワイくらいだ。まあ、銀座線の渋谷駅も狭いことは狭いけれどね。

帰宅途中に「渋谷で買い物」って気分は皆無。お財布にはプラスだけど、いざと言う時にとても便利だった「東横のれん街」はもう便利ではなくなっちゃった。しかもマークシティへ引っ越してますます遠のいてしまった。地下5階は思いのほか地上から遠い。

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